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100均は「節約生活の味方」ではない

〇その他(雑記)
〇その他(雑記)

出費日記で
「業スーは節約生活の味方」って
書いた時に思い出したんだけど、
似たような言葉で
「100均は節約生活の味方」
っていうのを聞いたことがある。

ボクは
この考えに基づく行動は
節約生活からはほど遠いと思っているので、
それについて書いてみる。

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ボクの考える「節約」の2つの定義

はじめに言葉の意味を共有しておく。

ここで言う「節約」の定義は、

  1. 無駄な出費をしないこと
  2. 無駄じゃない出費をできるだけ安く抑えること

の2つ。

一応デジタル大辞泉には

せつ‐やく【節約】
[名](スル)むだ遣いをやめて切りつめること。「電気の節約」「交際費を節約する」

デジタル大辞泉「節約」の解説

と書いてあるので、
上述の2つの定義が
見当違いではないと言えると思う。

以下、
2つの定義についてそれぞれ書いていく。

①無駄な出費をしないこと

もし
「私、節約してるんだよね~」
とか言いながら
流れるようにコンビニに吸い込まれて行き、
袋いっぱいに食べ物飲み物を詰めて
出てくる人がいるとしたら、

その人に対して
「何言ってんだコイツ?」
と思うはず。

そう思う理由は、
コンビニでの買い物が
節約の観点で無駄だと感じているから。

その人の言ってること
(「節約」=「無駄な買い物しない」)
とやってること
(「コンビニでの買い物」=「無駄」)
が矛盾してると感じるので
「何言ってんだコイツ?」ってなる。

何が言いたいかというと、
自分にとっての「無駄なモノ」が何かを
把握していないと「節約」ができない

ということ。

自分にとって
何が無駄なのかがわかったうえで
「コンビニで節約する」という人も
中にはいるかもしれないけど、
ちょっとボクには想像できないかな。。。

ボクにとっての「無駄な出費」とは

少し自分語り。

ボクは
「出費を切り詰めて
無職でいられる時間(無職寿命)を
できるだけ長くしたい」
という崇高な思想のもと
日々を過ごしているので、

ボクにとっての「無駄な出費」とは、
生活の中枢を担っている

衣食住&ネット環境以外の出費全て
のことを指す。

具体的に言うと、
6つの出費内訳

  • 食費
  • 光熱費
  • 健康・医療費
  • 住宅費
  • 社会保険・住民税
  • その他出費

のうち、

  • 食費
  • 光熱費
  • 健康・医療費
  • 住宅費

の4つが必要な出費で、

  • その他出費

が無駄な出費。

そういう意味では、
ボクは2022年に13.9万円の無駄遣いをしたことになる。

そして残った最後の

  • 社会保険・住民税

に関しては、
これもまぁ必要な出費なんだろうけど、
感情的に上記4つの必要な出費と
同列に書きたくないので
ここに別枠で書く感じ。

きっと共感してくれる人がいるはず。

②無駄じゃない出費をできるだけ安く抑えること

節約の定義2つ目。

無駄な出費をしないことが節約なら、
無駄じゃないことに関しては
いくらでも払って良いのかというと、
節約的にそれはやっぱりNO。

例えば生きていく以上
食費は無駄な出費ではないけど、
毎回外食したり高級食材を使うっていうのは
「節約」ではないよね、ってこと。

ここでは
「できるだけ安く」の基準
人によって、あるいは自分の中でも
時と場合によって異なってくるので、
先ほどの「無駄なモノ」同様、

自分にとっての「払っていい金額」が
いくらかを把握していないと「節約」
ができない

ということ。

ボクにとっての「払っていい金額」とは

再び自分語り。

正直、
ボクにとっての「払っていい金額」は
まだ検討中。

というか
それがわからないから
明らかにしていくために
このブログで出費の記録を始めたと
言ってもいい。

とりあえず最初の一年は
「具体的な線引き(予算策定等)はせずに
本能に従ってなんとなく出費を抑えて
様子を見る」
という方針でやってみた。

その結果が年間118.5万円だったので、
ひとまずこれを基準にして
今後最適化していこうと思っている。

とりあえず今は
夏の就寝時は電気代のことを気にせず
エアコンを使おう
と思っている。

ボクの認識する2つの「100均像」

節約の定義が終わったところで、
次はボクの考える100均について書く。

ボクは100均というお店を、

  • 「買わなくていいモノ」の店
  • 「安かろう悪かろう」の店

と認識している。

以下にそれぞれ書いていく。

①「買わなくていいモノ」の店

100均の商品って、
「あれば便利なんだろうけど
本質的には不要なモノ」

だと思っている。

心当たり、ありませんか?

例えば収納ケース。

上手く使いこなせば部屋がスッキリして
快適になるかもしれないけど、
別に重要なのはケースじゃなくて
中身の方では?

例えば便利グッズ。

上手く使えば日常の
ちょっとした手間が
省けて時短になったり、
ちょっとした不便が解消されて
快適になったりするけど、
別にそのグッズを買うまでは
グッズなしでやってこれてたんだから
本質的に不要では?

例えば食品。

食品は本質的に不要、ではないけど、
そもそも100均の食品って割高じゃない?

100均で買う必要、ある?

と言った感じで、
「あると便利かもしれないけど
別になくてもいいモノ」
あるいは
「別に100均で買う必要のないモノ」、
すなわち
「買わなくていいモノ」を
売ってるのが100均
だと思っている。

②「安かろう悪かろう」の店

これは主に電化製品に対してなんだけど、
ボクは一応工学博士で
専門は電源関係なので
100均の充電器を何個か分解して
中の回路を確認してみたことがあるんだけど、
これがひどかった。

専門的な話はしないけど、
ボクが分解した範囲では
「よく燃えないな」
とか
「素人小学生の作品じゃん」
と感じるような
商品ばかりだった。

ただ、
ボクは「研究室」という
ある意味「温室育ち」的な条件で
ずっとやってきたから
そう感じるだけであって、
「実際の市場の商品」という「現場」では
こういうもの
(今にも燃えそうな素人小学生の品質)
ばかりなのかもしれない。

いや、
さすがにそんなことはないだろ。

...ないよね?

とにかく、
少なくとも充電器については
「安かろう悪かろう」と断言できる。

そこから類推して、
それ以外の商品でも同様なのでは?
と思う次第。

「買ったけど使い物にならない」
ならまだいい方で、
「買ったことで以降損し続ける」
「買ったことでケガした」
なんてことになったら目も当てられない。

と言った感じで、
「安かろう悪かろう」な商品を
売ってるのが100均だと思っている。

100均は節約生活の味方? → ボクの答えはNO

ここまで
ボクにとっての
節約の定義と100均の定義を書いてきた。

ここから両者を照らし合わせていき、
果たして100均は節約生活の味方なのか
どうかを検証していく。

ここまで読んできて
察しはついているだろうけど、
材料は既に出そろっているので
結論はあっさりと出てくる。

ていうか
見出しに結論が出ちゃってるしね。

「買わなくていいモノを買うこと」は節約?

100均の定義「買わなくていいモノ」は
節約の定義内の「無駄なモノ」に含まれる。

つまり
100均の商品は
「節約的に無駄なモノ」なので
100均は節約生活の味方とは言えない。

「冷蔵庫内でにんにくチューブを
綺麗に立てて収納できるグッズ」
を買うことが節約になるか?って話。

ボクは節約にならないと思う。

「安かろう悪かろうなモノを買うこと」は節約?

100均の定義「安かろう悪かろうなモノ」も
節約の定義内の「無駄なモノ」に含まれる。

つまり
100均の商品は
「節約的に無駄なモノ」なので
100均は節約生活の味方とは言えない。

ここコピペ

「安かろう悪かろうなモノ」が
上述の「買わなくていいモノ」に
含まれるので当然同じ結論に至る。

ただ、
仮に「安かろう悪かろう」だけど
「節約的に必要なモノ(無駄じゃないモノ)」
が存在したとしても、
ボクは自分の体験から
とてもじゃないけど
「節約的に必要なモノ」枠に
100均の商品を採用する気にはならない。

仮に充電器が
「節約的に必要なモノ」だとしたら、
ボクは100均製じゃなくて
Anker製を買います。

でもボクは100均大好き

ボクは100均を多用している

ここまでは「節約の観点」で
100均を滅茶苦茶ディスってきた
けど、
ボクは実際100均を
多用していると言ってよい。

2022年に100均で買ったモノを
挙げていくとこんな感じ↓。

リンクは購入時の記事

「こいつ『節約生活』とか言っておいて
無駄遣いばっかしてんじゃねーか!」
と思うかもしれないけれど、
少し待ってほしい。

実際、
節約の観点からしたら
これらは無駄遣い以外の
何物でもない
んだけど、
「QOLを上げる」という観点からしたら
これらの出費は非常に重要
なものと言える。

100均は節約の(直接の)味方ではないけれど、QOL向上への貢献度は高い

たとえば
夏の日中エアコンを使わずにいられたのは
サンシェードのおかげだし(電気代節約)、

毎日焼いているパンに必須の
ドライイーストをいちいち
重さを測らずにスムーズに投入できるのは
計量スプーンのおかげだし(手間削減)、

寒い時期、
便座に座ったときに
お尻から太ももにかけて冷たくならないのは
便座カバーのおかげだし(快適度up)、

ザル付きボウルは
お米研ぎや乾燥大豆洗い、
ゆで卵の殻剥きの手間を
大幅に省いてくれているし(手間削減)、

お風呂で鏡を見るときに
変な姿勢を維持しなくて
済むようになったのは
マグネットミラーのミラーの
おかげだし(快適度up)、

あとは
壊れた傘を直せたのは
ラジオペンチのおかげだし
(修理代 or 新品購入代の節約)、、、

といった感じで
ボクが100均で購入したモノは
全てボクの生活のQOLを上げたり
間接的に節約になったりしている。

2022年、
100均で無駄遣いしなかったことは

個人的に満足ポイント(後述)。

100均は「マイルドな節約」の味方

ここまでをまとめると、
「必要最低限なモノしか買わない」という
「定義通りの節約」という観点では
100均は完全に不要な存在だけど、

「必要最低限+高コスパでQOL向上」という
いわば「マイルドな節約」という観点では
100均はQOL向上面で
非常に重要である
ということ。

ボクが目指しているのは
当然「マイルドな節約」。

100均で無駄遣いしないコツ

「マイルドな節約」だからといって
何でもかんでも100均で買えば
QOLが上がるのかと言うと
そんなことはなくて、
100均で無駄遣いをする可能性は
大いにある。

というか100均側は
ボクらの無駄遣いを狙ってる
わけだから、
その狙いをかわしつつ、
自分のQOL向上に有益なモノのみを
購入することが「マイルドな節約」のための
必須条件
と言える。

ということで
ここからはボクが気をつけている
「100均で無駄遣いしない方法」
を書いていく。

①衝動買いしない=決めたものしか買わない

「100均に行くときは買うものを決めて、
それ以外は買わない」
ということ。

買い物全般に言えることだけどね。

「買うものを決める」っていうのは
どういうことかというと、

100均商品購入の目的はQOL向上で、
QOL向上というのは
「不便なこと、困ったことの解消」
によって達成されるので、

日頃から
「不便なこと、困ったこと」の
アンテナを立てておき、

更に
「それってこういうものがあれば
解決できるのでは?」
という所まで考えを進めていれば、

ググってそういう商品が
100均にあるかを調べて、
あとは行って買うだけ、となる。

この
「あとは行って買うだけ」の状態になることが
「買うものを決める」ということ。

ちなみに、
店頭の商品を見ることで初めて
QOL向上のインスピレーションを得る
事はよくあるけど、
無駄遣いをする確率を減らすためには
その場合もその場で即購入せず、
一度家に帰ったほうがいい(後述)。

これに気をつけると、
店頭で商品を眺めて
「あ、これ〇〇に使えそう」
からの
「やっぱ使えなかった。捨てよ」
という典型的無駄遣いが無くなる。

決めたものだけを買いましょう。

②よく調べてから買う(寸法、材質等)

これは主に
自分の間違った感覚(思い込み)が原因で
無駄遣いになることを防ぐのが目的

「決めたものしか買わない」に従って
買うものをあらかじめ決めていたとしても、
寸法や材質をメモしなかったせいで
「サイズ違いを買って結局無駄になる」
「磁石がくっつかなくて結局無駄になる」

というケースが昔よくあった。

「今日は収納ケースを買うと決めてきたぞ」

「しまった、寸法測ってなかった」

「いや、このくらいの幅なら入るはず」

「自分の感覚を信じろ!」

(購入&帰宅)

「入らない!!」

「どうしよ、これ(買った商品)、、、」

みたいな。

買うものを決めるときは
「漠然と」ではなく、
「実際の利用シーンまで確認して」
決めましょう。

損しても100円。これをどう捉えるか

注意点を2つ挙げたけど、
なんだかんだ言って100均は100均なので、
無駄遣いしたところで損するのは100円。

節約の定義で挙げた
「無駄」「どこまで払っていいか」
と同様、
この「100円」を高いと感じるか
安いと感じるかは人それぞれ。

これをどう捉えるかで
100均の利用方法は
180度変わると言ってもいい
気がする。

ボクは無収入の身だから
「無駄遣い=無職寿命縮む」なので
100均と言えども
細心の注意を払って買い物するけど、

給料をもらってる人からすれば
「いろいろ検討するのが面倒くさいから
とりあえず買ってダメなら捨てる」
という利用方法で全然OKだと思う。
ゴミによる環境問題とかは知らん

ていうか100均の経営側からしたら
後者みたいな人がいなくなると
利益が減って潰れちゃうわけで、
100均が潰れちゃうと
前者みたいな人(ボク)が困っちゃうわけで。

みなさん100均をいっぱい利用してください!

まとめ

節約とは

  1. 無駄な出費をしないこと
  2. 無駄じゃない出費をできるだけ安く抑えること

である。

つまり、
「節約」するためには自分にとっての
「無駄なモノ」と「払っていい金額」を
把握している必要がある。
でないと軸がブレ

100均商品が自分にとって
「無駄なモノ」であれば、
100均は節約生活の味方にはなり得ない。

100均商品が自分にとって
「必要なモノ」であったとしても、
それを100均で買うのがベストじゃなければ
100均は節約生活の味方にはなり得ない。

よってボクは
「100均は節約生活の味方ではない」と思う。

「100均は節約生活の味方である」派
の人とボクとでは
「100均」に対する認識、
あるいは
「節約生活」に対する認識に
ズレがあるのだろう。

一方で
節約の観点から離れると、
100均はコスパよく
QOLを向上させてくれる良い施設である。

100均でモノを買うときは、
「決めたものしか買わない」
「実際の利用シーンまで確認する」

に気をつけることで
無駄遣いする確率を下げられる。

色々書いたが、
人によっては「たかが100円」なので、
そういう人は何も気にする必要はない。

それでは~

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