中部電力ミライズから
「電気料金の見直し等について」
という案内が届いた。
「どうせ値上げでしょ?」
と思いながら読んだら、
やっぱり値上げだった。
ただ
モヤモヤするのが、
値上げの理由が
この案内からは
さっぱりわからないということ。
ボクの読解力不足だけが
原因ではないと思いたい。
「電気料金の見直しについて」が届いた
この案内の序文には
こう書かれていた。
当社は、中部電力パワーグリッド株式会社による発電側課金制度の導入やレベニューキャップ制度における期中調整に伴う託送料金の見直しなどを踏まえて、2024年4月1日から電気料金単価の見直しを実施いたします。
https://miraiz.chuden.co.jp/revision2024/
どうやら料金見直しは
- 発電側課金制度
- レベニューキャップ制度における期中調整
あたりが原因になっているっぽい。
案内の内容
書かれていた内容は、
- 電気料金が見直される旨の連絡
- 新料金の適用開始日(4/1~)
- 料金シミュレーションと要綱の紹介
- 発電側課金制度の説明
- レベニューキャップ制度の期中調整の説明
- 各プラン見直し後の料金(別紙)
の6点。
ちなみに、
郵送されてきた内容とほぼ同じことが
ミライズHPに書かれているので、
興味のある人はリンク先をどうぞ。
わかったこと
4/1から料金体系が変わる
- 電気料金が見直されるという案内
- 新料金の適用開始日(4/1~)
から、
4/1から料金体系が
変わることが分かった。
ボクの条件では値上げになる
- 各プラン見直し後の料金(別紙)
の内容(の一部)がコレ↓。
ボクの
利用条件は20Aなので、
基本料が48.28円増える。
電力量は使用量によらず
0.13円/kWh減るんだけど、
使用量の減額分が
基本料の増加分を相殺するのは
372kWh使ったとき。
普段から372kWh以上
使ってるなら
今回の料金見直しは
値下げと言えるけど、
ボクの過去2年ちょいの
使用量を見ると、
最大でも130kWh↓。
130kWh<372kWhなので、
今回の
「電気料金の見直し」は
ボクにとっては値上げ。
ていうか
大抵の人にとっては
値上げだよね。
うん、知ってた。
わからなかったこと
値上げであることが
判明した一方で、
料金見直しの肝と思われる
- 発電側課金制度の説明
- レベニューキャップ制度の期中調整の説明
が、
ボクには
さっぱり理解できなかった。
以下で
(そのわからなさを)共有したい。
ちなみに以降を読んでも
これらの内容が説明されることはない
「発電側課金制度」でどうして料金が変わる?
発電側課金制度とは、
ミライズHP曰く
発電側課金制度とは、一般送配電事業者が再生可能エネルギー導入拡大などに向けた電力系統の維持・拡充を効率的かつ確実におこなう観点から、これまで小売電気事業者が負担していた託送料金の一部を発電事業者が負担する制度で、中部電力パワーグリッド株式会社などが2024年4月1日より導入いたします。
https://miraiz.chuden.co.jp/revision2024/
当社は、本制度の導入に伴う託送供給等約款の見直しを踏まえて、電気料金単価の見直しを実施いたします。
とのこと。
、、、なんのこっちゃ。
根幹部を抜き出すと、
発電側課金制度とは、
これまで小売電気事業者が
負担していた託送料金の一部を
発電事業者が負担する制度
となる。
図が添えられていたので
そちらを見てみる↓。
図を見ると
お金の流れは
わかりやすくなるけど、
これでどうして
料金体系が変わるのかは
さっぱりわからない。
だって変更後に
発電事業者が
一般送電事業者に払う
発電側課金を、
結局ミライズが発電事業者に
払ってるんだもん。
これでは
手間が増えるだけで
変更前と何も変わらないのでは?
これで
消費者の料金が変わる(増える)なんで、
経路がかわったことで中抜きが増える
くらいしか想像できない。
例えば
- ロシアのせいで資源が高騰したので値上げします
- 天災で発電所がやられたので値上げします
- 需要が供給をはるかに上回ってるから値上げで需要を抑制します
とかなら理解できる。
でもさ、
- 発電、送電、配電に関するお金の流れが変わるので値上げします
って言われても
わけわかんなくない?
っていう話。
あ、料金が変わるのは「託送供給等約款の見直し」が理由なのか
ボクは
「発電側課金制度」に
囚われてたんだけど、
読み直したら
ちゃんと(?)こう書いてあった↓。
当社は、本制度の導入に伴う託送供給等約款の見直しを踏まえて、電気料金単価の見直しを実施いたします。
https://miraiz.chuden.co.jp/revision2024/
発電側課金制度によって
お金の流れが
変わるからじゃなくて、
ルールが変わるから
それに乗じて
値上げするってことね。
ボクはそう理解した。
それなら
納得は難しいけど
理解はできる。
「レベニューキャップ制度の期中調整」でなんで料金が変わる?
料金見直しのもう一つの理由、
「レベニューキャップ制度の期中調整」
については
理解を放棄した。
ミライズHP曰く、
事業計画の期中調整により2024年4月に託送料金が見直されることから、電気料金単価にその見直し内容を反映いたします。
https://miraiz.chuden.co.jp/revision2024/
とのこと。
あっはい、
そうですか。。。
中途半端に説明されるのが一番モヤモヤする
特に
発電側課金制度の方についてだけど、
こんな中途半端な説明なら
いっそのこと
「新年度になるので
料金体系を以下のように変えます」
とだけ
案内してくれた方が良かった。
下手に(?)
発電側課金制度とか
レベニューキャップ制度とか
言われても、
そららの制度が料金変更に
どう関わるかを簡潔に
説明してくれないと、
ただ料金変更の理由を
はぐらかされているようにしか
ボクには思えない。
この感じ、
先輩に質問しても
周辺情報や経緯だけを
ダラダラと説明してくれて
いつまでたっても
欲しい回答をもらえない現象に
似ているな、と思った。
Whyで聞かれたら
Becauseで答えてください!
ファスト教養に侵されてるのだろうか?
ここまで書いて思ったのが、
これってボクが
ファスト教養に侵されているのかも?
ということ。
ファスト教養っていうのは
ざっくり言うと
すぐに答えを求める傾向
のことで、
今回のボクは料金変更に対して
これだったのでは、と。
でも、
料金変更の案内が来たら
その理由を知りたくなるのは
ごく自然だと思うから違うか、、、
いや、
自分を客観視できてないだけで
やっぱり答えを求めすぎなのかも、、、
いずれにせよ、
いろんな人に届く案内なんだから、
正確性が欠けててもいいから
「なるほど、
こういう理由で料金が変わるのね」
って思わせる説明が欲しかった。
正確性が欠けると
そこを突いてイチャモン言ってくる人がいるのかな?
結論:案内を真面目に読むのは無職の暇人くらい
ここまで
いろいろと書いてきたけど、
結局ミライズさんは
「料金体系が変わります」
という案内を出した事実を
作りたかったのであって、
料金が変わる理由を
消費者に理解させようとは
していなかった
ということかと。
そもそも
ボクも無職で時間があるから
こういう書類に
真面目に目を通して
疑問に思ったりするように
なったわけで、
在職時代は
こんな書類が届いても
ちょっと眺めて
自分にアクションの必要がなければ
即ゴミ箱行きだった。
実際、
届いた案内には
「お客様ご自身でのお手続きは不要」
と赤字で書かれている↓。
つまり、
この案内に疑問を持ち、
ぐちぐちブログに文句を書いている
今の僕は、
時間にゆとりのある
優雅な生活を送れている
ということなんだろう。
なお資産
まとめ
- ミライズから「電気料金の見直し等について」が届いた
- ボクの条件では値上げだった
- 値上げは4/1から適用される
- 料金見直しの根拠(?)として述べられていた制度の説明が意味不明だった
- なので当然、料金見直しの理由はわからなかった
- というかそもそも誰も理由なんか気にしない
- 気にするのは時間を持て余した暇人くらい
- 暇人最高!無職最高!
それでは~
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