著者の過去作で何度も触れられている
「テクノロジーに任せてQOL向上」的な
ネタの最新版。
それが
タイトル通り家電を軸に語られている。
ボクは過去作を読んで
その概念および一部テクノロジー
(ホットクック電動歯ブラシetc.)を
既にインストール済みなので
新たな知見は少なかったんだけど、
いいリマインド、
およびカンフル剤になった。
過去作の感想↓
- 勝間式 食事ハック (感想はこちら)
- 勝間式 超ロジカル料理 (感想はこちら)
- 勝間式 超ロジカル家事 (感想はこちら)
- 勝間式 ネオ・ライフハック100 (感想はこちら)
- 勝間式 ロジカル不老長寿 (感想はこちら)
機能に振り切ったタイトルだぁ
概要のような何か
前述の通り本書は
テクノロジーを駆使したQOL向上
がテーマであり、
執筆当時における著者の
具体例がいろいろ述べられている。
目次の大項目を抜粋すると
こんな感じ↓。
- PROLOGUE:勝間家電をはじめる前に
- 第1章:ベースを整える
- 第2章:「ムダな仕事」をしてはいけない
- 第3章:キッチン仕事を軽くする
- 第4章:生産性の高い家を作る
- 第5章:健康をキープする
- EPILOGUE:おわりに
プロローグで前提となる
- 家電のコスパの考え方
- モノを減らすメリット
- 電気代
について述べた後、
1~5章で具体的な
テクノロジーが説明されている。
1章の「ベースを整える」が
イメージしにくいけど、
これは2~5章に
分類できないものをまとめた感じ。
衣類、移動系等
そして最後に
「強い武器防具や魔法が
比較的安価で手に入るのに、
わざわざ初期装備&魔法禁止で
(=人生をハードモードで)
プレイする必要なんかなくね?」
と締められている。
前提がしっかり共有されているので、
賛同しかねる内容についても
「まぁその前提ならそうか~」
という感じで納得はできる。
やっぱり
前提の共有は大事だと思う。
前提の違いを把握し、「自分の」QOLを上げる
前述の通り、
本書における前提部分で
- 家電のコスパの考え方
- モノを減らすメリット
- 電気代
について述べられているんだけど、
それ以前の前提があると思っている。
それは著者は
- 安定収入があり
- 忙しく時間が不足している
ということ。
一方でボクは
- 安定収入がなく
- 時間を持て余している
ため、
ボクが自分のQOLを上げるには、
本書の内容から
そこを差っ引いて考える必要がある。
採用するとQOLが下がるものもある
例えば本書には
月2万の服レンタルのサブスクが
紹介されているんだけど、
ボクは
- 人と会わないので数着を着回せば充分
- そもそも服に毎月2万円払うと家計が死ぬ
って感じなので、
仮に採用しようものなら
確実にQOLが下がる。
この辺の
著者とボクの前提の違いについては
以前書いたとおり↓。
著者曰く、ボクの現状は「悲惨」とのこと(笑)
前提を揃えると、採用できそうなものは少なめ (8/47)
目次ベースで数えると、
本書で紹介されている
テクノロジーは47項目。
前提を揃えると、
ボクが今採用して
QOLが上がりそうなのは
以下の8項目ほど。
- イス
- 寝具
- 電熱服&空調服
- 温湿度&CO2計
- デスク
- ヘルシオ
- ロボット掃除機
- VR
前提が違うと
ここまで採用率が下がるということ。
言い換えると
ボクは本書のターゲットから
外れているだけとも言える。
- 安定収入があり
- 忙しく時間が不足している
という前提が揃っている人であれば、
本書のお役立ち度は高くなるはず。
核心は「お金とQOL向上を交換する」ということ
一部繰り返しになるんだけど、
ボクの思う本書の核心について。
本書の最序盤に出てくる
象徴的なフレーズに、
電気代を怖がらない
というのがある。
著者曰く、
最低賃金(時給)が1000円を大きく超えてきている現代において、1時間30円とか40円で働いてくれる家電というのは、家事を外注するより「とてつもなくコストパフォーマンスがいい」のです。
pp.11-12
(中略)
「電気は高い」と思い込むと、勘違いをしてしまうのです。
とのこと。
要するに
電気代と自由時間を交換すれば
QOLが向上するよ!
と言っている。
暇な無職が金で「時間」を買う理由、ある?
これ、
著者の言い分は
もちろん理解できるんだけど、
時間を持て余した
収入の(ほぼ)ないボクは
お金で時間を買ったとしても
その時間を活かすことができない。
というか、
既に十分に確保できている時間を
これ以上増やすことに意味はない。
ましてや
お金と交換してなんて
もってのほか。
実際、
ボクは過去に
乾燥機の電気代を調べて(40円/回)、
その結果
乾燥機を使わないことにした
という経緯がある↓。
要するに
暇な無職のボクにとっては
「お金で得た自由時間≠QOL向上」
ってこと。
暇な無職が金と交換すべきは「快適(=苦痛や面倒の排除)」
では、
時間が余っているボクにとって
何がQOL向上につながるか?
それは
「苦痛や面倒を取り除く」こと。
結果として
時間も浮くことはあっても、
目的はあくまでも苦痛や面倒の除去。
例:ホットクックで料理の手間を除去したついでに時間が浮く
つまり、
著者とボクの前提の違いにより、
本書における
「金で時間を買ってQOL向上」
という要素が、
ボクには当てはまりにくいということ。
その結果が上述の8/47
お金と快適さのトレードオフ?
そうやって
考えていくと結局、
- 苦痛はないほうが良い
- お金はあるほうが良い
という2本柱があって、
これを両立させるために
みんなアレコレしているということかと。
時間がない≒苦痛と見なせる
これはさすがに
一般化しても(=クソデカ主語でも)
いいんじゃないかな?
で、ボクの眼には、
今の日本ではこの2つは
トレードオフのように見える。
お金で苦痛を取り除けるけど、
お金を得るには苦痛が必要、みたいな。
実際は
「苦痛ではない仕事」が存在するから
後者は避けることができるので
トレードオフではないんだけど、
そういう人は(過去のボク含め)
多くはなさそう。
これについては
過去に読んだいくつもの本に
似たようなことが書いてあった↓。
日本人(サラリーマン?)の悩みには
共通する部分が結構あって、
そこをターゲットに
本を出していると思われるから、
似たようなことが書かれている本が
多いのにも納得。
まぁボクが似たような本ばかり選んで読んでるだけかもだけど
話が本書の内容から
かなり逸れてしまった。
何が言いたかったかというと、
本書には
「お金で得た自由時間≒QOL向上」
としている部分があるけど
そこは人それぞれで、
ボクの場合は
時間を持て余しているので
「お金で苦痛を取り除く≒QOL向上」
なのかな、ってこと。
更に言えば、
「時間がない≒苦痛」と言えるので、
「お金で苦痛を取り除く≒QOL向上」の方が
より汎用的表現なんじゃないかな、と。
気になったフレーズ4選
以下、
気になったフレーズと
それについて思ったことを書いていく。
無洗米は高くない
一般的な白米(以下、精米)は
研いで(=削って)食べるので、
実際の可食部重量は
表記のそれより数パーセント少ない。
一方で無洗米は
全てが可食部なので、
表記の重量がそのまま可食部になる。
つまり
無洗米の方が少し高かろうが、
可食部の重量で考えると
精米も無洗米も値段はかわらない
という主張。
ほんとぉ? → 確認すべくAmazonの奥地へ向かった
これを読んだとき、
理屈はわかるけど、
無洗米化の加工コストを考えると
「値段は変わらない」は
さすがに言い過ぎでは?
と思った。
ので、
Amazonで確認してみたところ、
同シリーズ?の
精米と無洗米を比べたら
精米の方が100円安いだけだった↓。
精米4,520円、無洗米4,620円@2026/2/23現在
両者の価格差は2%ちょい。
つまり、
精米を研いで失われる重量が
2%程度であれば
精米も無洗米も値段は変わらない
ということになる。
2026.2時点では、「値段は変わらない」は誇張
ってことで
AIに聞いたところ、
研いで失われる重量は
0.5~1.5%程度とのことで、
2%より少ない↓。
つまり無洗米の方が割高

コメの値段は変動するから
なんとも言えないものの、
少なくとも
これを書いた時点においては
「可食部の重量で考えると
精米も無洗米も値段は変わらない」
というのはやや誇張であると言える。
精米を過剰に研ぐ人にとっては変わらないと言ってもいいかも
「可食部重量に着目する」という視点を得たけど、そもそも玄米派だった
とは言え、
可食部重量に着目すれば
実際の価格差よりは小さい
という方向性に間違いはない。
今後
コメの値段が
5kg2,500円程度まで戻ってくるなら、
無洗米の購入を視野に入れようかな。
、、、って思ったけど、
そういえばボクは玄米派だった(笑)
もう2年くらい米を買ってないので忘れてた
っていうか
著者も「食事ハック」(感想はこちら)では
PBWF(plant based whole food)を
推奨していたから
玄米食派だったはずだけど、
本書では無洗米を紹介している。
どういう経緯で
「玄米→無洗米」に変わったのか、
ちょっと気になるな。
本書では触れられていなかった
「睡眠スコア」と「塩分濃度」
これはフレーズではないんだけど、
数字で語ってくれて良き、って話。
寝具レビューの優劣
最近
寝具の比較レビュー動画を見たんだけど、
カタログスペックを紹介しながら
その場で横になった使用感(!?)を
ごちゃごちゃ言ってるだけで、
何の参考にもならなかった。
せめて各寝具を1週間以上使い続けた感想を教えてよ
一方、
本書で著者は
「マニフレックスの
マットと枕に変えてから
睡眠スコアが80を切る日が減った」
と数字で語ってくれるから、
この寝具は(少なくとも著者にとっては)
一定の効果があるんだな、と思える。
「適量」「少々」「おこのみで」は見習ってほしい(笑)
料理のレシピ紹介における
塩分も同様で、
以下のようなことが書かれている↓。
味付けは基本的に
全体の重量に対して0.6%の塩分量。
醤油や味噌は、
それらの塩分含有量から逆算して
醤油なら概ね3.5~4%、
味噌なら5%で大体味が決まる。
数字の頼もしさよ。
×対象の特徴を正確に伝える 〇動画を見させる or 買う気にさせる
結局
寝心地とか味といった
動画や文字では伝えようのないものは、
いかに寝心地や味そのものを伝えるか
ではなく、
いかにその商品を買わせたくなるか
(その料理を作らせたくなるか)
にフォーカスするしかないんだろうな。
というか
そもそも動画の目的が
再生数及びアフィリエイトによる
お金だろうから、
動画を見続けさせることが目的で
寝心地や味そのものを伝えることには
あまり意味がないのか…
当然例外はあるだろうけど
だからこそ
使用感を受け手のイメージに
委ねるしかない商品には
上手く錯覚させる(オブラート表現)余地が
いくらでもあるため
流行らせやすいってことなんだろう。
あーこわいこわい
外出しないと刺激がなくなり、手足も頭も衰える
本書では
「喫茶店等で仕事をすると
捗るのは刺激があるから」
的な文脈で使われている。
そこからは
少しずれるんだけど、
無職無所属の潜在的問題として
「刺激が少なくなりがち」
というのは一般化してもよいと思う。
喫茶店のような
間接的外部刺激以前の問題で、
人と接してなんらかの
強制力というか使命感みたいなものを
定期的に起動させないと、
広義のコミュ力が
衰えていく一方だと思う。
さすがに
「今後一生人と接しない」
なんてことは無いだろうから、
ある程度のコミュ力は
維持したほうが良いと思うので、
定期的に人と会うようにしようと
思った次第。
目標は月に1回!
温度を持ち歩く
なんか詩的?な表現。
要するに空調服と電熱服のこと。
ボクは冬の室内限定で
電熱インソールを使っているんだけど、
これを時期的&場所的に
拡張するのもいいかもしれない。
現時点で冬の寒さには
困ってないから、
採用するとしたら夏の空調服。
風で膨らむことによる
周囲の目は気にならないから、
あとは空調服の値段次第かな。
、、、と
冬の今は考えるんだけど、
実際夏の外出でキツいのって
気温の高さというより
日差しの痛さ&暑さだった気がする。
どうだっけ?
また夏になったら考えよう。
ホットクックヘビーユーザーとして気になった点
本に対する
突っ込み(批判?)要素は
できるだけ書かないように
心がけてたんだけど、
どうしても
言わずにはいられないことをひとつ。
ホットクックの内鍋、食洗器で洗ってるの?
ボクは毎日の食事に
ホットクックを使っているんだけど、
それは著者に影響された結果で、
もちろん本書にも紹介されている。
「毎日使うくらい私はヘビーローテーションしています」とのこと
また、
一般的にQOLを上げる家電の代名詞と
言っても過言ではない食洗器も、
当然紹介されている。
「万難を排して導入した方がいいでしょう」とのこと
なんだけど、
ホットクックの内鍋が食洗器NG
であるにもかかわらず、
それについての言及がないのが
ホットクックヘビーユーザーとして
とても気になった。
自然乾燥ならなんでも食洗器OK (著者の感想)
本書では、
ホットクックの節には
洗浄について触れられておらず、
食洗器の節にはこう書かれている↓。
調理器具の中には「なるべく食洗器を使わないで」と書かれているものも多いですが、器具や食器を傷めるのはどちらかというと高温による乾燥です。
食洗器で使う水はせいぜい60度程度なので、食器や調理器具が傷むことはほぼなく、傷みが気になる場合は、乾燥機能を使わなければいいわけで、私の感覚ではお湯で洗った後は自然乾燥しておけば、どんな食器、どんな調理器具でもたいがいは洗えると思っています。
pp.153-154
これに対して突っ込むと、
ホットクックの内鍋は
「なるべく食洗器を使わないで」ではなく、
明確に「食洗器NG」と書かれている↓。

「NG=なるべくしないで」という解釈は
さすがに通らないんじゃないかなぁ。
たぶん食洗器で洗ってるんだろうなぁ
ってことは
内鍋は別途手洗いしてるのか?
と考えると、
それは違うと思う。
もしそうなら、
いくら食洗器を推す内容であっても
「ホットクックの内鍋(等)、
食洗器NGな食器は
別途手洗いしています」
の一文くらい挿れるんじゃないかな?
それがないということは、
著者はホットクックの内鍋も
食洗器で洗っていて、
だけど
それをはっきりと書いてしまうと
メーカーへのクレームの原因に
なりかねないから、
それに配慮した結果が
私の感覚ではお湯で洗った後は自然乾燥しておけば、どんな食器、どんな調理器具でもたいがいは洗えると思っています。
という記述なんだと思う。
そう考えると、
実際の商品を紹介するって言うのは
企業と読者の両方に対して
誠実に対応しなきゃいけないから
大変だと思いました(小並感)。
今回は若干読者に対しておざなりな印象が否めないけど
ボクは食洗器不採用
ちなみに
これだけ文句を書いておきながら、
ボクは食洗器を採用していない。
そして
今後も採用する気はないんだけど、
その理由は以前書いた通り↓。
まとめ
- 「勝間家電」を読んだ
- 著者には収入があり時間がない
- ボクには収入がなく時間がある
- このギャップの把握は最重要
- ギャップを考慮した上で「自分」のQOLを上げよう
- 「浮いた時間で何するの?」問題は意識しておきたい
- ↑への回答が思いつかないなら、お金をかけてまで時間を浮かす必要はない
- 例外は「苦痛を取り除いたオマケとして時間が浮いた」場合
- 暇な無職のボクにとっては「時間の確保≠QOL向上=苦痛の除去」
- 著者がホットクックの内鍋を食洗器で洗ってるのかどうかだけ、気になった
ちなみにボクが納豆を自作?するのも著者の影響。
コスパはあまり期待できないけど、
苦痛(ゴミ処理)は除去できているのでQOL向上と言ってよい↓。
以上、
それでは~











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