※本記事は2022年12月の記事に
検証結果?を追記したものです※
今見ると結構過激なことを書いてるけど、修正しない方向で
著者の体験、体感に基づく
「髪が元気になる方法」が
書かれている本。
複数の成分及び症状についてそれぞれ
「成分Xが症状Yに効果がある」
ということを
”体感”できるなんて筆者はスゴイナー。
ざっくり感想
はじめに
全体のざっくりした感想をば。
それっぽいことが書かれているが
全て根拠薄弱。
実際、
本書の最後の最後に
「本書では著者の臨床結果に基づく
育毛法を紹介しています」とある。
これ、
数人に試して
「なんとなく良さそう」でも
「臨床結果」と言えるからね?
帯には5000人とか書いてあるけど
要するに、
「臨床結果に基づく~」っていうのは
「著者の感想です」の言い換えと
言っても差し支えないと思う。
脳内で完結しただけの完全な空想ではなく、
「一応実験のようなものはしましたよ」くらいの意味かと。
ちなみに
本書の正式なタイトルは
「髪が増える術
成功率95%のプロが教えるすごいメソッド」
なんだけど、
「成功」「95%」の定義が
最後まで分からなかったことは
言うまでもない(笑)
まぁ
敢えて擁護?するなら、
髪に関して今まで
気にしていなかったことへの言及や、
リスクがなさそうでやり得っぽい
手法も書かれていたので
希望は与えられたのかもしれない。
【追記】
ただ、ボクに関しては
その仮初の希望も打ち砕かれたわけだけど…(後述)
結局は
「根拠があろうがなかろうが、『自分の』
髪が元気になればよかろうなのだ!」
ってことかと。
これこそ
コンプレックスネタの
ずるいところだと思うけど(後述)。
現段階で本書は胡散臭さMAXなんだけど、
中長期間本書紹介のケアを試した後の
髪の様子で評価するべきなんだろうな。
【追記】
読後3年後、
効果についていろいろ追記した(もくじ参照)
内容の根拠は「著者の臨床結果(≒感想?)」に過ぎない
ボクは鈴木祐氏の
論文を根拠にした健康本が好きで、
それらに慣れてしまっているからだと
思うんだけど、
この本はほぼ全てに対して
「主張はわかった。で、根拠は?」
という疑問を持たずにはいられなかった。
たとえば
男性型脱毛症の治療薬となる分子特定
とか
円形脱毛症の原因遺伝子同定
とか
【京大】8週間で髪を「太く・多く・長く」する植物エキスを開発
みたいな科学的根拠は
全然出てこない。
「言われてみれば髪に良さそうかもな~」
と思われることばかりが書かれている。
いわゆる「民間治療法集」って感じ。
ただ、
その手の根拠の薄い本は
著者の権威をアピールすることで
それなりの説得力を持たせるものだと
思ってるんだけど、
本書はそれが控え目な印象。
なんでだろ?
ひょっとしたら
著者のことを
あらかじめ知ってる人に向けた
ファンブックなのかもしれない。
というわけで、
本のタイトルと
自分が今まで読んできた本の傾向から、
勝手に「科学的根拠に基づいた
髪が増える術」が書いてあることを
期待したボクに原因があるんだけど、
肩透かし感を覚えずにはいられなかった。
それでも読ませちゃうのがコンプレックスネタのずるいところ
「文句言うくらいなら
読まなければいいじゃん」
と我ながら思うものの、
やはり「髪が増える術」と言われたら
気になって、
「それって単なる感想ですよね?」
と内容に突っ込みを入れながらも
最後まで読んでしまった。
これがコンプレックスネタの
ずるいところにして、
この手の情報が絶えない理由だと思う。
「科学的根拠がなくっても
(万人に効果が無いかもしれないけど)
ひょっとしたら
自分には効果があるかもしれない」
という弱みを握られちゃってるから
しょうがないね。
【追記】弱ったところを狙い撃ち。弱さには種類がある
あ、これ、
金銭的に追い込まれた人が
一発逆転に縋り付く(そして騙される)
のと同じ構図なのか。
異なる点は、
騙す側から見て
金銭的に追い込まれた人の方が
瞬間最大風速が大きいから
より大きな案件を騙しやすいのに対して、
髪の悩みは
スリップダメージみたいに
じわじわ来る奴だから
小さな案件しか騙せないってところかな?
いや、
そもそもお金は
「一度に大金が舞い込んでくる」という
現象が一応起こり得るのに対して、
髪は
「一晩でフサフサになる」という
現象はさすがに起こり得ないと
情弱でもわかるという違いかも。
こんな感じで
弱さには種類があるけど、
いずれにせよ
弱っているところに
「助けますよ」という顔して近づいて
ぶっこ抜いていくのは共通かと。
コワイコワイ
試してみようと思ったこと3選
そんな胡散臭い本(失礼)なんだけど、
それでもやっぱり
藁にもすがりたい身としては
なんらかのアクションを起こしたい。
なお、著者のクリニック?に
課金しない程度のリテラシーは有しているつもり
ってことで、
本書には
「髪を元気にする習慣トップ10」
というのが紹介されてるんだけど、
その中から試してみようと思った
以下の3つについて書いていく。
- 塩素除去シャワー
- 天然塩でミネラル摂取
- オイルパック
塩素除去シャワーヘッドの導入
本書に書かれている
「髪を元気にする習慣トップ10」
の第一位。
正直
塩素除去が髪に良いっていうのは
胡散臭いと思っている。
でも
シャワーヘッドは
髪への効果以外にも
気になる点(節水に伴うガス代節約)
があったので、
1週間ほど前に購入して既に導入済み。
当然だけど効果はまだわからないし、
髪への効果も期待してない。
でも
節水効果は確認できたし、
シャワーの水流、水圧が
安ホテルのレベルから
並ホテルのレベルに上がった感じはするので
シャワー時の気分がよくなったことは確か。
数週間もすれば慣れてしまって
このありがた味は薄れちゃうとは思うけど。
このシャワーヘッドについては
しばらく使ってから
使用感をレビューしてみたい。
【3年後の追記】少なくとも髪が増えた感じはしない
髪については効果はわからず。
それよりガス代節約効果が大きい↓。
年間3,500円以上
天然塩でミネラル摂取
本書に書かれている
「髪を元気にする習慣トップ10」
の第四位。
これは
以前から何冊かの食事健康本に
書かれていた内容で
気になっていたんだけど、
今回「髪への影響」として
書かれていたことが
トリガーとなって試してみることに。
こちらも既に購入済み。
実際に使うのは
今の精製塩が無くなってからだから
数週間後からかな。
【3年後の追記】少なくとも髪が増えた感じはしない
精製塩消費後、
3年間ずっと天然塩を使っているけど、
目に見えた結果は感じない。
まぁ
著者と違ってボクは
膨大な変数が存在する日常生活の中で、
「成分Xが症状Yに効果がある」
ということを”体感”できるような
能力を有していないので、
ただでさえ
少量の塩の中に含まれた
ミネラルによって
髪にどう影響が出たかなんか
知る術が無いんだけどさ。
砂?がごく少量混じるのか、偶に「ジャリ」ってなる↓
オイルパック
本書に書かれている
「髪を元気にする習慣トップ10」
の第二位。
これは
「育毛を邪魔するものを取り除く」
という考え方の中での
「頭皮の過酸化脂質除去」
の手段として書かれていた。
やはり根拠はないが
なんとなくそれっぽくって、
試してもいいかな~と思わせる内容。
「植物性の天然オイルを使え」って
書いてあったけど、
そんなのをわざわざ買うのはイヤだから
既に持っている
バリカンのメンテナンス用の
ベビーオイルで試してみようと思う。
【3年後の追記】少なくとも髪が増えた感じはしない
髪を刈るタイミング
(夏は週1回、冬は2~3週に1回)、
継続して実施中。
やはりこれも効果はわからない。
まず
オイルの洗浄効果については、
頭皮をマイクロスコープで
見るとかしない限り、
「頭皮の過酸化脂質除去」
の効果なんてわからない。
っていうか
そもそもどの汚れが
過酸化脂質なのかって
マイクロスコープで見れば
わかるものなの???
さらに言えば、
過酸化脂質を取り除けば
髪が元気になるっていう理屈の説明も
(当然のように)されてなかったし。。。
バリカンの機械油の代替としては文句なし↓
【追記のまとめ】3年経っても効果なし ボクは5%側だった?
ってことで
上記3つの方法を
3年間一応継続したんだけど、
ボクの髪が元気になることはなかった。
逆に言えば
元気がなくなることも無くて、
現状維持を続けたとも言える。
これがまたズルいところで、
たとえば
「頭皮の右半分だけ本書の方法を適用する」
みたいな比較ができないので、
本書の「術」のお陰で
現状維持できたのか、
何もしなくても現状維持だったのかを
判断することができない。
加えて、
10の方法のうち3つしか
実施しておらず、
更にアレンジも加えているため、
「全て記載通りに
やってもらわなきゃ効果は出ませんよ」
という反論に対抗できない。
せめて
「成功率95%」の定義だけでも
ちゃんと書いてくれていれば、
もっとちゃんと突っ込めたのにな~(笑)
根拠を示さないのはボクも同じか(笑)
って好き勝手書いてて思ったけど、
この記事の読者からしたら
ボクも著者と同様、
何も根拠を示さず
「効果がなかった」って
連呼してるだけだな(笑)
まぁその辺は
- これら情報をお金と交換している著者と
- 自分のメディアに主観を書きなぐるだけのボク
の差ってことで何卒ご容赦を。
そもそも「ない」ことの証明って難しいしね、、、
根拠の有無は関係ない。自己満足できれば万事OK
これは
本書に限った話ではないけど、
結局科学論文が
根拠になっていたとしても
それは結局統計に過ぎなくって、
「自分に当てはまるかどうか?」
は確率でしかない。
だったら
直感的にヤバいと思われる
内容じゃなければ
とりあえず試してみて、
結果がどうあれ自分が満足すればOK
ってことになる。
それはその通りなんだけど、
この考え方を進めていくと
人によっては
- 波動水は効果があることになるし、
- 水素水も効果があることになるし、
- 壺で幸せになれることになるし、
- 神様が存在することになる
ボクは
別にこれらを信じること自体は
自由だと思うし
否定を押し付ける気はないけど、
他人には広げないで欲しいと思う。
(特にビジネスとしてお金を取らないで!)
個人で楽しんでください。
余談だけど、
この辺の考えがベースになって
ボクは「おすすめ」という言葉の
使い方に慎重なのだと思う。
この辺の「根拠の有無」や
「科学的かどうか」の線引きは
各人の情報リテラシーに依存するから
いろいろ難しいな~と思う次第。
とりあえず
ウチの母は波動水から解放されて良かった。
それでも一つだけ突っ込みたい。「432Hzの音楽(=単一周波数の音楽)」ってなに?
「根拠が無くても信じるのは勝手」
ということで
この本に対する
ボクの突っ込みのほとんどが
キャンセルされたんだけど、
それでもなお突っ込みたい点が一つある。
それは
本書に書かれている
「髪を元気にする習慣トップ10」
の第八位、
「緊張が続くときは432Hz、
やる気が出ないときは
440Hzの音楽を聴く!」
について。
単一周波数の「音楽」ってなに?
たとえば
「ヒーリング系や民族系の音楽は
432Hzだと言われています」
という一文があるんだけど、
「432Hzの音楽」って、
楽譜にすると
オタマジャクシが全部
同じ横一列に並ぶってことでしょ?
同じ音階の「音」をリズムを変えて
異なる楽器で鳴らしまくってる感じ?
僕の知ってる
ヒーリング系、民族系の音楽は
決してそんな感じではないんだけど、、、
ちょっと意味が分からない。
この本の関係者は校正時
誰も疑問に思わなかったの?
それとも
疑問に感じるボクがおかしいだけ?
ただでさえ根拠のない内容が
たくさん書かれていて
ボクの本書に対する信用が
崩れかけているのに、
こんな(ボクにとって)
意味不明なことが書いてあって
ますますこの本の内容が
胡散臭く感じてしまった。
(それでも最後まで読むし
一部内容は取り入れるんだけど)
【追記】やはりスピ系であったか…
AIに聞いたところ、
「432Hzの音楽」とは
「A4(ラの音)が432Hzになるように
チューニングされた音楽」
のことらしい。
また、
432Hzという周波数に関しては
- 「自然界の振動に近い」
- 「体の水分に共鳴する」
- 「心身に優しい」
といった説が
ネットやスピリチュアル界隈で
語られてはいますが
科学的根拠は乏しいのが現実で、
少なくとも厳密な実験で
「432Hzの音楽を聴いた人の方が
癒されたりやる気が出た」
という証拠はありません、とのこと。
、、、はい。
【追記】まとめ:気休めに良いのではないでしょうか?
- 「髪が増える術」を読んだ
- 根拠薄弱の、所謂「情弱を騙す系」の本だと思った
- 数字に関する何もかもが書かれていないので、言い逃れし放題でズルい
- 色んな事例に対して「成分Xが症状Yに効果がある」ことを”体感”できる著者はすごい
- コンプレックスネタのズルいところは、そうとわかっていても読んでしまうところ
- 紹介されている10の方法の内3つを3年継続してみたけど、効果は確認できず
- 効果がなかったからこそ、より一層ボロクソに叩いているという自覚はある(追記分の話)
- 節水シャワーヘッド導入のキッカケになり、ガス代が浮いたので、読んでよかったとは思う
こんな胡散臭い本からでも
ガス代節約に結びつけて
「読んでよかった点」に
することができた自分を
褒めてあげたい。
以上、
それでは~
「髪を増やすため」でなく、「怖いもの見たさ」目的で読むにはおもしろいかも?↓








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