某所にアップした
1冊300字弱の本の感想に
追記したりしなかったりしたもの。
総括
読んだのは5冊。
それらから
以下の気づきを得られたから
結構よかったと思う。
- 本の選び方
- 本の読み方
- 感想の書き方(の指針)
- 時間に対する考え方
- キャッチーな言葉の功罪
今までは
読んでから感想を書くまでに
割と高いハードルが
あったんだけど、
それを低くすることができた感じ。
とりあえず
この記事に読んだ本として
挙げたけど
まだ感想記事を書いていない
3冊について、
サクッと書いてしまいたい(願望)。
【高橋弘樹】天才たちの未来予想図
4名の研究者(成田悠輔, 斎藤幸平, 小島武仁, 内田舞)の一般人向け研究紹介本。4名の話はどれも興味深く、各人の著書も読んでみたいと思った。特に成田氏、斎藤氏の話が面白かった。
ただ、本としては「高級(?)食材を集めただけのヘタな料理(というか料理ですらない)」な印象。
- 何で4名を「天才」という雑な言葉で括るの?
- 何でテーマに繋がりがないこの4人なの?
- 未来予測してなくない?
等々、すっごいチグハグ。
特に「天才」という言葉が引っ掛かった。アカデミックな人達の紹介ということもあるので言葉は正確に使うべきだと思うんだけど、少なくとも4名のどういう所が天才なのかについては何も触れられていない。
なんていうか、著者がアポを取りやすい(=対談しやすい)高学歴な人と雑談して、それに対して「オフィスアワー」という都合良い言葉を与えてとりあえず体裁を整え、それを「天才」「未来予想」というキャッチーなタイトルでコーティングしただけの雑な仕事だと感じてしまった。
4名の紹介という意味では目的は果たせているからそれでいいのかもしれないけど、ボクは4名は著者に対して怒っていいとさえ思えた。
いかん、ほぼほぼ不満になってしまった。
ボクも一応末席とはいえ一時アカデミックな場に身を置いていたので、この著者の雑な仕事には文句を言いたくなる(だから言った)。ただ、逆にアカデミックな人たちは今ボクが感じたような考え方をしてしまうがゆえに、一般人との壁が生じているのかもしれない。そう考えると著者はその壁を取り払う役割を担ってくれているのかも。
、、、と一応擁護も書いてみた。
これで文句と相殺ってことでひとつ
つまり一言で言えば、「本書はボク向けではなかった」ってだけってことか。
【オリバー バークマン】限りある時間の使い方
本書が他の時間術本と違うところは、時間に関するマインド本であること。
即ち、
時間を「使う」という考えがそもそもズレていて、時間は勝手に流れるもの。全て(のタスク)が自分の想い通りになんて行くわけがないんだから、結果は気にせず「今やった方が良いこと、やりたいこと」をとにかくやれっていうようなことが書いてある。
それを実施する具体的な方法については結局よくある時間術本に書かれている内容と同じなんだけど、このマインドに関する知識の有無はボクにとって滅茶苦茶大きい。
読んでよかった。
だからこそ残念なのが邦題。
「時間は使うものではない」と本文中に書かれているにもかかわらず、タイトルが時間の「使い方」。
原題は
four thousand weeks ~time management for mortals~
(4000時間 ~(いずれ死ぬ)人間のタイムマネジメント~)
でカッコいいのに。。。
【樺沢紫苑】読書脳
「予定は詰め込むのが正義派」と思われる人の読書術本。
「予定は空いているのが正義派」のボクからしたら「そんなに生き急いでどうするの?」って思うけど、逆に「そんなに時間を無駄にしてどうするの?」って思われてそう(笑)。それぞれ生きたいように生きるのが一番!
著者には「読書は自己成長しなきゃ無意味」っていう前提があるっぽいので、「読書は読んでる間だけその世界に没頭できればOK」っていうタイプの人には合わないと思った。
読書感想のアウトプットの方法についての知見が得たくて読んだんだけど、それについての解答はそれなりに得られたので満足。今は読書メーターっていう所に感想を書いているけど、ツイッターに投稿するのもいいかも。
「読む前に目的を決めて、目次を眺めて精読か速読か決める」っていうのは次から実施したい。
◆月7冊で読書量日本上位3%
◆人の悩みは共通→既刊本に解決法あり
◆解決法を知る→現状が不変でもストレス減
◆入力から10日以内に3~4回出力→記憶定着
◆名言+コメントをSNS投稿
◆目的設定→そこを先に読む→気になる所を芋づる式に読む→読み逃し確認で頭から読む
【橘玲】バカと無知
感想記事はこちら↓。
いつもの橘節。賢くなった気になれた。
「人間の本能」という補助線で様々な社会問題を説明している。X等で吠えている人に面白いほど当てはまるのが面白かった。
ボクは炎上をエンタメ消費しつつどこか心がざわついてたんだけど、本書により解像度が上がり、今後は「本能に忠実でかわいらしいなぁ」と心がざわつかず楽しむことができそう。
そもそも炎上なんか見なければいいんだけど、これも「下を見て安心」っていう組み込まれた本能だから仕方ない(自尊心保持)。
バカは議論から排除したほうがいいっていうのは実感があるけど、たぶんボクはバカ側なんだよなぁ…
【あぽん】捨てて気楽に暮らす!
感想記事はこちら↓。
服やママ友関係を媒介とした、the ミニマリスト本。文体がポエミー。内容は浅めでお気持ち寄りなので、この手の本が初見の人、理屈より感情派の人には丁度いいのかも(感情派と言えば「ときめき」のこんまり氏だけど、それに対する本書の差別化要素は「ママ要素」かなぁ)。
部屋紹介の章では「あるもの」と「ないもの」の説明が混在していて頭に入ってきにくかった。
この手の本の「他人の家を片付けてみた」は、(当人からヘルプが出たと書いてあっても)押しつけ感があってどうにも…。
本書はボクにとっては新たな気づきや知見のない、いわゆるハズレ本なんだけど、それは僕が同テーマ本を固め読みするからで、それゆえに感想に本筋と関係ない文句(突っ込み)が多くなるということにようやく気が付いたので、今予約中の本以降は未知のテーマの本を浅く広く読むようにしよう。
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