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【2023年5月】今月読んだ本【4冊】

◎読書まとめ(年・月)
◎読書まとめ(年・月)

某所にアップした
1冊300字弱の本の感想に
追記したりしなかったりしたもの。

感想は基本的に
所感 → 得た知見 or 気になる言葉
の順で書いている。
“◆”以下が得た知見や気になる言葉

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【森博嗣】君が見たのは誰の夢? Whose Dream Did You See?

なぜか諸々の描写に露骨さを感じたので、ウィルスの正体とロジの妊娠出産を予測できてしまった。自分の読み方or著者の書き方が変わった?どっち?ここまで露骨だと「笑わない数学者」みたいに別の隠し問題があるのでは?と訝しんだが、訝しんだだけで終わった。結末を予測できても面白いのはさすが森博嗣

◆リアルとイメージに差→リアルを修正して帳尻合わせ
◆珈琲は間をとる道具
◆納得前に見切りで頷く
◆夢は人の未来(バーチャル)の先取り or 夢があるからバーチャル誕生
◆覚悟しても安全性は一緒
◆やり方に拘り立場に固執→適切な判断が遅れる

【レンタルなんもしない人】レンタルなんもしない人のなんもしなかった話

著者が自分のなんもしない活動を例に挙げながら、それらについて語ることで著者の頭の中を覗くことができる本かと思って手に取ったんだけど、「本の内容としては、僕のツイートをさかのぼれば読めるものばかり(byあとがき)」で残念。でも「『なんもしてないのに本になった』という体でいきたい(byあとがき)」とあり納得。ただ、それならタイトルは”~なんもしなかった話”じゃなくて”~なんもしなかった記録”にして欲しかった。でも”~記録”だったら自分はこの本を手に取らなかったから、そこはさすが編集者ってところか。東京×twitterってすごいな、と思った。

【レジー】ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち

「教養」の定義が曖昧なことに端を発する教養についてのアレコレをよくここまでこねくり回せるなぁ、と。本の構成はわかりやすいけど、本書で述べられているように、扱っている「教養」の意味/定義が曖昧なせいで少し読みにくかった。一方で結論は単純で「中庸&セレンディピティ」。言い換えると、「純粋な興味での勉強(従来の教養)」と「金稼ぎや強迫観念から来る勉強(ファスト教養)」のどちらかに偏らずにいい塩梅で勉強しましょう勉強してれば思いがけない知識がリンクして、それが更なる教養になるよ、ってことかと。

ファスト教養の問題って、てっきり「事実を捻じ曲げてまで単純化された情報を、さもそれが事実であるかのように発信する発信者と、それを鵜呑みにしてしまう受信者」だと思ってたんだけど、それは本質じゃなくて一部の派生でしかないのね。あえて書くけど、「おわりに」だけ読めば本書の概要はつかめると思う。

映画の早送りも中田敦彦のYoutube大学も、本書によればファスト教養っていう括りでは同じ(同じか?)なんだろうけど、「オリジナルを(速度を変えて)自分で見る」前者と「オリジナルから情報量が減らされた上に、発信者の主観という名のノイズと共に見せつけられる」後者では全然違うと思うんだよなぁ。その辺のファスト教養の分類とか程度についても触れられてたら嬉しかった。あ、ひょっとしたら敢えて触れられてないだけで、「その答えをすぐに求めるんじゃなくて、自分で考えるのがファスト教養的考えから抜け出す第一歩ですよ」という著者からのメッセージなのかもしれない(笑)

【大原扁理】年収90万円で東京ハッピーライフ

昔読んだ記憶があって、本書の内容とボクの境遇が似てた気がしたので数年ぶりに再読。相変わらず文体(と絵)が合わない。書きたいことを書き散らかしただけ感が際立つ(同族嫌悪かも笑)。本書は今なら数ある「自分語り系節約ミニマリスト本」で括られて埋もれておしまいって感じだけど、著者はこの分野の開拓者/先行者の1人ってことなんだろう。本書で得るものは少なかったが、著者のその後に興味があるので他著にも目を通してみよう。

◆何事にも実感するという段階を踏む
◆全身鏡で姿勢チェック→普段の姿勢を客観視できる
『人と会わなさ過ぎて口から言葉が出てこなくなる』『未来の自分とこの本の内容を一致させるために生きてるわけじゃない』→わかる

以上。

それでは~

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