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【本の感想】出費以外もミニマルに【手放す練習】

〇本の感想
〇本の感想

本の感想
という名の自分語りに
なってしまった。

...いつも通りか。

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概要

よくあるミニマリスト本の例にもれず、

  • モノが少ないとこんなにいいことがありますよ
  • むしろモノを持っていると、こんな悪いことがありますよ
  • とは言え、減らせば減らすほど良いってもんでもないですよ
  • 減らすことによって、自分にとって大事なものが見えてくるんですよ
  • その大事なものを愛でる人生が幸せなのではないでしょうか?

ということが、
あらゆる角度から書かれている。

基本的に既知情報だった。

これまでに
ミニマリスト本を
1冊でも
読んだことがある人ならば、
内容の半分は重複してると思う。

タイトルの
「手放す練習」から想像する
中身とはちょっと違って、
方法っていうより
思想って感じの内容
だったかな。

なお、
本記事では
物質としての物を
“モノ”と書くことにする。

気になったことば

なんとなく気になって
メモした文章を挙げ、
それについて
コメントを書いていく。

モノを手放すことで人生に余白をデザインする

モノを手放すことで
生まれる余白は
なにも場所だけのことじゃなくて、
心にも余裕が生まれる。

むしろ
そっちがメインな気さえする。

心に余裕が生まれることで
視野が広がる。

ボクは
退職したことによって
これを実感した。

ホント
視野が広がるっていうか、
在職時代の視野が
いかに狭かったかというのを
思い知った。

心の余裕、大事。

何をしないか決める

モノを手放すことで
生まれる心の余白は、
どちらかといえば
場所が空いたことに対する
副作用に過ぎない。

より直接的に
余白を生み出すには
何をしないか決めること。

ボクの場合は
会社を辞めたことで強制的に
何もしないを獲得できたけど、
そうではなく
日々しなければならないことが
大量にある人にとっては、
何をしないかを能動的に決めること
が心の余裕を作るために
大事だと思った。

手放すことと余白を持ち続けることを徹底することで、人生がイージーモードになる。

単純に
人生イージーモード
という言葉がボクに刺さった。

ボクのやってる節約生活
ゲーム用語で表現するなら
「縛りプレイ」で、
それはどちらかといえば
ハードモードに属すると思う。

にもかかわらず
ボクがそれを楽しめているのは、
ここで書かれているように
人生というスパンで見ると
イージーモードになっている

からなのかもしれない、
と考えるとなんかしっくりきた。

所有はコスト

これは
あらゆるミニマリスト本で
書かれていること。

モノが占有する場所に対して
家賃を払っていると考えると、
モノが多い=家賃が高い=無駄。

車のように持ってるだけで
それ自体に金がかかるモノもある
(=無駄)。

逆に
持ってないとコストがかかるモノ
っていうのも存在するけど、
そういうモノは所有すればいい。
(例:冷蔵庫、洗濯機)

ちなみに
ボクの節約生活の観点では
トータル出費が低いのが正義

上述の
持ってないとコストがかかるモノ
っていうのは
種類が限られてくるので、
自然と所有しない方向に傾く。

買い集めた者たちは、逆に失うと不安の種に変わる。

人間、
自分の所有物には
実際よりも高い価値を
感じるようにできているらしい。

なので
一度モノを手にすると、
それが例え
しょうもないモノであれ
失うことに対して
ある種の不安を感じる。

つまり
モノを手にすることで、
本来であれば
存在しなかったはずの不安の種を
同時に手にしていることになる。

心の余裕のためには
そんなモノ必要ない。

増やすよりも減らすほうが結果が出やすい

ボクが
自ら実践したことでもあるので
とても共感する。

モノを減らしたい場合

捨てて終わり

モノを増やしたい場合

お金が必要

可処分所得を増やしたい

給料を増やすよりも
支出を減らすほうが早いしラク

ごもっとも。

時間がないから片付けられないのではなく、片付けないから時間がない。

卵が先か鶏が先か
ではなく、
時間と片付けに関しては
明確な因果関係があるとのこと。

「時間がないから片付けない」
っていうのは
できない人の言い訳。

片付けられない人は
時間があっても片付けない。

この考え方を
抽象化したら
いろんなところに
適用可能な気がする。

片付けが苦手で物を減らせないのではなく、物を減らせないから片付けが上手くならない。

同上。

これは
経験値を考えればわかりやすい。

モノを減らせば、
それが経験になって
片付けがうまくなっていく。

モノを減らさなければ
いつまでも経験値がたまらず
片付けレベルが上がらない。

モノを減らすのは効率追求ゲーム、効率の良い生活は精神安定剤。

単純にボクに刺さった言葉。

節約生活に置き換えると
「節約生活は
低スコア縛りプレイ」
「低いスコアが精神安定剤」

って感じ。

なお、
節約ゲームは

プレイヤーが苦痛を感じたら
レギュレーション違反により失格の模様。

粗大ゴミはジモティー0円出品でお得に処分できる

本書から得られた新しい知見①。

著者が都会住みだから
できることなのかもしれないけど、
一理あるなあと。

コンフォート原則:長く使うモノにお金を集中でQOL改善

本書から得られた新しい知見②。

言われてみれば
その通りなんだけど、
あんまり気にしたことがなかった。

長く使うモノとして
よく例に挙げられるのが
寝具だけど、
前読んだ本曰く
最適な枕っていうのは
科学的にまだわかってないらしい。

なので、
最適な寝具は
結局自分の主観で
判断する必要がある
んだけど、
判断するには比較が必要で、
比較できるだけの枕を
用意できるかっていうと、
そんなお金はない。

なので
なかなか節約生活と
寝具の質アップは
両立が難しい。

他に長く使うモノの例として
挙げられるのはスマホ

ボクの場合は
スマホよりもデスクトップpcかな?

スマホはiPhone Xで
全く不便を感じ無いので、
まだまだこれでいく。

娯楽が安価→人生に必要なのは時間と健康

以下、該当部分をそのまま引用する。

娯楽がここまで安くなると、人生に必要なのは「とにかく時間と健康」になってくる。不必要に生活レベルを上げすぎて、日々の労働に時間と健康を奪われるよりも、「生活レベルが低くて、ストレスはなく、毎日7時間は寝ている健康体と時間を持ち合わせた暇人」の価値がいっそう高くなる。

手放す練習 pp.249-250

あれ?

ボクの価値、
めっちゃ高くね?

問題は、
その価値の
活かし方が迷子だということ。

ミニマリズムの本質:少なく絞る過程で迷いを無くし、自分にとって大事なものを強調すること

本書で
散々書かれていることを
あえて一文で表すと
こうなるのかな、と。

その他

本書の本筋とは関係ない部分の感想。

たまに毒を吐くかも。

ICL

著者は
眼鏡とコンタクトを手放す
という観点でICLをしたらしい。

防災や荷物削減にもなるとのこと。

ボクもICLをしているが、
そういう観点はなかったから
なんか儲けた気分。

たしかに
避難時に眼鏡を忘れたら
避難所での生活が
不便極まりないだろうなぁ。

作った余白で何をするか

余白があるとお金が増える
と本書には書いてあるが、
作った余白で
お金につながる行動をしないと
お金は増えませんよ
>自分。

本書全体から醸し出される感想(毒あり)

まえがきに
「本なんて
著者の思想100%の
文章が乗るのだから、
正解もくそもない」

と書いてあるので、
本書の内容は著者の思想が
中心のはずなんだけど、
ボクはそこに
著者の思想を感じなかった。

著者は
ミニマリストとして有名で
既に一定の権威性があるので
自分の言葉を使って
好きに書けばそれでいいのに、
いちいち引用や
どこかで読んだことのある話
を添えるから、
「そんなに自分の思想に
自信がないのか」

と思ってしまう。

他の著者で
引用が多用されていても
そんなこと思ったことないので、
作文力の問題なのかな?

とにかく
ボクにはそう思えてしまった。

なので終始
「”それっぽい文章”を
頑張って書いたんだな」
という印象を受けてしまった。

端的に言うと、
なんか薄っぺらく感じた。

チャンピオンデータじゃなくて今のデータを見せて欲しい

「月〇〇万円生活」等の
低支出を謳っている本で
月の支出内訳が
ちゃんと記載されてるものって
ボクの経験上少ないんだけど、
本書では
(おそらく最低支出時期である)
一人暮らし開始時の
支出6万円/月の内訳が
ちゃんと示されていて
とても好感がもてた。

ただ
本書中に
「22歳で年収1000万達成」
と収入が書いてあったので、
その時の、または本書執筆時点の
支出と内訳も示してほしかった。

こういう
支出や収入が少ないこと
を売りにしている人たちって、
その”売り”で得た収入の影響を
書いてないことが多い気がする。

論文じゃないんだから、
そもそも無駄遣いできるような
お金がなかったであろう頃の
チャンピオンデータだけを
出されても…。

「カツカツだった当時は
こんな少ない支出でも
生活できていました」

だけでなく、
「充分な収入がある今も
これだけの支出で
幸せに生活しています」

と対比させた方が
説得力あると思うけどなぁ。

ミニマリストのこと、だいたい理解したかも

ボクが
ミニマリストという概念を
はじめて知ったのは
この本の著者の前作
「手ぶらで生きる」
だったと記憶している。

そのときは
すべての情報が新鮮で
とても興味深かったけど、
その後何冊も
ミニマリスト本を読むことで、
どの本も同じことを言っているだけ
と思えてきてしまった。

今回ボクが
ミニマリストを知る
きっかけになった
著者の最新作(本書)を読んでも
新たな知見が
ほとんどなかったので、
今後ミニマリスト本は
情報収集のためではなく
やる気を出すための
カンフル剤として読むことにする。

ミニマリスト本、
今までありがとう。

これからも
お世話になります。

出費減らしは達成と言っていいので、今後は収入増加?

ミニマルな生活によって
得られるものは
空間と心の余白、
および
その余白によって
強調された大事なもの

今のボクは
まだ在職中に負ったダメージが
回復しきっていないからか、
大事なものは”余白”それ自体。

その余白を維持するには
出費を減らすことが必須なんだけど、
ボクは本書で書かれていた
月6万円より安く
生活ができてしまっている。

なので
節約という観点では
ミニマリストから得るものは
もうないと言ってしまっても
いいと思う。

となると
目指す方向は

  • 出費を更に極限まで減らす
  • 収入を増やす

のどちらか。

敢えて自らを
苦痛にさらすことはないので、
当然ここは後者を選択。

ということで
退職して約2年、
出費はこれ以上
減らせないっぽいので
いい加減
余白に浸るのをやめて
収入に目を向けても
いいのかもしれない。

頑張ろう。

来年から。

まとめ

  • 手放す練習 ムダに消耗しない取捨選択を読んだ
  • ミニマルな生活によって空間と心の余白が得られる
  • その余白によって大事なものが強調される
  • 新たな知見は2つだけ↓
  • 粗大ごみはジモティー0円出品で代替すれば節約になる(かも)
  • コンフォート原則:長く使うモノにお金を集中でQOLアップ
  • 今後ミニマリスト本に求めるものは情報収集からカンフル剤

それでは~

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