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【本の感想】ミニマリストという分野について【捨てて気楽に暮らす!】

〇本の感想
〇本の感想

服やママ友関係を媒介とした、
ザ・ミニマリスト本。

新たな知見はなかったけど、
いろいろ考えさせられた。

そういう意味では
読んでよかった。

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本を読んだ感想

本書の感想の前に、
本書を読んで思ったことを
書こうと思う。

捨てて気楽に暮らす! [ あぽん ]
created by Rinker

ビジネスチャンスを逃さない人達

先駆者として
誰かが何かを爆発的に
ヒットさせると、
それに少しアレンジを加えた
後追いが大量発生する
っていう傾向は
どの分野にもあると思う。
アレンジを加えるだけ健全

で、
ミニマリストの分野も
その例に漏れず、
こんまり氏がヒットさせた後に
後追いが大量発生してる
(とボクは認識している)んだけど、
ミニマリストに関しては
そのアレンジのレパートリーが
少ない
と思った。

その理由を言語化してみる。

ミニマリスト分野は差別化要素が少ない

あるものを減らすだけ

例えば
ダイエット分野は
「摂取カロリーを減らしつつ
消費カロリーを増やす」

という原則なので、
食事と運動という
無限の選択肢(差別化要素)が
広がっている。

一方で
ミニマリスト分野の原則は
「既にあるものを減らす」
というもの。

カロリーという
減らし方が無数にあるものではなく、
「物理的なモノ、人間関係」という
すでにあるものに対して
取ることのできる選択は、
ざっくり言うと
「捨てる or 取っておく」の
二択しかない。

人付き合いは「少し離れる」とかも選べるけど無視

ミニマリストの差別化手段

よって
ミニマリスト分野の差別化手段は

  • 捨て方(合理性/精神論)
  • 既にあるもののバリエーション
  • 著者自身の属性

しかない(と思う)。
こんまり氏の「ときめき」は精神論だよね

しかも、
著者自身の属性と
既にあるもののバリエーションは
ある程度相関がある(と思われる)ので、
なおさら差別化要素が減る。

そして言わずもがな、
短期間で一人の人間の
「既にあるもの」と「属性」は
変えられるようなものではない。

コロコロ変わってたら著者の信用が無くなる

よってミニマリスト本は
せいぜい一人一冊がいいところで、
それ以上の拡張性がない。

余談:「他人の部屋の片づけ」に手を出す理由

余談だけど、
だからミニマリストは
「他人の部屋の片づけ」に
手を出すんだと思う。

自分のノウハウは
出力しつくしてしまったので、
あとは応用例を
示すしかなくなるということかと。

自説に納得したので、これ以上考えないことにする

以上が
ボクが考えた
ミニマリスト分野に
差別化要素が少ない理由
なんだけど、

、、、うん。
ボクはこれで納得してしまった。

結構芯を喰ってるんじゃないかと
個人的には思っている。
ので消さずに投稿した

こう考えると、
ミニマリストというテーマで
一人で何冊も本を出している
こんまり氏やミニマリストしぶ氏は
文章が上手いとか
具体例を小出しにしているとか、
ミニマリストとは別の
「ビジネス」としての上手さが
あるんだろうな、

と思った。
こんまり氏は「見た目」もありそう

あらゆる分野で、本質は出尽くしている

もう少し考えたんだけど、
ミニマリスト分野だけじゃなくて、

健康(食事/運動)、ダイエット、
習慣等の
「方法はわかってるけど
面倒くさいからできない系」

テーマに関しては、

余程の革新的な何かが無い限り
そのテーマにおける
本質は既に出尽くしていて、
それら分野の本は
出尽くした本質を著者の色で
コーティングした(だけの)
n番煎じ
だと言うこともできそう。

あ、
あと追加で思ったのが、
美容系とかビジネス系みたいな
「行為に対する効果測定が難しいから
『自分が成功した』だけを根拠に
無責任に何でも言える系」
の本も
似たようなもんじゃないかな?
本当に「成功」してるだけマシ

効果測定が難しいだけに
こっちのほうがトンデモ内容が
発信されてるような気がする。

同じものを何度でも読みたい人達

さらに思ったことがある。

ここまで
差別化要素の多寡について
書いてきたけど、

別に差別化なんかせず
同じことを書いても
それなりに売れるのでは?

ということ。

同テーマの本を
固め読みするボクのように、
書かれている内容が
ある程度予想できているにも
関わらずその本を読む(買う)人がいる。

あるいは、
その人のファンだから
内容にかかわらず読む(買う)人もいる。

さらに、
最近ミニマリストの概念を
知った人にとっては、
古典もn番煎じも関係なく
表紙とタイトルで
読む(買う)本を選び、
最初に手に取った本が
その人のオリジナルになる。
そして新しい本の方が選ばれやすい気がする

こういう人達がいるので、
その分野に拡張性が少なくても
その分野自体に
一定の魅力があれば
それをテーマにした本は
ある程度売れ続ける
ってことか。

これがマーケティングってやつか(知らんけど)

ああ、
これがマーケティング?で
まず考える
参入する市場規模で
売り上げ上限が決まる

ってやつなのか。

勉強になったな~(思い込み)。

本書の感想

ほったらかしになっていた
本書の話を始めようと思う。

概要

本書は
「衣装持ちの子持ち主婦」
という属性を持った著者の
ミニマリスト本。

  • かつては物持ちだった
  • 減らしたら素晴らしかった
  • 減らし方のコツ
  • 服を減らした
  • 人間関係を減らした
  • 親の家を片付けた
  • 部屋紹介

といった事が書かれた
the ミニマリスト本。

それ以上でも以下でもない。

捨てて気楽に暮らす! [ あぽん ]
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感想

ミニマリストの分野は
前述のように
その本質が(結構初期に)
出尽くされていて、
ボクはその時期の本を
読んでしまっている。

よって
ボクは本書の
本質(あるものを減らす)部分に
得るものは無く、

しかも著者の属性が
「衣装持ちの子持ち主婦」という
ボクと何の接点も無いものなので、
差別化部分からも
得られるものが無かった。

残念。

今後の読書方針

本書は
ボクにとっては
新たな気づきや知見のない
「ハズレ本」。

とは言え、
だからこそ
上述のような
ミニマリストという
分野全体について
考えることができたともいえる。
これが気づきといってもいいのかも

でもやっぱり
未知の分野の本を読んだ方が
得るものは多そう。

ということで
今予約中の本(10冊)以降は
未知のテーマの本を
浅く広く読むようにしよう。

重箱の隅つつき

いつもの。

読み飛ばし可。
なおPV数

説明は同属性でそろえて欲しい

自分の文章に対しても
言えることなので書いてて
耳が痛い(目が痛い?)んだけど、

部屋紹介の章で
「あるもの」と
「ないもの」の
説明が混在していてやや混乱した。

例えばリビングの紹介ページでは

  1. ローテーブル&ラグ
  2. 背もたれのないソファ
  3. DVDプレイヤー
  4. テレビ台

の順で紹介されているんだけど、

  1. ローテーブル&ラグ  →ないもの
  2. 背もたれのないソファ →あるもの
  3. DVDプレイヤー    →あるもの
  4. テレビ台       →ないもの

って感じ。

読んでる時の
感想としては、

ローテーブルとラグは捨てたんだ~

えっ?ソファも捨てたの?

いやソファはあるんかい!

DVDプレイヤーも残したのね

テレビ台も残したの?意外っ!

いや捨てたんかい!

みたいな。

人のふり見て我が振り直そう。

他人の部屋の片づけ

これは上述の通り
ミニマリストとしての
話の広げ方の
常套手段なんだろうけど、

ボクの感情として
この手の本の
「他人の部屋(家)を片付けてみた」は、
(当人からヘルプが出てたとしても)
押しつけ感があってどうにも…。

「捨てるかどうか」を夜決める

本書の内容で
唯一理解できなかった点。

マインド系の本には
よく
「夜は決断するな、考えるな」
と書いてある。

その理由は、
夜は疲れていて
余計な雑念が多かったり、
その日のネガティブな
出来事に引っ張られたりで
正常な判断ができなくなるから
決断や思考は
頭がクリアな朝した方が良い
というもの。

これについては納得できるし、
実体験としてもその通りだと思う。

でも本書では
その逆を言ってる。

すなわち
「捨てるかどうかは夜決めろ」と。

たぶん
「夜は決断するな、考えるな」の
応用系
なんだろうけど、
僕にはよくわからなかった。

「捨てるのは夜にしろ」ならわかる。

なぜなら
捨てたら戻せないから。

仮に夜の影響で
判断が間違っていても、
捨てちゃったならしょうがないし、
捨てたなら
ミニマリストの原則には
従っているからまぁOK

無理やり納得させることもできる。

でも
「捨てると決めるのが夜」だと、
朝になったら決意が揺らがない?

著者は一度決めたら
必ず実行するっていう特殊能力者?

それとも
思ったらその時すでに
行動は終わってる
系の人?

まとめ

  • 「捨てて気楽に暮らす!」を読んだ
  • ミニマリストという市場について考えた
  • 本書自体は著者とボクの属性に接点が無いこともあり、得るものは無かった
  • 前から言っている通り、今後は未知分野の本を読もうと思う

本の感想を
書くようになって思ったのは、
本と関係ない内容でも
本から連想されることは
本の感想である、

ということ。

こういう
「連想力」みたいなものは
アウトプットしないと
なかなか成長しない

ような気がする。

こうやって
アウトプットすることが
何らかのプラスに
なっていればいいな。

以上、
それでは~

捨てて気楽に暮らす! [ あぽん ]
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