ツイッター(現X)を見ていたら、
「the ツイッターだなぁ~」という
やり取りが目に入ってきたので
思ったことを殴り書き。
牛丼を自炊したらチェーン店より高かったらしい
目に入ってきたのはこの投稿↓。
牛丼。自分で作ると2食分で約900円。牛丼屋に行きますわな pic.twitter.com/0R0EJYZHoQ
— バシャウマ (@basyauma_com) February 26, 2026
牛丼。自分で作ると2食分で約900円。牛丼屋に行きますわな
「牛丼を作ってみたら思ったより高かった」
という普通の投稿。
この投稿自体に特に違和感はない。
外食2食900円でこの量の牛丼って食べれるの?とは思うけど
ツイッターツイッターしてきた
面白いのはここから。
この投稿に対して、
こんな反応が付いていた↓。
ほんまこれ
— 煌斗 (@rintosite_raito) February 26, 2026
牛丼に限らず自炊ってほとんどなんの節約にもならないことに気づいてしまった https://t.co/Ruduh6rAno
ほんまこれ
牛丼に限らず自炊ってほとんどなんの節約にもならないことに気づいてしまった
牛丼の話が、
ナチュラルに
「自炊は節約にならない」
という話に広がって(ねじ曲がって)いる。
節約生活をしている
ボクからしてみれば
節約するならそもそも牛丼なんか食べるな
って話なんだけど、
それだけじゃなくて
自炊自体が節約にならない
とまで話を広げている。
どうしてそうなった?(笑)
フォーカシングイリュージョン!
これは典型的な
フォーカシングイリュージョン
ってやつだと思う。
行動経済学でやったところだ!
フォーカシングイリュージョン
っていうのは
文字通り焦点を錯覚することで、
簡単に言うと
「○○しさえすれば××になる!」
と思い込んでしまうこと。
例:地方在住者「都会に出さえすれば幸せになれる!」
ここでは
「自炊さえすれば節約になる!」
という間違った認識を
してしまっている(であろう)ということ。
この人にとって自炊という行為は
「節約を実現する手段」
ではなく
「節約が約束された手段」
なんじゃないかと想像。
だから
牛丼を自炊
↓
思ったより安くならない
↓
自炊は節約にならない
という結論になったのかな、と。
バズのためにわざと見当違いなことを書いた説もあるけど
いずれにせよ、
ボクの視点からは
「自炊は節約にならない」は
間違っていると言える。
あ、でも健康度外視で
真に食費を減らすことだけを考えたら
「自炊は節約にならない」は
成立するのかもしれないな。。。
毎食ジャンクフードとか
このツイートに
そこらへんの前提の説明が
含まれていないから、
いくらでも解釈のしようがあるな(後述)。
前提のズレと、解釈の飛躍
結論を先走ってしまったので
少し話を戻す。
「牛丼を自炊したら高くついたこと」
について。
牛丼では自炊で節約効果が出にくい
牛丼という料理は、
チェーンが沢山あることからも
かなり効率化した
外食産業のひとつだと思われる。
なので
家庭で同じ料理を作ると、
むしろ高くなることも普通にある。
なので
元ツイートの人の投稿内容については、
「そうなんだ~」で済む話。
節約の話なら、牛丼にこだわる必要はない
それに対して引用した人は、
引用元を受けて
「自炊は節約にならない」
と一般化しているので
かなり飛躍があると思う。
百歩譲って、
「牛丼においては
自炊が節約にならない」
という主張であれば理解できる。
やりようによっては節約になると思うけど
でも
そもそも節約が目的なら、
牛丼を安く作るかどうか
ではなく
そもそも牛丼を作るかどうか
の話になる。
実際ボクが
この一連の流れを見て
真っ先に思ったのが
コレ(=節約したいなら牛丼作るな)
だった。
どうしてそうなる?(笑)
そんな感じで、
「節約の話として見れば
牛丼にこだわる必要なんかないから、
牛丼以外の安いものを自炊すれば
節約になるよ」
っていう自分の中の着地点が
あったんだけど、
この人(引用した人)の凄いところは、
この着地点についても
「牛丼に限らず自炊って
ほとんどなんの節約にもならない」
の一文で
あらかじめ封じているところ。
「牛丼を自炊したら
思ったより高くついた」
って話への返しの初手で
ここまで話を広げているのだから、
これはもう
凄い以外の言葉が思い浮かばない。
こういうの、
バズるために狙ってやってるのか
あまり考えず素直に書いただけなのか、
どっちなんだろう?
認証マークがついてて収益化してる(?)
ってことだと思うから、狙ってやってるに一票。
(この人がそうなのかどうかは棚上げして)
こういうインプレッション目的の人が
混じる可能性があることからも、
やっぱりtwitterは議論には向かないと思う。
ツッコミどころ満載 ≒ バズりやすい
もう一つ思ったのは、
この手の投稿は
だいたいバズるということ。
正確には、バズる投稿にはこの手の特徴があるってこと
実際、
この「自炊自体が節約にならない」は
引用リツイート(?)なのに、
現時点で
引用元の「牛丼自炊は高くついた」と
ほぼ同数の1,400万view、3.2万いいねだった。
よくわかんないけど、
引用した側とされた側の数字が
同じってことは、
引用した側のバズり力が
大きいってことだよね?
ってことで
この一例から考えると、
バスる投稿には
- 前提が曖昧
- 身近なネタ
- 断定系
あたりの特徴があるのかな、と。
当然運もある
ひとつの例から無理やり一般化するあたり、
「牛丼自炊は高い→すべての自炊は節約にならない」
と同じことをやってる気がするけど、
それは棚上げってことでひとつ(笑)
これらの特徴を有する投稿が
バズる理由はたぶん単純で、
いろんな角度からツッコミができるから。
例えば今回の流れでも、
- まとめ買いすれば安いはず
- チェーン店の企業努力すごい
- 自炊は節約にならない
- 自炊が下手なだけ
など、
いろんな意見という名の
ツッコミが入り乱れていた。
つまり
- 前提が曖昧 → いろんな前提の人が参加可能
- 身近なネタ → 多くの人にとっての自分事
- 断定系 → それ違うだろ!と思う人多数
ってことなんだと思う。
昔本で読んだ、
「ネット上でアドバイスを貰いたいなら
丁寧にお願いするんじゃなくて
間違ったことを堂々と書くのが有効」
っていうのも
これら(特に断定)を抑えてると思う。
強引にまとめるなら、
バスを狙うには
母数とツッコミどころを増やした
ツイートを量産して、
あとは運任せって感じ?
しらんけど
ボクはTwitterよりブログ向き
仮に
ここまで書いた話を
Twitterで書こうとすると、
どうしても説明が足りなくなる。
140字しかないんだよ?
例えば
「節約を優先するなら牛丼なんか作らない」
とだけ書けば、
前提の説明不足のせいで
(ボクにとっては見当違いの)
ツッコミが来ると思われる。
でも
文脈まで書くと誰も読まない。
実際ここまで読んでくれる人は極僅かのはず
そう考えると、
どうせ読まれないのなら、
対人SNSと称される
ツイッターなんかよりも、
自分のメディアとして
好き放題書くことができる
ブログの方が
ボクには向いている気がする。
同じ「ネットにばらまく」のなら、
不完全な思考の断片(≒感情)を
イーロンの庭に投げるのではなく、
整理した(つもりの)思考を
自分の庭に記録しておく方が
より生産的かな、と。
なにを生産してるのか?への言及は避けさせていただきます
まとめ
- the twitterって感じの光景を見た
- 前提が書かれないので、異なる前提のもと、様々な「見当違い」が飛び交っている
- そこに「飛躍した解釈」が混じることで、さらに話がねじ曲がり拡散されていく
- 見てる分には面白いけど、主張を理解してもらおうと思うと精神が擦り減ると思う
- 結論、twitterは議論の場ではない(適当にわちゃわちゃする場だと思う)
- ボクはこうやってブログにだらだら自分の考えを書いてるのが性に合ってる気がする
【付記】
今回具体的なツイートについて色々書いたけど、
「ツイッターってこういうもんだよね」という
例のひとつとして取り上げただけで、
各ツイート主に対して思うところはない。
(ボクにとっての)「前提の共有」の重要性についてはこちら↓
以上、
それでは~
こういう本↓が売れてる(レビュー数1,400)ってことは、twitterを伸ばすことに価値を見出してる人が多いんだろうなぁ




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