2022年2月、
ボクは会社を退職しました。
退職してまず思い浮かぶのが
失業保険の受取り。
この記事では
- 失業保険を受け取る流れの全体像
- 各フェーズの体験記事リンク
をまとめました。
この記事を読めば
退職後(一部退職前)に何をすればよいか
わかるように書いたつもりです。
会社からもらった離職票を
持ってハロワに行けばOK!
CATION!!
本記事はボクの体験談です。
網羅的な説明ではありません。
ボクとは条件の異なる場合
参考にならない可能性があります。
また、一連の記事におけるボクの目的は
「失業保険を満額受け取ること」です。
失業保険を受け取るまでの大まかな流れ
退職(=離職)してから
失業保険をもらうまでの流れは、
以下の通りです。
- 退職する
- 「離職票」を入手する
- ハローワーク(以下、ハロワ)に登録する
- 説明会に出席する
- 「初回認定日」にハロワに行く
- 以降4週に1度の「認定日」に、「求職活動実績」を2つ獲得した状態でハロワに行く
- 3.で登録した日からカウントされる「給付なし期間」が明けた後の認定日から、失業保険がもらえる
- 給与なし期間、及び失業保険をもらえる期間は「退職理由」「年齢」「雇用保険料を払っていた期間」で決まる
それぞれについてボクの例を交えて
順に説明していきます。
退職する(=失業状態になる)
![](https://yoshino000.com/wp-content/uploads/2022/03/happiness-g36339c072_1280-e1649600665364-1024x502.jpg)
失業保険はその名の通り、
失業状態でないともらうことができません。
ただし、
会社を辞めたからと言って
全員に失業保険をもらう資格が
あるわけでもありません。
失業保険をもらうためには、
会社に所属していないことに加えて
- 積極的に就職しようとする意志があること
- いつでも就職できる能力(健康状態・環境など)があること
- 積極的に仕事を探しているにも関わらず、現在職業に就いていないこと
を満たしている必要があります。
(「雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり」より抜粋)
この3つの条件のうち
- 「就職しようとする意志」
- 「積極的に仕事を探している」
の2点については大した問題ではない
(=どうにでもなる)ので棚上げします。
実際、ボクはこれらの条件を厳密には満たしていませんが
ちゃんと失業保険をもらえました。
ここで大事なのは
「いつでも就職できる能力(健康状態・環境など)があること」、
つまり
「肉体的、精神的に健康であること」
です。
もし健康が理由で退職を検討している場合、
条件を満たせないので
会社を辞めても失業保険はもらえません。
ただ、その代わりに在職中に
「傷病手当」がもらえる可能性があります。
傷病手当は
在職時の手続きが少し増えますが、
申請が通ると、最長1.5年間ほど
手当をもらい続けることができるようです。
ボクは傷病手当の申請をしていないので
詳細はわかりませんが、
条件を満たす人は
健康が理由で会社を辞める前に
調べてみる価値が
あるのではないでしょうか?
「離職票」を入手する
![](https://yoshino000.com/wp-content/uploads/2022/03/envelope-gf17e174b7_1280-e1649600882553-1024x394.jpg)
離職票は、
失業保険をもらうにあたって必須です。
これが無いと失業保険をもらえません。
(たぶん)
退職時、
会社から何らかの形で「離職票は必要か?」
と聞かれると思います。
ボクの場合、
「退職願」なる書類上のチェックボックスで
要否を聞かれました。
「必要」にチェックしておいたため、
退職の約2週間後に郵送されてきました。
ハロワに登録する
![](https://yoshino000.com/wp-content/uploads/2022/03/receptionists-gf36c09135_1280-e1649601162220-1024x412.jpg)
離職票をはじめとする必要書類をもって
ハロワに行き、
「失業保険が欲しいです」
「再就職のためにハロワを利用したいです。
ついでに失業保険受給の申請もしたいです」
という登録をします。
必要書類さえあれば、
案内に従うだけでこの手続きは終わります。
このとき、
失業保険をもらう手続きに関する
雇用保険説明会の日程を知らされます。
このときの体験談はこちら。
説明会に参加する
![](https://yoshino000.com/wp-content/uploads/2022/03/bank-g22ec9d00d_1280-e1649601284841-1024x410.jpg)
ハロワに登録したら、
同時に「説明会」の案内をされます。
必要書類をもって
指定された日時に会場に行きましょう。
当日はいろいろ説明されるのですが、
重要なのは「初回認定日」の日程だけです。
このときの体験談はこちら。
「初回認定日」にハロワに行く
![](https://yoshino000.com/wp-content/uploads/2022/03/receptionists-gf36c09135_1280-e1649601162220-1024x412.jpg)
説明会でもらった書類を持って、
説明会で聞いた日時(初回認定日)に
ハロワに行きます。
初回認定日では、
特にこちらから行動する必要はありません。
受付で書類を渡した後は
言われるままに話を聞いたり質問に答えたり
していれば終わります。
このときの体験談はこちら。
以降4週に1度の「認定日」に、「求職活動実績」を2つ獲得した状態でハロワに行く
個人的にはここからが
「失業保険をもらうための活動」
という感じです。
初回認定日から4週間ごとに
認定日がやってきます。
次の認定日までに
2つ以上の求職活動実績を獲得しないと、
認定日をパスできず
失業保険がもらえません。
つまり認定日をパスすることが
- 就職しようとする意志があること
- 積極的に仕事を探していること
の証明になります。
どうすれば
「求職活動実績」を得られるかというと、
「ハロワ公認の就職活動」をすればOKです。
求職活動実績獲得の体験談は
こちらの4, 6, 8, 10, 12回目、
認定日の体験談は同じく
こちらの5, 7, 9, 11, 13回目です。
なお、ボクの場合
新型コロナの影響で
認定日に無条件で求職活動実績を1つ
もらうことができました。
なので
- 認定日(無条件で実績1つ獲得)
↓ - 求職活動実施(実績1つ獲得)
↓ - 認定日(無条件で実績1つ獲得)
↓ - 以下ループ
※認定日と認定日の間が4週間
というフローでした。
新型コロナの影響が無くなった場合、
フローはおそらく以下のようになります。
- 認定日
↓ - 求職活動実施(実績2つ獲得)
↓ - 認定日
↓ - 以下ループ
※認定日と認定日の間が4週間
3.で登録した日からカウントされる「給付なし期間」が明けた後の認定日から、失業保険がもらえる
![](https://yoshino000.com/wp-content/uploads/2022/03/calendar-g94f355abe_1280-e1649610572884-1024x397.jpg)
ここでは
「いつから失業保険をもらえるか?」
についての説明です。
残念ながら、
ハロワに登録したら即日もらえる
わけではありません。
- 給付なし期間が明けていて
- 認定日をパスすると
- 前回の認定日以降の受給日数に応じた額が
- 初回認定日で指定した口座に
振り込まれます。
給付なし期間のイメージはこちら↓。
![](https://yoshino000.com/wp-content/uploads/2022/03/受給開始までの期間2-1024x621.png)
失業保険が発生するのは、
ハロワに登録した日から
「一定の給付なし期間」経過後からです。
「一定の給付なし期間」というのは、
退職した理由が
- 正当な理由のない自己都合退職の場合
- 自分の重大な過失等で解雇された場合
- ↑のどちらでもない場合
の3バターンのいずれかで変わってきます。
「正当な理由のない自己都合退職の場合」のとき
ハロワ登録日の7日+2か月後から
失業保険が発生します。
「自分の重大な過失等で解雇された場合」のとき
ハロワ登録日の7日+3か月後から
失業保険が発生します。
「↑のどちらでもない場合」のとき
ハロワ登録日の7日後から
失業保険が発生します。
ボクのケース
ボクは
「正当な理由のない自己都合退職」
に該当するので、失業保険をもらえるのは
ハロワ登録日(2022/3/8)の
7日+2か月後(2022/5/14)からです。
この日付は動かしようがないのですが、
なんなんですかね、
「正当な理由のない自己都合退職」って。
退職するにあたっての心境は
こちらで自分語りしていますが、
めちゃくちゃ正当な理由、ありますよ!
失業保険をもらえる期間は「退職理由」「年齢」「雇用保険料を払っていた期間」で決まる
![](https://yoshino000.com/wp-content/uploads/2022/03/nuthatch-gdfaed6689_1280-e1649610986328-1024x361.jpg)
無事に失業保険を
もらえるようになったとして、
いつまで失業保険をもらい続けることが
できるのでしょうか?
それは、
- 退職理由
- 年齢
- 在職時に雇用保険料を払っていた
(=被保険者であった)期間
で決まります。
文字で上手く書けないので、表を載せます↓
![](https://yoshino000.com/wp-content/uploads/2022/03/受給期間-1024x689.png)
「退職理由」には
- 一般
- 就職困難
- 特別な理由
の3種類あります。
分類の根拠は、謎です。
一方、
- 「年齢」と
- 「在職時に雇用保険料を払っていた(=被保険者であった)期間」は
基準がわかりやすく、表に示した通りです。
ボクは退職理由が「一般」なので
年齢は関係なく、
雇用保険を約11年間
(=10年以上20年未満)
支払っていたので
120日間もらえることになります。
(表の赤枠で囲ったところ)
なのでボクのケースをまとめると
- ハロワ登録日:2022/3/8
- 受給開始日:2022/5/14(登録日の7日+2か月後)
- 受給終了日:2022/9/10(受給開始日の120日後)
となります。
まとめ
失業保険をもらうための手続きをまとめると
以下のようになります。
- 離職する
- 「離職票」を入手する → 会社に発行してもらえばOK
- ハロワに登録する → ハロワに行けばOK(体験記事)
- 説明会に出席する → 出席すればOK(体験記事)
- 「初回認定日」にハロワに行く → 行けばOK(体験記事)
- 以降4週に1度の「認定日」に、「求職活動実績」を2つ獲得した状態でハロワに行く
→ 認定日までに2回「ハロワが認めた就職活動」をすればOK
(体験記事→こちらの4~13回目) - 3.で登録した日からカウントされる「給付なし期間」が明けた後の認定日から、失業保険がもらえる
→ 期間は離職理由によって「7日」 or 「7日+2か月」 or 「7日+3か月」 - 失業保険をもらえる期間は「退職理由」「年齢」「雇用保険料を払っていた期間」で決まる
→ ↑の表参照
いろいろと書きましたが、
これらの情報はすべて
ハロワに登録するときにもらえる
- 雇用保険の失業等給付受給資格者のしおりや
- ハローワークインターネットサービス
に書いてありますし、
ハロワの窓口に行けば
担当の人が丁寧に教えてくれます。
なので、
仕組みがよくわからなくても
会社からもらった
離職票を持って
ハロワに行きさえすれば
大丈夫です!
たぶん。
以上、お役に立てば幸いです。
それでは~
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