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【本の感想】抑制からの解放【「すぐやる脳」のつくり方】

〇本の感想
〇本の感想

予約した本
図書館に取りに行ったときに
ついでに借りた本。

ボク的分類では
やる気&習慣系に属する本。

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概要

すぐやる脳とは、
脳の抑制が外れて軽やかに動く
頭脳のこと。

すぐに行動に移せないのは、
脳の前頭葉が正常に機能して
抑制が効いてしまっている状態

欧米に比べて
日本がすぐ動かないのは、
集団のルール(日本文化)が
脳の抑制になっているから

言い換えると
くそ真面目だからすぐ行動できない。

本書では、
抑制を取り除き(≒くそ真面目を脱却し)
すぐやる脳になるための
考え方&方法のヒントが書かれている。

タイムリーな「脳の抑制」の実例

いきなり余談なんだけど、
本書の
日本は集団のルール(文化)が
脳の抑制をしているから動きが鈍い

という部分を読んで、
レジ打ちが思い浮かんだ。

海外でスーパーに行くと
レジの人は
普通に座って
隣のレジの人と大声で喋りながら
作業してる。

それを見て以来、
ボクは
喋りながらレジ打ちは
やめて欲しいって思うけど
(二重会計リスクが増えるから)、
座るのは誰にも迷惑が
かからないんだから
いいんじゃないの?

って常々思っている。

座ってレジ打ちできないのは
集団のルール、
というか日本の謎文化による
脳の抑制だと思う。

ちょうど
最近の記事にもこんなのがあった↓

スーパーのレジ、店員が座ったらダメですか? イス設置求め、学生が運営会社と交渉

記事概要はこんな感じ↓。

レジ打ち業務にイスを試験導入。
レジを打つ時は立つが、
待っている間は座ってよいという運用。

レジ担当者「疲れ方が全然違う」。
一緒に働く人にも好評。
座っている姿を見て文句を言った客はいない。

会社は試験導入後のアンケートで
反対意見が3割ほどあることを理由に
イス設置には消極的

会社側の脳が
抑制されてる典型例だ(笑)

まぁそれなりな事情はあるかもしれないけどさ、、、

気になったフレーズ 5選

以下、
気になったフレーズをベースに
感想を書いていく。

①脳内ダイエット

やらないことを決めて
脳に余白を作ることで
一極集中できる、とのこと。

ついこの間読んだ
ミニマリスト本にも
同じことが書いてあったので
タイムリー。

部屋だろうが
脳内だろうが、
あってもなくてもいいもの
というのは、
無意識的には
それが存在するだけで
ノイズになる

ってことなんだろう。

②瞬間トップスピードを習慣化

これが
本書で一番刺さったフレーズ。

意味としては
「やる気を出すにはやり始めること」
「どうせやるなら最初から飛ばしていけ」
っていう
この手の本には
大抵書かれていることで
目新しくもなんともないんだけど、
単純にこの表現が
ボクにベストマッチした。

これ、意識するようにしよう。

③雑談はクリエイティブな行為

雑談は目的がなく
話題が飛び飛びなことから
創造性が高く、
脳のマッサージ&サプリメントと
言えるらしい。

ボクには
雑談相手がいないので、
一人脳内連想ゲームをするのが
関の山か。

ここのところ
読む本読む本みんなから
「友達作れ」って
言われている気がする。

“言われている気がする”
って思うことは
僕自身が必要だと
思っていること
だろうから、
どうにかした方が良さそう。

すぐやる脳を作る三つの法則

ちなみに
本書に書かれていた
すぐやる脳を作る3つの法則は、

  1. 瞬間トップスピードを習慣化する
  2. 雑談の時間を作る
  3. ベストエフォート方式

の3つ。

1.と2.は上で触れたけど、
3.は特に刺さらなかった。

要は
できる範囲で頑張れ
って内容。

これだけしかできなかった
と罪悪感を抱くんじゃなくて
ここまでできた
と達成感を抱いたほうがいい、と。

やらなかったことじゃなくて
やったことにフォーカス
する方が
すぐやる脳になりやすいらしい。

④一日一回、人生で一番のプレッシャーをかけてみる

これも
人は追い詰められたら
嫌でも行動するんだから、
行動したいなら

疑似的にその状態に自分を置け
っていうよくある話。

だけど
「毎日」「人生で一番の」
って書くほど大切なのか~

と少し認識を改めた。

補足のフレーズとして

  • 脳の成長には負荷が必要 
  • 嘘のプレッシャーでも効果は大

とも書いてあったのでメモ。

⑤頑張るのは燃費が悪い

頑張り続けるのは
脳的にしんどいから
疲れたら休むのが
一番効率が良くて、

頑張らずにやれる状態、
言い換えると
習慣化されてルーチンで
行動している状態

が一番いい、とのこと。

これ、
ひろゆきが
「謝る」カードを安売りすると、
その人の謝るという行為

の価値が下がるから、
それが一番効果を発揮するとき
まで切り札としてとっておけ、

って書いてたのと
似ている気がする。

「頑張る」カードを
安売りすると
すぐに脳が疲れて
使い物にならなくなるから、
頑張っている様子を

見せたい相手がいるとき等、
ここぞという時まで
切り札としてとっておけ、

みたいな。

その他感想

本書のテーマとは
関係が薄そうな感想群。

8年前のAI観

人工知能の例として
乗り換え案内アプリが
挙げられていたり、
「エンタメや芸術といった
創造性を発揮すべき分野は
人工知能にはできない」
と言っていたり、
AI観がズレていると思った。

でもこの本、
8年前の本だった。

AI観のズレじゃなくて、
この8年間の
AIの発展速度が速い
ってことだった。

危機回避コマンド「なにもしない」

野生動物は
危険な状況下で
エネルギー消費を抑えたり
危険を回避したりして
生き延びるため、
あえて「何もしない状態」を
とる本能が
備わっているらしい。

現在の人間にも当然
その本能は備わっていて、
世の中に対する不安や危険も
「何もしない」トリガーになる

「危険な状況」に該当する
とのこと。

一方で
現在のビジネス等において
成功しやすい人っていうのは
リスク(=危険な状況)を取る人

らしい。

ってことは
今の時代成功するのは
野生時代ならすぐ死ぬタイプ
っていうことになる。

いろんな本で
人間の進化が技術の進化に
追いついていないことで
様々な弊害が顕在化している

的なことが書いてあるけど、
これもその一例かと。
書いてある本:これとかこれとか。

おもしろいなぁ。

受け身→脳の抑制→やる気出ない

一度でも
「自分はこれをやらされている」と
受け身に感じてしまうと、
脳が抑制されてやる気回路が
なかなか働かなくなるらしい。

つまり
やるべきことを
自分ごととして認識できれば
やる気をもって
取り組めるようになる

ここからわかることは、
11年間働いても
ボクは仕事を自分事として
捉えることができなかった

ということ(笑)

脳内に「柔らかいtodoリスト」を作れ?

本書に感じた矛盾点。

前述の
脳内ダイエットでは
やらないことを決めて
脳に余白を作ることで
一極集中できる

と書いてあるのに、

別の項では
todoリストは書き出すのではなく
常に臨機応変に変更可能な
リストを脳内につくっておけ

とある。

todoが
脳内でごちゃごちゃしてると
それがノイズになるから
一度全部書き出して、
書き出した内容をいったん忘れて
今やることだけに注力する

っていうのが
よくある集中力本
書いてあることなんだけど、
どう解釈しよう???

ボクの体感と
マッチすることと
脳内ダイエットと
矛盾しないことから、
ボクはtodoは書き出す派かなぁ。

まぁ
ボクはtodoから逃れたくて
今の生活をしてるわけだから
どっちでもいいっちゃいいんだけど(笑)

まとめ

  • 結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方を読んだ
  • 集団のルール、文化が脳を抑制→すぐ行動に移せない
  • 脳内ダイエット→余計なことは考えるな
  • 瞬間トップスピードを習慣化
  • 雑談はクリエイティブな行為→ただし相手が必要
  • 一日一回、人生で一番のプレッシャーをかけてみる
  • 頑張るのは燃費が悪い→習慣化で頑張らない、頑張るのは切り札

それでは~

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