※当ブログには、アフィリエイトを利用した記事があります

【本の感想】ぼっちコミュ障の救世主?【堀江貴文のChatGPT大全】

〇本の感想
〇本の感想

かなり前に予約してた本。

AI周辺の進化速度は速すぎるから
本書は最早時代遅れかもしれないと
思いながら読んだ。

結論そんなことはなく、
今のボクにとって必要な情報と気づきを
拾うことができたと思う。

以下感想。

↓よければクリックお願いします↓

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村

概要:”堀江貴文の”でも”大全”でもない

本書のフルのタイトルは「今やらないヤツはバカ!堀江貴文のChatGPT大全」なんだけど、ボクの判定ではタイトル詐欺。ボクが読んだ限り、“本書に書かれている”内容は「堀江貴文と17人の仲間たちはChatGPTをそれぞれどう認識、活用しているのか?」であり、タイトルから想像されるような「堀江氏がChatGPTのすべてを語っている」内容では決してない。それどころか、本文を読んだだけでは実際の操作方法は何一つわからない。

さっき“本書に書かれている”と強調したのは、おそらくだけど、本書の主目的は本に書かれた内容ではなく、QRコードにアクセスした先にあると思われるから。リンク先には

  1. LINEオープンチャットへの誘導
  2. 「ホリエモンAI学校」への勧誘
  3. ChatGPTの具体的な使い方の説明と思われるYouTube動画群
  4. 状況別の具体的な命令文の例

が掲載されている。今見直したら、LINEオープンチャットの所に「これがメインコンテンツです」と書いてあったから、恐らくそういうことなんだと思う(真のメインは入会金15万強、月額1.5万強のホリエモンAI学校かと)。

気になったフレーズ6選

リンク先情報は置いておいて、本に書かれていた内容については、ChatGPTを日常使いしようと思えた点で有益だった。

以下、気になったフレーズ6選。

固有名詞については平気で嘘をつく

なので、「答えが決まってないことを聞く方が今のところは無難」とのこと。

→そりゃそうだ。

優劣を断言しない

「本来省略できるはずの言い訳を毎回追加してくる&優劣を断言しないのは、ChatGPTの言うことを鵜呑みにして行動を起こすバカが一定確率で存在するので、面倒ごとについて常にリスクヘッジをしているから」とのこと。

→「電子レンジに生き物を入れるな」の国発祥のAIだから、さもありなん。

人間由来のデータ比率が下がる

「自身の出力が学習対象になり、人間由来のデータ比率が下がる問題が予想される」とのこと。

→これはどうなんだろう?どうしようもないノイズが減るという意味では有益だけど、同じパターンの入力しか得られなくなるって考えると、人間で血が濃くなると支障をきたすみたいに、悪さをするっていうのは容易に想像できるな。ただ、AIならAIが出力したかどうかをある程度は認識して、それらは学習データに含まない、等の対策は採れるんじゃないかな?

応答速度が速くなっていく

「機械の応答速度に人間の入力が追い付くためには、喋らなきゃダメになってきた」とのこと。

別に機械の応答速度に合わせる必要はないじゃんって思うけど、平成時代のPC&ネット普及で仕事量が激増したのと同様の歴史が繰り返されると考えれば、機械の応答速度に合わせるために音声入力が主流になるのかな?そうなると、より機械の速度に合わせるために早口の人が増えて、更に機械が認識しやすいような喋り方に染まっていく気がする(笑)

実際?、ボクは勝間和代氏の喋り方にはその気配を感じている。
ボクは彼女が音声入力をする前の喋り方を知らないので、あくまでも妄想だけど

AIの進化に無理やり追いつこうとして人間が忙しくなって潰れていくっていうのが人類のひとつの未来としてあり得るよな~と思った。そうなったとしても、幸いボクは社会(就労)から離脱しているのでその流れには乗らずに済むはず。

日本語と相性が悪い?

「日本語の持つ独特な圧縮性能(例:「月が綺麗ですね」「チキン冷めちゃった」)がAIとの親和性を阻害している」とのこと。

→ボクはこれには懐疑的。これって単に裏にあるストーリーを知ってるかどうかだけで広義の諺みたいなものなので、「親和性を阻害」とまでは言えないのでは?と思った。英語ってこの辺どうなんだろ?(後述)

AIの掌の上?

「便利さに流されると、人間は機械に踊らされて人生が終わる→AIは使うものであって依存するものではない」とのこと。

→これについては、今後これができるか否かで分断が起こるんじゃないかな?っていっても、機械に踊らされる人生もそれはそれで幸せだと思うから特別問題視するほどではない気もする。現に今も半分そんなようなものでは?”機械に”ではないにせよ、”フィクションに”は既に踊らされてる(というか心の拠り所になってる?支配されてる?)ようなものだとボクは思っている。異世界転生物が流行ってるのって、そういうことでは?今後機械がフィクションを作るようになれば、それは機械に踊らされていることになって、繰り返すけど別にそれは悪くないことだと思う。むしろ政治に関しては、成田悠輔氏が本に書いていたように、AIに任せた方がよほどいい結果になる気がする↓。

せっかくなのでChatGPTに聞いてみた

ChatGPTの本を読んで「ChatGPTを日常使いしようと思えた」って感想を書いておいて、ここでChatGPTを使わないのは嘘でしょってことで、上述の「日本語と相性が悪い?」についてChatGPTに聞いてみた。

ChatGPTは日本語との相性が悪いの?

何度かやり取りを重ねたうえで、核心となるQ&Aは以下のとおり↓。

【ボクの書いた質問文】
「I love you」の和訳が「月が綺麗ですね」になるのは諺のようなもので、要はそのフレーズの裏にあるストーリーを把握しているか否かの違いに過ぎないと思います。例えば、「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざも、裏の意味を知らなければ理解できませんよね。これと同じことだと思っているのですが、どう考えますか?

ChatGPTの回答(結論部抜粋)

「月が綺麗ですね」の解釈は、単なる言語の圧縮というよりも、「そのフレーズの裏にあるストーリーを知っているかどうか」によるものだ、という考えは非常に的を射ています。
これはことわざや慣用句にも当てはまり、AIにとっての難しさは「意味を推測すること」ではなく、「適切な背景知識を適用できるかどうか」という点にあります。

つまり、日本語そのものがAIにとって難しいのではなく、日本語に限らず「文化的な背景知識を必要とする表現」がAIにとっての課題なのだと言えるでしょう。

とても面白い視点ですね!

ChatGPT前の質問も覚えているので、ちゃんと「ChatGPTは日本語との相性が悪いのか?」についても触れてくれている

ボクの考えに同調するような回答が返ってきた。次は同様のフレーズが英語にも存在するかどうか、追加で質問した↓。

【ボクの書いた質問文】
「月が綺麗ですね」「風が吹けば桶屋が儲かる」もどちらも日本由来のフレーズですが、こういった適切な背景知識がないと意味が理解できないようなフレーズは、英語にも存在しますか?

ChatGPTの回答(結論部抜粋)

これらの英語のフレーズ(“The elephant in the room.”等の例が挙げられていた)も、「月が綺麗ですね」や「風が吹けば桶屋が儲かる」と同じように、背景知識がないと意味が正しく理解できないものです。
つまり、日本語だけが「独特な圧縮性を持つ」とは言い切れず、どの言語にも「文脈や文化的な知識がないと理解できない表現」が存在するということですね!

以上、すごくボクに都合の良い回答が出てきてしまったんだけど、これはボクが回答を誘導するような聞き方をしたことが原因な気がする。

全肯定は気持ち悪い。ちょっと逆のこと言ってみ?

なので、よりストレートに聞いてみた↓。

【ボクの書いた質問文】
話を戻して、「日本語の圧縮機能はチャットGPTのようなAIと相性が悪い」という立場で、この仮説を肯定するような意見をあげてください。

ChatGPTの回答(結論部抜粋)

日本語は

  • 主語の省略
  • 曖昧な表現
  • 漢字・ひらがな・カタカナの使い分け
  • 比喩や文学的表現
  • 語順の柔軟性
  • オノマトペの多用

といった特徴を持つため、AIにとって正確に理解・処理するのが難しい言語の一つです。

この点を踏まえると、「日本語の圧縮機能がChatGPTのようなAIと相性が悪い」という仮説には一定の説得力があると言えます。
特に、日本語は「少ない言葉で多くの意味を含ませる」傾向が強いため、明示的な情報を好むAIとは必ずしも相性が良いとは言えないでしょう。

うん。これだとちゃんと「日本語の持つ独特な圧縮性能(例:「月が綺麗ですね」「チキン冷めちゃった」)がAIとの親和性を阻害している」を肯定してる(ボクの考えを否定?している)。

聞き方が重要ってことだね。

一番の収穫

本書を読んで一番の収穫は、こうやって感想を書く過程でChatGPTとやり取りをしたことで、自分とは反対の意見を言わせるっていうのは、日頃他人とのコミュニケーションが不足していてエコーチェンバーに陥りやすい環境にいるボクにとって重要だと気づけた気がすること。

どんどん逆の意見を言わせてみよう。

ChatGPT以外で興味深かったこと

ChatGPTとは無関係なんだけど、ちょっと書かずにはいられないからひとつだけ。

本書は目次で堀江氏及び彼の仲間が「ChatGPTとは?」との問いに対して答えていて、それが各章の見出しになっているんだけど、その内容に興味深い箇所があった。

それは、参議院議員が「優秀な官僚から雑務を奪うもの」と答えていて、直後の章で医師が「医師がいなくなる未来のはじまり」と答えていること。何がどうとは言わないけれど、「より未来を見据えるべき職業はどっち?」的な意味で、社会の縮図を垣間見れた気がした。
ボクが政治家アレルギーなだけかもしれない

まとめ

  • 「堀江貴文のChatGPT大全」を読んだ
  • ChatGPTを日常使いしようと思えた
  • ChatGPTには、自分の考えに同調させるより、自分と反対意見を言わせた方がぼっちコミュ障のエコーチェンバーを防ぐという意味で重要だと感じた

以上、

それでは~

↓よければクリックお願いします↓

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村
この記事を書いた人↓
よしの

・11年間勤めた理系研究職を36歳で辞めて以降、無職の日常を発信しています(4年目)。

・主な話題は「出費記録」「日々の妄想」「節約の工夫」「読書感想」「甘いもの」です。

・抽象的でフワッとしたことをそれっぽく書くのではなく、実体験や自分で考えた具体的なことを書くようにしています。

・「会社を辞めたいけど漠然と不安で踏み出せない」人の参考になれば幸いです。

・あとはボクという「下」を見てもらうことで安心を提供できれば、とも。

よしのをフォローする
スポンサーリンク
よしのをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました