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【本の感想】食わず嫌いしないで偉い【ネット怪談の民俗学③】

〇本の感想
〇本の感想

前の記事で
「本書は難しかった」と書いたけど、
正確には
「ボクと合わなくて読みにくかった」。

何が合わなかったのかを
はっきりさせるため、
本書の考え方(と思われるもの)と
ボクの考え方を比べてみた。

結果、
ボクの性格が悪いという
わかりきったことが判明した。

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食わず嫌いに挑戦した

本書がボクに
合わなかった理由として
とりあえず
真っ先に思い浮かぶのが、
本書の考え方が
「民俗学」なのに対して
ボクの考え方は
「工学」寄りだということ。

ってことで、
本書で書かれていた
「民俗学とは?」的な部分のメモを
AIにまとめさせて、
ボクの考え方(工学)と比べてみた。

民俗学とは

メモからAIがまとめた「民俗学」↓
※メモしたのはボクなので、この時点で当然バイアスがある

(読み飛ばし可)

【民俗学の定義と研究対象】

  • 学問の定義: 「教科書に載るような社会や歴史の大きな動きを見ているだけだと取りこぼされてしまう、多くの人々の言動や習慣(まとめて「民俗」や「伝承」などという)を研究する学問である」。
  • 研究の目的: 「『普通の人々』の『日々の暮らし』が、なぜ現在の姿に至ったのか、その来歴の解明を目的とした学問である」。
  • 対象とする資料: 文献資料や公的記録だけでは掬い取れない、人々の実践を足元から見つめる態度を持ち、公的・制度的・商業的な認可を受けない「大量販売や大規模な収益を見込まない点」が民俗学の対象として適切とされる。

【民俗学者のスタンスと役割】

  • ビリーバーとリサーチャー: 怪談を事実とみなす「ビリーバー」に対し、民俗学者は怪談を「文化」として調査する「リサーチャー」の立場を取る。
  • 審議の棚上げ: 話が「事実かネタか」という二元論ではなく、それがどのように語られ、共有されているかというプロセスを重視する。
  • 価値判断をしない: 人々のネガティブな実践(差別的な因習など)を分析・提示することはあっても、その「要・不要」の判断はしない。判断は生活者自身に委ねる。
  • 記憶の記録者: 一度失われると取り返しのつかない記憶を記録するため、高齢者(ネットにおける「インターネット老人会」など)への聞き取りを重視する。

工学とのギャップがえぐい

こうやって
まとめたのを見ると、
ボクと合わなくて当然って気がしてくる。

雑に言えば民俗学は

  • 「来歴を追うこと」が目的で、
  • 「認可を受けない資料」や
  • 「人の記憶」を元にした、
  • 「プロセス重視」で
  • 「(価値)判断をしない」

学問ってことになる。
※ボクのメモをAIがまとめた内容を元にした判断

一方で
ボクが通ってきた工学分野は、

  • 「課題を解決すること」が目的で、
  • 「認可を受けた論文」や
  • 「客観的データ」を元にした、
  • 「結果重視」で
  • 「価値判断をする」

学問だと思っている。

…そりゃ合わないよな、と。

本書の構成に納得?

と同時に、
民俗学がそういう学問なのであれば、
本書に「まとめ」がないのも
なんか納得。

本書の言葉を使うなら、
たとえ書籍とはいえ、
まとめという再媒介化によって
ネット怪談が固定されるのは
望ましくない、
みたいな?
知らんけど

ボクの常識からすると、
正直「これのどこが学問なの?」
って思えてしまうんだけど、

これについて言えば
工学系と人文系(だよね?)を
同じ土俵で比較すること自体が
おかしいんだろうな。

食わず嫌いしなくてえらい

正直
民俗学(というか人文系?)が
ボクの感性と合わないことは
わかっていたんだけど、
本書を読むことで
それが補強された
(されてしまった)感じ。

まぁ
同じ「合わない」でも、
中身を知らずに言うより
中身に触れた上で言った方が
誠実?かな、と。

頑固じじい化は回避したい所存

一般的に、
人は年を取ると共に
新しいものへの挑戦が減って、
というか
受け入れ態勢が取れなくなって
頑固になっていくと思っている。

特にボクの生活では
人との関りが少ないので、
平均よりも早くそれが起こると思う。

なので
今から意識的に
食わず嫌いのものを
食べるようにしていきたい。

目標を行動に落とし込む

具体的な目標として、
3冊に1冊は
新分野の本を読むようにしようかな。

とりあえず
ボクのよく読む分野は

  • 健康
  • 幸せ
  • 資産運用
  • 時短
  • 世の中の不合理な仕組み
  • 森博嗣

といった感じなので、
それ以外を手に取るようにしよう。

跳ね除けるんじゃなくて受け入れるつもりで

そしてなにより、
そうした本を読んだ後、
文句を書くんじゃなくて
役に立ったことを書くようにしよう。

「自分と違う=おかしい」
ではなく、
「自分と違う→そういうこともある
→○○は役に立ちそう」
みたいな回路を
脳内に作っておかないと、
価値観が排他的になって
偏屈じじい一直線で
ヤバい気がしている。
もう手遅れかも

ただ、
一度食べて嫌いとわかったものを
再度食べるのは
ストレスをためるだけなので、
「試すのはとりあえず一度だけ」
にはしておきたいとも思う。
別に好きになる必要はない

数年経って
「今ならいけるかも!」
ってなったら、
そのとき改めて
挑戦すればいいでしょ。

子供の頃
食べられなかったものが
大人になってから
食べられるようになるみたいに。

大事なのは、
それが好きな人がいるということを
意識すること。

…こんな小学生でも
わかってるであろうことを
齢40にして
改めて言語化することになるなんて、
自分のコミュ力?方面の
レベルが低すぎて辛い…
確実に無職無所属のデメリットだと思う

感想

本書の内容に関する感想。

「各論の連続で
振り返ったときに何も浮かばない」
という印象が強かったんだけど、
それでも
読後浮かんできたことを2点。

掃き溜めとポリコレ

本書の中で、
読後も唯一頭に残っていたのが
以下の流れ↓。

(ネット怪談は)
話にリアリティを持たせるために、
舞台(前提)として
「現代文明の常識が通用しない」
「非人道的な風習を守る人々がいる」
といった
田舎に対する差別的要素が
設定に組み込まれる

不特定多数による
「共同構築」をもってしても、
その設定は(変化こそすれ)崩れない

安全圏にいる都市住民が、
因習による「戦慄」を
エンタメとして
楽しむ構造が定着する

数多ある
そういった話の一部が人気になり、
映画や書籍などの商業化が決まる

ここで初めて、
制作者という「責任者」が登場する

「責任者」は、
自身への倫理的批判や
クレームを避けるために、
差別的要素を除去する

怖さの根幹が抜けた、
パッとしない作品が出来上がる

「一般的に良くないと
されていることをこっそり楽しむ」
っていうアングラ的要素が
因習系の怪談の肝なのかもな、と。

AIの要約に、
ネット怪談は
ナラティブからデータベースへ
(物語性重視から断片重視へ*)

というのがあったけど、
その一因には
上記流れ(因習系がポリコレ?で
牙を抜かれざるを得ない)が
あるんじゃないかな。

*たとえは最近流行った8番通路はストーリーもクソもない

立ち位置が反復横跳びしてない?

著者は
民俗学者でもあり、
ネット怪談の参加者(=リアルタイム勢)
でもある(あった?)とのこと。

そのせいなのか、
本文中で著者の立ち位置が
参加者と研究者との間を
シームレスに何度も
往復しているように見えて、
それが読みにくさの一因になった。

たとえば、
「偶然とは思えない一致」
「自室に霊が蠢いているのがわかった」
といった主観的すぎる、
あるいは
「幽霊を信じている」かのような
記述が目についた。

これ、
民俗学の前提としての
「不信の念の停止」
やぶってない?

書くならせめて
「『偶然と思えない一致』と主張する人がいる」
「心霊アプリは霊の存在を示していた」
みたいな
客観的な書き方にしないと、

「不信の念の停止」による
「真偽の棚上げ」という
民俗学の前提?が崩れてしまい、
学問では最重要と思われる
前提と分析対象の境界が
曖昧になってしまっている
と感じた。

本書には
学術本としての側面もある、と
あとがきに書かれていたけど、
こういうのを見ると
やっぱり一般書なのかな、と。

それとも
これもボクが
工学に染まってるから
そう思うだけで、
こういう書き方も
民俗学では普通なのかな?

そういうとこだぞ!>自分

舌の根も乾かぬうちに
重箱の隅をつつくような
文句っぽい感想を書いてて草。

本来こういうことは書かず、
勉強になったところだけを
書くのが感想記事なんだろうな。

その本の
アフィリエイトリンクが
貼られている記事は、
できればその本を買って欲しいから
いい事ばかり書くだろうし、

あるいは
SNSに感想をあげる場合は、
作者が見に来る可能性もあるから
なおさら良いことしか
書かなくなるんじゃないかな?

天邪鬼なボクの
素直な感覚からすると、
だからこそ
(根拠を添えて)文句っぽい感想を
書くことに価値があるんだけど、
その結果が「ボク」という
残念な人間なんだから、
ここは右に倣えで
感想は良かったことだけに
フォーカスするのが良いんだろうな。

類は友を呼ぶっていうのもあるし。

ボクは
ボクみたいな人間に
そばにいて欲しくない(笑)
だからこそボクの生活には
人との関りが少ないっていうのは確実にある

ってことで、
もう何度目の宣言になるか
わからないけど、
批判っぽい書き方はやめて
良いところ探し的な書き方を
心がけるぞ!

たぶん
言ってることは同じでも、
嫌味っぽさ/批判っぽさを
出さない書き方なんて
いくらでも存在するはずだから。

まとめ

  • 「ネット怪談の民俗学」を読んだ
  • 本書が「合わない」と思った原因を考えた
  • 原因はおそらく「民俗学」と「工学」の違いによるもの
  • 違うものを受け入れる姿勢はとても大切
  • それでも「違い」について批判っぽい感想を書いてしまう
  • 今後はマジで控えよう

以上、

それでは~

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この記事を書いた人↓
よしの

◆11年勤めた理系研究職を36歳で辞めた、無職エンジョイ勢(5年目)

◆主な話題:出費記録/甘味/読書感想/節約/各種手続の過程

◆2025年の総出費:年間95万円 (月平均7.9万円)

◆自身の体験に基づくアレコレを書くブログ

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