※当ブログには、アフィリエイトを利用した記事があります

【ボウズ】ボクがボウズになった理由

〇その他(雑記)
〇その他(雑記)

ボウズのメリットの記事を書いた勢いで、
今回は
ボクがボウズになった理由
について書いていきます。

理由っていうか経緯ですね。

ただの自分語りです。はい。

スポンサーリンク

海外で髪ってどうやって切ってもらうの?

ボクがボウズにしたキッカケは、
入社前の海外留学です。

出国時は気にもしなかったのですが、
数か月経過したあたりで

「髪の毛が鬱陶しくなってきたので
切らなきゃな~」
 ↓
「あれ?どこでどうやって
切ってもらえばいいの?」

という感じで
人によってはすごくどうでもいい、
でもボクにとっては切実な
問題が発生しました。

海外では
日本での「当たり前」が通用しない
と言いますが、
ボクにとってそれは
散髪にも当てはまった?わけです。

というか
そもそも日本でも
初めて行く店では勝手がわからずに
精神をすり減らすというのに、
それが海外となっては尚更です。

初の海外生活、伝手がない

ボクは会社のお金で
カナダに留学(ホームステイ)
させてもらっていたのですが、
会社がお金を出す条件のひとつに
「日本人とつるむな」
というものがありました。

ボクはバカ真面目にそのルールを
守っていたため、
既存の日本人コミュニティー
(そんなものがあったのかどうかも不明)
を頼ることができず、
生まれて初めての海外生活のアレコレを
ほぼ全て自力で
覚えていく必要がありまし
た。

手本を見られない

日常生活の中で、
たとえばバスや電車の乗り方や
スーパーでの買い物のやり方であれば、
バス停、改札前、レジ前に
利用者が沢山いることがわかっています。

そのため
彼らの挙動を観察すれば、
自分が実際にそのサービスを受けずとも
どう動けばいいのか
シミュレートできます。

ですが、
こと散髪に至ってはそうはいきません。

そもそも床屋(美容院)が
どこにあるのかもわからないので
利用者のいる場所がわかりませんし、

仮に場所が分かったところで
「床屋に入って他の客を観察して帰る」
なんてことは普通しません。

つまりぶっつけ本番ということになります。

ボクにそんなことをする
精神力はありません。

英語もしゃべれない

英語がほぼ喋れない状態で出国したので、
数か月過ごしているとは言っても
学んだことは
「喋れなくても生きていける」
ということであり、
英語力はほとんど向上していません。

日本でもレジで支払い方法を伝えるときくらいしか
喋らなくないですか?
それと同じです。
要所要所でひとこと言うことができれば生活できます。
日本と違うのは、
いたる所で”ハイ!”と挨拶することくらいです。

とは言え
多少の日常会話くらいは
喋れるようになっていたと思いますが、
床屋でのやりとりは
「日常英会話」の範疇を超えています。

おそらくまともに喋ることはできません。

喋れないならモデルになる写真を見せて
「like this」
とだけ言えばいいのかもしれませんが、

ボクにそんなことをする
精神力はありません。

そもそも
そういう写真の被写体って
大抵カッコいいモデルなので、
「自分ごときがこのモデルみたいな
髪形になりたいだなんて烏滸がましい」
的な考えが行動を邪魔します。

典型的なコミュ障の拗らせ方
ではないでしょうか。

恐ろしい噂が流れている

そして更に悪いことに、
「このあたりでアジア人が散髪すると
どう注文してももれなく角刈りになる」

という噂を耳にしてしまいました。

思い返してみると、
知人の韓国人は3人中3人が
角刈り
でした。

完全に八方ふさがりです。

留学中の散髪を諦める

こんな感じなので、
ボクはカナダで
床屋(美容院)に行くことを諦めました。

清潔感が無くなってしまいますが、
そこは以下の2つの理由(こじつけ)で
無理やり自分を納得させました。

それほどまでに
海外のお店で髪を切ってもらう
ことによる精神力の消耗が
嫌だったのでしょう。

そんなヘナチョコメンタルなのに
よく留学なんてする気になったな

我ながら思いますが、
当時の僕は
留学に伴う種々の不安なんかより、
よっぽど働くことが嫌だった

のだと思います。

こじつけ1:旅の恥はかき捨てである

他人に迷惑かける方向での恥は
よろしくないですが、
ボクの髪が長いことでは誰も迷惑しません。

犬や猫みたいに
抜け毛で部屋を汚すといったことも
ありません(なかったはずです)。

もし組織に属していれば
あるいはエチケット?マナー?面で
誰かに迷惑をかけたかもしれませんが、
幸いカナダでの僕は無所属です。

というわけで
誰にも迷惑をかけない恥なので
気にしなくていいや、

と自分に言い聞かせていました。

髪を切らなくちゃ
と思っているのはボクだけで、
誰もボクの髪型や長さなんか
気にしていないんだ、と。

「髪を切って変な髪形になったと
気にしているのは自分だけ現象」
の逆ですね。

こじつけ2:髪を切らなくても死にはしない

そのうち、
そもそも髪を切らないことを「恥」と
捉えること自体がズレているのでは?

と思い至るようになりました。

当時の写真を見ると
ヒゲの生え方も相まって
まるで浮浪者の典型みたいな風貌だったので
さすがに今振り返ると「恥」かな、と思いますが、、、
当時の自分がそう思ってたのならそれでヨシ!

(※個人の感想です)

そしてある意味核心なのですが、
別に髪が伸び放題でも死にはしません。

伸び放題といえど、
長さだけで言えば
せいぜいショートヘアの女性くらい。

デメリットはせいぜい

  • 髪が目に被さるのが鬱陶しい
  • 清潔感が無くなる

くらいです。

異国の地で髪を切れないことに
精神力を費やしている自分が
馬鹿馬鹿しい
と思えるまでになりました。

「小さなことにくよくよするな」
というやつですね。

我ながら
メンタルケア力が向上したと思います。

こんな感じで
「髪を切らなければいけない」
から
「別に髪なんか切らなくてもいい」
へと自分に暗示をかけていました。

The solution was staring me in the face. (灯台下暗しだった)

そんな感じでボクは
清潔感からほど遠い伸び放題の髪型を
受け入れていたつもりだったのですが、
やっぱり本心では
モヤモヤしていたのでしょう。

転機は突然訪れました。

親子の散髪の様子を目にする

ほぼ無風の雲一つない晴れた日でした。

10時頃目が覚め、
階下に降りて遅めの朝食を摂っていると
裏庭から物音が聞こえます。

覗いてみると、
デッキでホストファザーが
彼の息子(ミディアン、5歳)の髪の毛を
バリカンで刈っていました。

その光景を眺めて
「あー髪切ってるなー」
とか考えていた次の瞬間、
天啓が舞い降りたのです。

その後の行動は迅速でした。

食べかけのハムサンドをその場に残し、
デッキに出てホストファザーに
「お願い!ボクの髪も切って!」
と頼んだのです。

なんだかんだ言って、
やっぱり髪を切れないことを
気にしていたようです。

ホストファザーは
「本気か?」
「オレはこの通り丸刈りしかできないぞ」

と驚きつつ、
「そこまで言うならいいぞ」
と言って快く刈ってくれました。

無事、散髪にありつく

知らない人にお金を払って
多大な精神力の消耗と引き換えに
角刈りになるより
知っている人に刈ってもらって
気楽な気分でボウズになる方が
よっぽどいいです。

なによりも
コミュニケーションに
精神力を使わなくて済むのが
とても大きいです。

散髪を依頼した十数分後、
ボクは小学生以来の
ボウズ頭になりました。

その後感じたボウズのメリットは
こちらの記事に書いた通りです。

散髪後、
ミディアンがしばらくの間
「僕の髪形はヨシ(ボクのことです)と
お揃いだ!」
と会う人会う人に言っていたのが
とてもかわいかったです(小並感)。

これが最適な髪形だと直感する

それ以降十数年、
ボクの髪形はずっとボウズです。

ボクの性格、嗜好とボウズは
完璧にマッチしていました。

あとはマナー?エチケット?的に
ボウズってどうなの?ということですが、

先の記事のとおり
これまでボウズであることについて
不快の意を伝えられたことはないので、
最低限の清潔感は保つことができている
ものの思われます。

あるいは
「ボクに不快の意を伝えるような
関係の相手が一人もいない」

という
恐ろしい可能性が残されていますが、
それについては
断固として考えないことにしています。

まとめ

以上、
ボクがボウズにしたきっかけでした。

まとめると

異国の地で床屋(美容院)に行く度胸がない

もう切らなくていいや、と諦める

ホストファザーが息子の散髪をしている

彼にボクの散髪も依頼する

ホストファザーは丸刈りしかできない

ボウズになる

ボウズの種々の利点に気づく

という感じです。

誰得の内容だと思いますが、
当時のことをいろいろ思い出せたので
書いてよかったです。

それでは~

コメント

タイトルとURLをコピーしました