ちょっと前に見た
ホリエモンのYouTube動画の図解版。
既に発行されている新書版は
予約件数が多くて
借りるのを諦めてたんだけど、
図解版がちょうど新刊として
入ってきたらしく予約が0件だったので
早速借りて読んでみた。
内容はほぼ動画内容と同じなのかな。
一部具体的な数値や計算式が
新しく出てきたくらい。
タイトルと目次からでは
イマイチ読み取れなかったけど、
ちゃんと
「どうすれば腎機能低下を防ぎ
万病を予防できるのか」
についても言及されている。
なんか今回、
感想じゃなくて
いわゆる要約っぽくなってしまった。
頭の中を整理するために
アウトプットしたかったからね。
しょうがないね。
感想:仕組みは違えど対策は一緒 → 適切な「食事と運動」
過剰なリンは万病のもと
これまでに「糖」が万病のもとになる
という本はたくさん読んできたんだけど、
「リン」も万病のもとになるというのは
ホリエモンの動画で初めて知った。
リンが万病のもとになるメカニズムは
本書曰くこんな感じ↓。
- 体内(血中)にリンが増える
↓ - 増えたリンが毒性を持つ
↓ - 毒が血に乗って身体中に回る
↓ - 様々な病気の原因になる
↓ - その病気で寿命が決まる(=縮む)
「現代日本の食生活は
長期間人類が摂取していたリンの量を
はるかに超えていて、
そのミスマッチが病気のもとになっている」
ってことだと思うんだけど、
これはボクが信じている「文明病」の
考え方とも整合が取れているので
本書はボクにとって
信じるに値する内容だった。
腎臓はリンを排出する臓器
で、万病のもとになる
「血中リンが増える」原因は
- 加齢による腎機能低下
- リンの過剰摂取
- 骨からのリンの流出
の3つ。
特に1が重要で、
腎臓のリン排出能力が充分なら
過剰摂取しようが骨から漏れ出そうが
血中リン濃度的には問題ない(はずだ)けど、
加齢によって
どうしても機能は低下するらしい。
そこに若い時のペースで
リンを摂取すると
腎臓にとって過剰になるし、
運動量が減ると
骨からリンが漏れ出てきて更に過剰になる。
過剰なリンが腎臓に負荷を与え、
加齢によって低下した腎機能が
更に低下(以下負のループ)。
最終的には腎臓が機能停止して
透析が必要になる、ということらしい。
余談:日本の全医療費の2割が腎臓につぎ込まれている
ちなみに
日本の全医療費の2割が
慢性腎臓病に使われていて、
透析の経費だけで1.3兆円らしい。
これは、
皆の払っている保険料が
一部の腎臓病患者さんに
注ぎ込まれているということ。
予防医療の重要性が
わかりますね~。
対策はリンの「摂取量<排出能力」を保つこと、つまり、、、
「腎機能低下→血中リン増加→万病発症」
を防ぐには、
原因から考えて
- 加齢による腎機能低下を止める
- リン過剰摂取を止める
- 骨からのリン流出を止める
のいずれか、
または全てをすればいいことになる。
流石に加齢は止められないけど、
過剰摂取は
食事に気をつければ予防できるし
骨から漏れ出すのは
運動すれば予防できる。
要するに結局
- 加工食品控えめ*のバランスの良い食事
- 適度な運動
*リンは食品添加物に多く含まれているため
が予防策になるという、
糖にフォーカスした健康本を含めた
他のあらゆる健康本と同じ結論になる。
面白い。
逆にこの結論になるからこそ
この本で言ってる説は正しいんだろうな、
とさえ思える。
突拍子もない
画期的な健康法が
突然湧いて出てくる
わけなんかないからね。
波動水とか、、、
腎機能の低下を知るには?
予防は大事だけど
現状の腎機能の把握も大切。
なんだけど、
現在の健康診断では
腎臓に異常が見つかったときには
既に治療不可で、
悪化の速度を遅くすることが
せいぜいらしい。
それじゃあいけないということで
著者が提案したのが
FGF23という指標。
これが55pg/mLを超えないように
リン摂取量をコントロールすれば
腎機能を正常に保てるし、
55pg/mLを超えたことがすぐ判明すれば
治療が間に合うらしい。
ただ、
FGF23の値を知るには
保険が効かず現状4万円強するらしい。
そんなんじゃあ
予防医学が発展しないじゃん!
と絶望していたら、
代替案が提示されていた。
さすが先生!
代替案に必要な指標は
- 尿中リン
- 尿中クレアチニン
- 血中クレアチニン
の3つ。
以下の式から計算される
「原尿中リン濃度 = 2.3mg/dL」が
上述の「FGF23 = 53pg/mL」に
対応するとのこと。
どちらも値を超えたら黄信号
原尿中リン濃度
=3.33×{(尿中リン濃度×尿中クレアチニン濃度)/血中クレアチニン濃度}
単位は(mg/dL)
なお、
知るための予算は3,000円くらいらしい。
安い!
余談:食事を我慢したくない場合の対策
リンの摂取を我慢したくない場合は
リン吸着材というのが有効らしい。
動画でホリエモンが真っ先に先生に聞いてた
それについては印象が薄くて
あまり覚えてないんだけど、
とりあえず
「リン吸着材」には保険が下りないらしい。
でも動画では
亜鉛とかマグネシウムが
吸着剤として働くって
言ってたような気がする。
まとめ
腎臓(血中リン)が原因となる病気を防ぐには
- リンの過剰摂取を防ぐために食品添加物を控える
- リンが骨から漏れ出さないように運動する
- 現状把握のために「尿中リン」「尿中クレアチニン」「血中クレアチニン」の値を知る
ってところ。
冒頭にも書いたけど、
健康本の感想って難しいな、、、
この内容では
著者から文句言われても
仕方がない気がする。
でも本要約サイトとか動画ってあるから、
問題ないのかな?
...わからん。
問題があったら連絡ください。
それでは~
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