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【本の感想】サラリーマンを辞めてプア充を目指す【人生は攻略できる】

〇本の感想
〇本の感想

人生の攻略法が書かれた本。

本書における
「攻略する」っていうのは
「幸せになる」ということで、

この本を読めば
人生における大事な選択を間違えて
不幸になっちゃう確率を減らすための
ヒントが書かれていますよ、
っていう感じの内容。

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「人生は攻略できる」の感想

本の内容を
自分の人生と照らし合わせてみると、
たしかに書いてあることを参考にして
人生における重要な選択をしていれば
今より幸せな人生になれた気が
しなくもない。

ただ、あくまでも
「振り返るとそう思う」のであって、

  • 今まさに重要な選択に直面している
  • あるいはこれから直面しそうだ

という状況(高校生のときとか)で
この本を読んだとして、
それを自分の選択に活かせたか?
と考えると正直微妙。

まあそれは本の内容がどうというより
ボクが天邪鬼なだけなんだけど。

今では割とよく聞く話
(というかボクがその手の本を
よく読むようになっただけかも)だけど、
出版当時の2019年では新鮮だったのかな?

個人的要約:3点押さえておけば幸せに近づけるよ

この本をボクなりに
簡単にまとめると以下の通り。

人生を攻略する=幸せになる
には幸せの3つの土台、
すなわち

  • 仕事
  • お金
  • 人とのつながり

をそれぞれ充実させればよいですよ。

そのためには、

  • 好き/得意なことを仕事にして
  • 経済合理的に行動して
  • 親友少数と浅く広い知人多数を作る

といいですよ。

刺さった箇所9選

ここで言う「刺さった」というのは

  • 今後に活かせそう
  • 興味深い
  • 共感した
  • 面白かった

といったレベルが強かった、
という意味。

便利な言葉だけど、
「刺さる」ばかりに頼って
語彙力が落ちないようにしたい所存。

この本に関しては
「日本の会社がよろしくない論」
についての共感が多かったかな。

幸せとは、幸せ-時間軸で「現在値が正かつ微分が正」の状態

お金で言うと、
「過去1億円持っていたとしても
今1万円しか持ってなければ不幸」だし、
「今1億円持っていたとしても、
それがもともと10億円持っていて
9億失った結果ならば不幸
」ということ。

たしかにその通り。

子供のころに無意識で打ち立てたキャラのまま人生を生きていく

子供時代に仲間内で
無意識に担っていた役割が
自分のキャラになって(しまって)いて、
大人になってそのキャラと違う
立ち回りを要求されると
「自分らしくない、生きづらい」と
感じるのでは?という考察。

これ、ボクにはとっても当てはまる。

ボクは在職時代、
別にブラック企業なんかではないのに
会社が「生きづらかった」んだけど、

それはボクは子供時代に
親が転勤族ということもあり
「友達集団を一歩引いてみてるキャラ」
「集団に属さない(友達いない)キャラ」
であったことが原因で、
「集団の中で上手く立ち回れ」という
会社からの要求が
自分のキャラと異なっていたから

だと考えると
一応筋が通っているのかな、と。

またひとつ退職したことに対する
自己正当化材料を見つけてしまった(笑)

「やればできる」でなく「やってもできない」を主軸に考える

「頑張ってやるのはしんどい。
好きなことなら頑張れるんだから、
頑張れないことは捨てて
頑張れる(=好きな)ことを
金稼ぎの手段にすべき」
という考え。

今ではよくある主張だけど、ごもっとも。

振り返るとボクは
「頑張ればできる」事ばっかりやってた。

博士号取得とかその最たる例。

誰が好き好んでやるか、と。

※自分の選択を悔いているのであって、
関係者の皆さんへの苦言ではありません。

「好き≠得意」な場合、得意で得た金で好きをする

ボクは一応研究者だったので
「得意なこと(できること)」で
金稼ぎはできてた方なのかな?

そのころの貯蓄で
今好きにしてるわけだから、
ボクは著者の主張を体現してる
=幸せに近づく選択をしている
ことになる。

そういうことにしておこう。

ボクは今
幸せに近づいているし

今不幸だとは感じていないので、
定義的にも今ボクは幸せということになる。

懸念があるとすれば、
幸せな人はいちいちこうやって
「今幸せかどうか」について
事あるごとに書かないだろう、
ということかな(笑)

現代は不幸の種類が沢山ありすぎ

「足りない」と感じるものが
満たされない状態が「不幸」。

狩猟採集時代は食べ物が第一で、
食べ物があれば他は二の次、
すなわち
「不幸=食べ物が無い」
だった。

一方で
現代日本は衣食住等
大抵のものは満たされてしまっているので、
それ以外の「欲しいけど持ってない」ものが
不幸の種になる。

そう考えると
現代日本、「不幸の種」多すぎ。

「親ガチャ外れて不幸」という人が
SNS上に沢山いるように観察されるけど、
ネットが無ければ比較対象がなくて
そんな不幸を感じることは
なかったのでは?

ボクは幸いにして
「現状を幸せだと感じる能力」
どこかで得ることに成功したので、
今の自分が不幸(なにかが足りない)
とは感じないかな。

経済合理的に行動するだけで結構楽に生きていける→日本はとてもいい国

ローン、奨学金、リボ払いが
蔓延ってるってことは
そういうことだよな、と。

日本に生息する閉塞的なサラリーマンは世界一会社のことが嫌い

「お仕事は?」と聞かれたときに
所属を答えるのが
日本のサラリーマン。

そうではなく
自分の専門分野を答えるのが世界標準。

仕事は、
「自分の人生を支えるお金を得る」
という意味で重要な人生の軸。

サラリーマンは
その軸をなぜか
「会社」にしてしまうので
(理由も本に書いてあったけど省略)、
それだけで人生の活動範囲が狭くなる。

そして社内での「部署異動」がある。

部署異動なんて
専門性をリセットする行為
でしかない。

そんなことばかりしてるから
社内にスペシャリストがいなくなって
派遣社員や外部機関に
舵を握られることになるし、
自社で新技術の開発ができなくなる、と。

社員なのに
やりたいこと(できること)を
やれない状態が続くので、
会社のことが嫌いになる。

あれれ~?
なんだかまるで
ボクが体験してきた
ようなことが書かれてるぞ~?

ちなみに海外では主体が
「自分(の専門分野)」なので
部署異動するくらいなら
会社を変える or 独立するとのこと。

回避不可の継続的な弱い苦痛→重大な心の損傷

与えられ続ける弱い苦痛が
回避不可なことを悟ると抵抗しなくなり、
やがて心に重大な損傷を被る

これは犬に電気ショックを与える実験から
得られた知見らしい。

言わずもがなだけど、
「日本でサラリーマンを続けていると
身を亡ぼすぞ」

という趣旨で出てきた内容。

これもかなり共感できた。

ボクは会社の敷地を
毒沼 or バリア床に例えていたんだけど、
そんな甘っちょろいものではなかった。

重大な心の損傷って
仮に会社を辞めても残る
後遺症みたいなものでしょ。

あー怖い怖い。

会社を辞めたいと思っているのに
辞めない(辞められない)
サラリーマンの中には、
本当は回避可能なのに
勝手に回避不能だと悟ってしまっている
(思わされている)
人がいるんだろうな。

そんな人たちが世の中からいなくなる
ことを切に願う次第。

あ~辞められて良かった。

幸せの土台の築き方で人生が決まる

幸せの土台になる3要素
(お金、仕事、人とのつながり)の有無で
ざっくりと以下のような人生に
分類されるのではないか、とのこと↓。

お金仕事つながり結果
×××貧困
××プア充
××ソロ充
××言及無し
×リア充
×言及無し
×ソロリッチ
超充
〇:有、×:無

他人の人生を勝手にカテゴライズするな!

と思わなくはないけど、
本を読む限りある程度
筋は通っている気がする。

これに自分を当てはめると、
本文では言及されていない
「お金だけが〇な状態」になる。

また

  • 今後雇われる気はない(仕事×)
  • 時間と共に貯金が減る(お金〇→×)
  • 退職して所属が無くなった(つながり×)

ということから、
このままだと貧困まっしぐら

「人とのつながりを〇」にして
著者の言うところの「プア充」
目指すのが良い(目指すしかない)のかな。

プア充。

...うん。

なんとなくブログタイトル、
そして今の生活との整合性も
取れている気がする。

プア充になるぞ!!

それでは~

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