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【2023年6月】今月読んだ本【7冊】

◎読書まとめ(年・月)
◎読書まとめ(年・月)

某所にアップした
1冊300字弱の本の感想に
追記したりしなかったりしたもの。

感想は基本的に
所感 → 得た知見 or 気になる言葉
の順で書いている。
“◆”以下が得た知見や気になる言葉

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【西島基弘】誰も知らない「無添加」のカラクリ

健康本の固め読み④。↓の本と同様、棚から適当に選んだ。↓の本の逆で、添加物を悪者にし過ぎでは?という本。理解&納得できた。でも僕はコスト高にならない範囲では念のため健康目的で超加工食品は避け続ける。

◆添加物の役割:①作るのに必須(にがり等)②食中毒予防③品質嗜好性向上④栄養価向上
◆動物が毎日一生食べても影響ない添加物量/日→無毒性量
◆無毒性量×0.01×0.8→人間の使用許可量
◆使用許可量は「安全」の担保(≠「安心」)
国は正確性のため物質名を添加物名にする→体に悪そう
企業は不安を煽り優良誤認の「安心」コピーを謳う→体に良さそう
◆有害性より量が問題→米にもCd
◆量はラベルに書かれない

↑の赤線部が核心だと思う。本書で書かれている添加物の使用許可量を守れば安全が担保されていることは理解できるんだけど、「なんとなく身体に悪そう」という感情で添加物を拒絶されてることも理解できる(ボクがさっき「健康目的で超加工食品は避け続ける」って書いたのも感情判断だし)。そしておそらく後者の人口の方が多いことも。ただ、偉い人が感情で重要な判断をしてしまうと日本がとんでもないことになってしまうので、感情優先の判断は正確性を欠くということは大衆に広まって欲しい。都合の良いことに(?)最近処理水排出無添加納豆マフィンが大きなニュースになったことで、「感情じゃなくてデータで判断すること」「添加物がないと逆に安全ではなくなること」が広まればいいな、と思う。

【安部司】なにを食べたらいいの?

健康本の固め読み③。↓の本と同様、棚から適当に選んだ本。目次で内容が想像できる程度には既知情報っぽかった。「添加物=健康にとって悪」というスタンスの本っぽい。目次と5章「じゃあ、なにを食べればいいの?」だけ読んだ。

◆食品の選び方:

  1. 直感に従う
  2. 煩雑な裏ラベルを避ける
  3. 台所に存在しないもの(例:ソルビン酸)を避ける
  4. 他人作品を疑う
  5. 自作品と比較して違和感、疑問があれば避ける
  6. 成分表示の字面に騙されない
  7. 素朴な感想に従う(新米シールが無い=古米等)

→要は、ある程度のリテラシーの元、直感で選べばOKってことかと。うん、普段通りにしてればOKだな。

ちなみにボクの添加物に対する考えは、「味、食感、食後の体調にわかりやすく(悪い)影響があるならぜひ避けたい。ただ、そのために高額になるくらいなら入っててもOK。」というスタンス。

【山岸昌一】老けない人は何が違うのか: 今日から始める! 元気に長生きするための生活習慣

健康本の固め読み②。↓で予約した本(医者が教える食事術2)を受け取る時についでに棚からピックしてみた。内容は既知情報で、AGE+情報リテラシーに焦点されてた。TVの健康番組を見る人(それに影響されやすい人)向けって印象。糖質制限の危うさに言及している部分では、先に糖質悪説(?)を説く本(医者が教える食事術2)を読んでいたこともあり、それへの当て擦りっぽく感じた(特にチャーシュー麺のくだり)。本書の方が出版が新しいこと、両著者は一時期所属が被ってることから、ひょっとして2人は仲が悪いのかな?とか妄想してしまう。いかんいかん。

◆老化原因→糖化&酸化
◆食品中のAGEの7%が体内吸収
◆20時以降は食べない
◆相関関係≠因果関係

完全な余談だけど、「相関関係≠因果関係」と聞くと、アベプラでの成田悠輔氏 V.S. よくわからな自称経済評論家?の議論(議論になってない)が印象深い。まぁあれはそれ以前の問題だと思うけど。

【牧田善二】医者が教える食事術2 実践バイブル 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方70

健康本の固め読み①。定期的に健康本を読んで健康意識を維持するためにカンフル剤として予約してたんだけど、1か月前に同著者の本を読んだばかりなので効果は薄い。図書館予約のデメリットが出た形(読める時期が読めない)。食事に関しては既知。検査方法について「人間ドックの9割は間違い」っていうのが衝撃。5万もするのに。。。でも本書の手法で検査しようとするとオプション代で更にお金が飛んでくことになる。それは嫌なので、「まだ若い」という免罪符をかざして、自己満足感を目的に隔年の人間ドック受診で妥協することにしよう。

◆検査で早期発見
 ①胸部と腹部のCT→消化器以外の癌+心筋梗塞
 ②胃と大腸の内視鏡(大腸はCTもある)→食道、胃、十二指腸、大腸の癌
 ③脳のMRI→脳卒中(脳腫瘍)+認知症(海馬委縮度)

【橘玲】お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 ― 知的人生設計入門

こういう話大好き。出版から20年経って、本書の内容から社会は一応「改善」はしてるっぽいけど、制度や構造に根本的欠陥があるから決して「解決」はしない。「前より良くなってます」という言い分で国民を騙し続けられるのはいつまでだろ?現在版も書いてくれないかな。節税の話で色々妄想しちゃう自分に一言→「稼いでから考えろ」

弱者保護の名目で国がばら撒く黄金の羽根に人が群がる(=再分配の争奪戦)→民主制のコスト→非効率だけど独裁/中央集権制よりはマシ
個人ベースでは「節税&再分配の最大享受」が合理的判断(国ベースの話は知らん)。

余談だけど、不正と思われてもしょうがない公金がNPOに流れている、いわゆる「公金チューチュー」問題に関しては、「民主制のコスト」の一言で片づけちゃいけないと思う。僕にできることは選挙で〇〇党以外に投票することだけだけど、前線で戦っている皆さんには頑張って欲しい。

【雨宮処凛】学校では教えてくれない生活保護 (14歳の世渡り術)

14歳に必要なのは「制度の存在を認識させること&制度の利用条件&制度の利用方法」だと思う。そういう意味で2章はタメになったが、それ以外は14歳向けとは思えない重い&堅苦しい話が多く、14歳の世渡り術としてどうなの?って思った。なので後半は流し読み。事件や海外事情、歴史とか聞かされても…。現場の人は色々と大変なんだろうけど、ボクには単なる弱者&不遇アピールに感じてしまった。

あと、月5~6万円の節約生活してる身からすれば、東京都独身で13万、八尾市(大阪?)で7.6万(家賃別)って貰いすぎ (説明なかったけど、どっちも月額だよね?)。金銭的に切羽詰まった人は節約リテラシーに回す脳内キャパが無くなっちゃうのかな?支給は大事だけど、それより貰ったお金の使い方教育の方が大事だと思った。いっそのこと地域ごとに支給額以下で生活する具体的マニュアル的なものを作っちゃえばいいのに。…っていうのは当事者に言わせれば「現場を知らない人の意見」なのかな?

また、ベーシックインカム(BI)について触れられてないのが疑問だった(流し読んだ部分で触れられてたらごめんなさい)。BIにすれば「①全員貰える→貰いそびれない&自己責任論派に反対されない」「②手続き簡潔(不要?)→水際作戦消滅&弱者ビジネスの標的(財源)にされない」といった理由で本書で挙げられていた問題は大雑把に解決すると思うので、トピックのひとつとして出しておくべきでは?今後有権者になる14歳に向けた本ならなおさら。

若干繰り返しになるけど、ボクが

  1. 今のところ運よく生活保護を必要としない環境であること
  2. 工夫して生活保護でもらえる金額未満で生活できていること
  3. 周りに本書の事例に出てくるような極限状態の人がいないこと
  4. 弱者ビジネス(?)による公金不正利用のニュースをよく聞くこと

等から、どうしても感想が自己責任論寄りになってしまうなぁ。

◆労働の兵役化→言い得て妙と思わなくはないけど、この言葉を出すならなおさらその兵役化を防ぐためにBIの話を書くべきでは?と思った。

【山崎寿人】年収100万円の豊かな節約生活

節約生活を軸にした著者の自分語り。料理に興味のない自分にはほぼ役に立たないんだけど面白かった。節約生活すると似たような所に行き着くなぁ。固定費(年金健保等)に関して「人それぞれで比較に意味ない/参考にならない」との理由で説明されてないんだけど、それって(嘘ではないけど)「年収100万円」と謳ってる以上アンフェアでは?僕は著者がどんな条件下で出費を年100万以下に抑えてるのかを知りたかったので残念。家賃は?健保は?著者は今63歳で、年金受給まで後2年?今はどうしてるんだろう?この本以降、著作は出てないみたいだけど、、、

◆低脂肪乳でもヨーグルト作れる

以上。

それでは~

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