個人的に糖質カット炊飯器って
なんか胡散臭い印象が拭えない。
なので原理を調べてみたんだけど、
それ以上に気になる点が出てきたので
なんとなく記事にしてみる。
いつも以上に
書き散らかしている感が強い気がする。
仮に糖質がカットされていたとしても、、、
ボクは
糖質が自分の食欲の源に
なってしまっている
という自覚があるので
それが前提の話なんだけど、
仮に
糖質カット炊飯器で炊いたお米から
本当に糖質がカットされていたとしても、
「カットされた糖質分は
体内に吸収されないわけだから、
その不足分の糖質を補う分
多めにお米を食べるので
結局何も変わらない」
って思うんだけど、どうなんだろう?
同様に
「春雨ヌードルを満足するまで食べたら
結局普段の麺よりたくさん食べてた」
とか、
あとは
食欲の源が脂質の人にとっての
「カロリーハーフマヨネーズ」で
「脂質欲が満たされるまで
カロリーハーフマヨを食べたら
結局通常に比べて2倍量食べてた」
とか。
まぁ、メーカーからすれば
炊きあがったお米の糖質が
カットできてさえいれば
それ以外は知ったこっちゃない
ってことなのかな。
余談:人類は「タンパク質欲」の優先度が高いらしい
ちなみに
この本によると↓、
人間には
- タンパク質
- 炭水化物
- 脂肪
- ナトリウム
- カルシウム
に対する食欲がそれぞれ別にあって、
優先されるのはタンパク質欲らしい。
なので
食事を占める
タンパク質の割合が多ければ、
満足するまで食べた時の
炭水化物や脂肪の摂取割合が減るので
自ずと摂取カロリーが抑制される、とのこと
(糖質制限ダイエットはこれの応用)。
他にも
- 寿命と繁殖力の話
- 超加工食品の話
とかが書いてあって
ボクの健康観に影響を与えた1冊。
糖質カット炊飯器の原理を調べてたら、、、
閑話休題。
そんな感じ(どんな感じ?)で
糖質カット炊飯器の
仕組みについて調べてたら、
おすすめとして挙げられていた
炊飯器の加熱方式に
マイコン方式とIH方式という表記があった。
これが気になって
糖質カットの原理とか
割とどうでもよくなってしまった。
一応目は通して原理(言い分)は理解したつもり
見たページはこれなんだけど、
「マイコン IH」の
検索結果から判断すると
炊飯器では割と一般的な分け方っぽい。
また余談:ボクは「無責任なおすすめ」警察
さっき挙げたこのページ、
仕組みについてはわかったけど
「おすすめ」とはいったい?
5種類も「おすすめ」として挙げてるけど、
本当におすすめするなら使ってみて
一番いいと思った1種類
(もしくは各方式で1種類ずつ)を挙げるものでは?
5機種全てについて
特徴がわかるくらい使い込んでるのかな?
だったらそれぞれ単独で使用感の記事書いてほしい。
ただただスペックと商品公式の説明文を
引っ張って表に載せたようにしか見えないんですけど。。。
「おすすめ」とはいったい、うごごご...
おっといけない。
「無責任なおすすめ」に対する
拒否反応が出てしまった。
「マイコン方式」が変だと思う理由
再び閑話休題。
マイコン方式とIH方式、
両者の違いについては
説明を読むことで理解できたんだけど、
ネーミングがおかしくない?
IH方式 → わかる
「IH方式」はわかる。
誘導加熱(Induction Heating)によって
鍋自体を発熱させる方式。
鍋自体が発熱源になるのが特徴。
発熱の原理が方式名になっているので、
これは納得。
マイコン方式 → わからない。抵抗加熱方式では?
一方で「マイコン方式」って何?
電熱ヒーターで加熱してて、
その制御をマイコンでしてるってことでしょ?
だったら「抵抗加熱方式」じゃん。
何なのマイコン式って?
なんならIH方式の加熱制御も
マイコンでやってるんじゃないの?
わからない、、、
方式名が変なのは、炊飯器の技術変遷によるもの
調べてみたら、
どうやら昔の電熱ヒータ―による
抵抗加熱方式は
オンオフ制御で粗い温度制御しか
できなかったんだけど、
そこに新しく
マイコン制御で緻密な温度制御が
できるようになった商品が出てきたので、
それを新たな「マイコン方式」と
呼んだことが始まりらしい。
エアコンにおける
「インバータ方式」みたいなもんかな?
知らんけど。
まとめ:方式名は「最新技術」由来。なお軸がズレてる模様
つまり
こういうことだと理解した↓。
発売順 | 方式名 | 制御方式 | 加熱方式 | 方式の語源 |
1 | (従来式?) | オンオフ制御 | 抵抗加熱 | – |
2 | マイコン方式 | マイコン制御 | 抵抗加熱 | 制御 |
3 | IH方式 | マイコン制御(のはず) | 誘導加熱(IH) | 加熱 |
【制御方式】には、
「オンオフ制御 → マイコン制御」
という技術変遷があった。
オンオフ制御時代は初代なので
特に炊飯器に方式名はない。
(敢えて言うなら従来方式?)
一方で
【加熱方式】には
「抵抗加熱(電熱ヒーター) → 誘導加熱(IH)」
という技術変遷があった。
で、
これらの技術革新を元に
方式名をつけちゃったから
片や制御由来、片や加熱方式由来で
チグハグになってしまった、と。
納得した。
納得したし、
炊飯器の歴史を感じることができるので
趣深い方式名だけど、
やっぱりなんかしっくりこない。
少なくともこれらは
生産者側の立場によるネーミングであって
(電気回路の知識のある)顧客の立場のことは
考えてないように思える。
「ちょっと方式の整合性が取れてないけど、
どうせ一般顧客は専門用語なんか
わかんないだろうからこのままでいいや」
みたいな。
考えてみると
こういう実態と何かがズレたネーミング、
世の中に溢れてるよね。
例えば
- ギガ
- 1ミリも~
- (野菜としての)菜の花
- マイナンバー
- 確定申告
- 携帯
などなど。
気が向いたらそれぞれについて
殴り書くことにしよう。
おまけ①:海外ではどうなってるんだろう?
たぶん炊飯器って
日本発祥の製品のはず。
だから日本国内では
技術変遷とともに名付けられた
「マイコン方式」「IH方式」の分類は
たぶんもう変えようがない。
じゃあ海外ではどうなんだろう?
炊飯器の変遷を知らない人に対しても
傍から見たら意味不明な
「マイコン方式」「IH方式」をゴリ押すのか、
あるいは配慮して別の方式名にするのか?
海外メーカー
ってことで
「ricecooker type」で
検索してみたところ、
海外メーカー(と思われる)サイトでは
方式として
- Standard Rice Cooker
- Improved Rice Cooker
- Multifunction Rice Cooker
- Induction Heat Rice Cooker
とか
- Digital rice cooker
- Basic rice cooker
- Multi-function rice cooker
- Induction heat rice cooker
とかだった。
最新型としての「IH式」という
呼称は日本と変わらないものの、
「マイコン式」なる呼び方は出てこない。
やっぱり
変遷を知らない人(外国人)からしたら
マイコン式とか言われても
今回のボクと同様「は?」ってなるって
ことだよね。
なんかちょっと自分の感覚が
肯定された気分になれて嬉しい。
検索が恣意的かもしれないけど、そんなの気にしない。
日本メーカーの英語サイト
一応
- Microprocessor rice cooker features
- IH rice cooker features
- Pressure-type rice cooker
っていう
「マイコン式」が出てくる
サイトもあったけど、
これはパナソニックの英語サイト。
炊飯器発祥(だよね?)の日本様の
分類方法だもんね。
そのまま英訳するよね。
(あるいは翻訳者が深く考えてないだけ)
おまけ②:ボクのお気に入り炊飯器?は一択
炊飯器について
つらつらと書いてきたけど、
ボクが炊飯器として使ってるのは
ホットクック↓。
以前使っていた
古い「マイコン式」炊飯器の
完全上位互換。
これが無かったら
節約生活が成り立たないくらい便利。
ホットクックは多分
海外メーカーの分類で言うところの
“Multifunction Rice Cooker(多機能炊飯器)”
に相当するモノ。
我が家の
「加熱を伴う調理」はすべて
ホットクックで賄っている。
なので
我が家にはIHコンロがあるけど
コンセントを抜いてる。
なんでもできてすごい。
なお「何でもできる」のは
ボクがホットクックで作れるものしか作らないからの模様。
ちなみに
保温(≠加熱)はヨーグルトメーカー↓。
これも何でもできて(以下略)。
あ、
加熱はすべて
ホットクックっていうのは嘘だ。
パンはホームベーカリーで焼いてた↓。
おまけ③:糖質カット炊飯器、実は糖質カットできてないらしくて草
方式の違いに気を取られて
もともと調べようとしていた
糖質カットの原理については
スルーしちゃったんだけど、
すっごいタイムリーに
こんなニュースが出てきた↓。
糖質カット炊飯器は、炊飯の途中で米をすすぐごとで二重底の内釜の穴から糖質が溶け出した水が出るという仕組み。しかし市販の6製品をテストしたところ、同量の米を通常のマイコン炊飯器で炊いた場合に比べて水分が1~2割多い炊き上がりになったものの、含まれる糖質の総量に大きな差はみられなかった。
糖質カット炊飯器、実際は「大差なし」より一部抜粋
アイリスオーヤマは
この記事に対して反論してるっぽいけど、
真偽はともかく
こういうタイトルの記事が
出ること自体が草。
それでは~
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