猛暑日。
外気温もさることながら、
室温も35℃に迫る勢い↓。
エアコンをつければ
快適になるんだろうけど、
エアコンは最後の手段として
極限まで使いたくない。
実際去年は
8月の就寝時の4回しか
エアコンを使わなかった。
これは別に
ボクが節約ブログを
やっていることが理由ではなく、
ましてや
環境に配慮しているわけ
なんかではない。
単に
「価値の見合わないお金を払うのはイヤ」
という
ボクのしょうもない価値観によるもの。
端的に言えば
「お菓子代>エアコン代」
っていうだけ。
ということで
ボクが実践している、
エアコンを使わずに
できるだけ不快にならず
自室で過ごす方法
を書いていこうと思う。
なお、
以下はボクの体験であり
効果を保証するものではない。
真似して熱中症になっても知りません
暑さ対策は7種類
ボクの実践している暑さ対策を
ざっくりと分けると以下の7つ。
分類はいい加減
- 熱源隔離(室外)
- 熱源隔離(室内)
- 気化熱冷却(室外)
- 気化熱冷却(室内)
- 換気&送風
- 身体の直接冷却
- 身体からの放熱促進
以下、
具体的な対策内容を書いていく。
なお、
読めばわかるけど、
前提として
訪問客は想定していない。
【熱源隔離(室外)】サンシェード、レースカーテン、遮光カーテン
ひとつめは
この猛暑の原因である
太陽からの熱を
部屋にできるだけ入れない
ための対策。
体感的にも理屈的にも
「暑くさせない」という点では
これが一番効果がある。
具体的には
- ベランダにサンシェード
- 窓際にレース&遮光カーテン
をすることで
- 12時以降のベランダ床からの照り返し
- 14時以降の室内への直射日光
をガードする。
特に重要なのがサンシェード。
カーテンは厳密には室内だから
カーテンで熱を防げていても
窓とカーテンの間(=室内)に
熱が入ってしまうので、
室外のサンシェードで
太陽の熱を防ぐのが一番効果的
だと思っている。
【熱源隔離(室内)】電灯の向き、発熱家電の稼働場所
ふたつめは室内の熱源対策。
ウチの室内で
熱源になりそうなものは
- 電灯
- ホットクック
- ホームベーカリー(HB)
- 冷蔵庫
- PC
の5つ。
以下、個別に見ていく。
電灯
ウチの電灯は
天井に備え付けの蛍光灯なんだけど、
これは消費電力が70Wと大きいので
LEDスタンド(10W)を別途購入して
メイン照明にしている↓。
10W品は廃盤?っぽいのでリンクは20W品
これは
位置や向きを
自在に変えられるので、
不便にならない程度の明るさを
確保できる範囲で
- 壁に向けて
- できるだけ遠くに
設置することで、
体感できるレベルで暑さが変わる。
ホットクック
最大400W出力で調理するので
調理中は暑くなる。
なので
稼働場所をキッチンにすることで
普段いる部屋に無駄な熱が
発生しないようにしている。
ホームベーカリー(HB)
これは焼きの工程で
最大370W出力する。
なので
いつもは普段いる部屋で
稼働させてるんだけど、
夏季はキッチンで
稼働させるようにしている。
焼けるときの小麦のいい匂いが
感じられないのがデメリットだけど、
それよりも
熱源隔離のメリットの方が
大きいという判断。
冷蔵庫
これは
ホットクックやHBと違って
移動させるようなものじゃないし、
そもそもキッチンに
冷蔵庫を置く場所なんかない。
ってことで
冷蔵庫からの発熱については
気にしないことにしている。
PC
デスクトップPCなので、
冷蔵庫と同様
移動させるようなものじゃない。
冷蔵庫と違って
電源を入れない(=発熱させない)
という選択もあるけど、
「暑さ対策のためにPCを使わない」
というのは個人的にありえないので
PCからの熱についても
気にしないことにしている。
【気化熱利用(室外)】打ち水
3つ目は気化熱の利用。
室外での気化熱利用として
打ち水をしている。
具体的には
窓際に2Lペットボトルを
置いておいて、
日が差し始めたら
定期的にベランダに水を撒いているだけ。
理想の水まき頻度は
「乾いたらすぐ」だけど
実際はいい加減。
14時とかに撒くと
ものの5分とかで乾く。
打ち水の効果
打ち水の効果ついては
正直わかんない。
少なくとも
「涼しくなった体感」はない。
でも
ベランダの床から反射して
部屋に入ってくる熱のいくらかが
気化熱の分減ってるのは
間違いないので、
室内のボクにも多少の好影響は
あるものだと信じている。
【気化熱利用(室内)】濡れシャツ(濡れタオル)
4つ目の対策も気化熱。
今度は室内バージョン。
打ち水はベランダの床に水をまいて
ベランダの床の温度を下げたけど、
ここでは
着ているシャツを濡らすことで
身体表面の熱を気化熱に奪ってもらう。
今までの対象が
空間だったのに対して
これは身体を直接冷却する方法。
なので
滅茶苦茶効果を実感できる。
後述の風と組み合わせると
「不快の除去」を超えてむしろ
「快適」と言っても過言ではない。
過言です
ボクは
シャツ(エアリズム)を濡らして着てるけど、
もう少し上品にいくなら
「濡れタオルを肌にあてる」
とかになるのかな?
あ、
濡れタオルを頭に巻けば
シャツだけより冷却面積が増えるから
今度やってみようかな。
【換気&送風】窓&ドア開放、うちわ、扇風機
5つ目は風。
上述の気化熱利用との併用で
かなり涼しくなることができる。
窓&玄関のドアは
部屋にいて起きてる間は常に開放、
うちわ、扇風機は都度使用って感じ。
ボクの環境だと
今日みたいな猛暑日でも
午前中はベランダの窓と玄関のドアを
開放するだけで充分涼しい。
玄関ドア開放の欠点
玄関ドア開放の欠点は
- 玄関からの虫の侵入リスク
- 防犯リスク
が増えること。
玄関には網戸が無いので
虫侵入リスクについては言わずもがな。
防犯については、
チェーンした状態では
ドアの開口面積が狭くて
風が充分に通らないから、
チェーンせずに
開けせざるを得ないのが問題。
これらについては
部屋に自分がいるときなら
ま、いっか
と割り切っている。
ただ
寝てる間は両リスクに対して
完全に無防備になっちゃうので
チェーンした状態での開放に
とどめている。
【直接冷却】冷感リング、水シャワー(風呂)
6つ目は
「直接身体を冷やす」という
一番わかりやすい対策。
ボクは実践したことが無いけど、
「脚をタライに張った水につける」
とかもここに分類されると思う。
はじめての冷感リング
水シャワー(風呂)については
特に書くことが無いので、
今年初めて買ってみた
冷感リングについて少し書く。
冷感リングは
先日アマプラセールで買ったもの↓。
融点28℃の材料が
リング内に充填されているので、
28℃以下で放置して
固体にさせたら
それが溶けきるまでは
28℃をキープするっていう仕組み。
冷感リングは
首に巻いて太い血管を
冷やす(28℃)ことで
体感温度を下げることができるらしい。
冷感リングの使用感
この冷感リング、
使ってみた感想は
「地味に効果がある」。
「冷たくて気持ちいい!」
って感じじゃなくて
「少しひんやり?してるかも?」
っていう感じ。
冷却温度が28℃だから
冷たさが微妙なのは
当たり前っちゃ当たり前なんだけど。
これは
首に巻いているときよりも
巻いていたリングを取ったときに
効果を感じられた。
「あんま冷たく感じなかったけど
取ったら不快度が上がったから
案外効果あったんだ」って感じ。
なくなって初めてわかる大切さ、的な。
冷感リングの注意点 体感効果時間
冷感リングのパッケージには
28℃を3時間はキープできると書いてある。
理屈では確かにそうなんだろうけど、
実際に首に巻いて使ってみたところ、
こんな感じ(↓)で
首との接触面の個体が溶けた後は
冷感効果を感じられなくなってしまう
っていうのがボクの実感。
液体の熱伝導率が低いのかな?
で、
体感効果が切れるまでの時間は
せいぜい30分。
幸い
完全に液体になったリングを
冷蔵庫に入れておくと、
30分あれば完全に固体になる。
なので
2個を30分サイクルで回すのが
今のところの最適解。
今思ったけど、
ボクは冷蔵庫で冷やしているから
リングの初期温度が28℃以下から始まる
っていうのが
効果時間が短いと感じる原因の一つかもしれない。
いずれにせよ
2個買っておいてよかった。
冷感リングの注意点 ぐにぐにしない方がよさそう
首との接触面だけが溶けた
↑の状態から
指でぐにぐにして
固体を砕いて液体部分と混ぜることで
多少は冷感が復活する(と感じられる)けど、
ぐにぐにしまくってると
液漏れで製品寿命が確実に短くなる
事に注意。
...3個買っておけばよかった。
【身体からの放熱促進】座らない(スタンディングデスク)
最後、7つ目の対策は変化球。
椅子に座ると
椅子との接触面に熱がこもって不快だから、
いっそのこと立ってればいいじゃん
っていう対策。
ボクは基本的に
スタンディングデスクを
利用するようにしているので、
暑さ対策としての「座らない」
というよりは
スタンディングデスクの
メリットのひとつが暑さ対策になる
って感じなんだけど。
立っていれば
接触面は足の裏だけなので
座ったときの
ふとももと背中の不快感が無い。
更に
真上に向けた扇風機(サーキュレータ)を
跨いで立つことで、
誰もがやったことがあるであろう
「着ているシャツで扇風機を覆った時のあの感じ」
を常時得ながら作業ができる。
更に
濡れたシャツを着てこれをやると
全身がひんやりしてとても気持ちがいい。
スタンディングデスクはいいぞ
暑さ対策以外にも
立ちっぱなし(=スタンディングデスク利用)の
メリットはいろいろある(と信じている)んだけど、
それらについてはこちら↓。
寝るときは観念してエアコンを使う
以上7つの対策を
フルに実行することで
エアコン無しで猛暑を過ごすことが
できているんだけど、
寝るときに関しては
エアコンに頼った方がいいと思った。
就寝時はエアコンに頼った方がいい理由2つ
理由は2つ。
- 虫&不審者の侵入が怖い
- 単純に睡眠の質が悪い
虫、不審者の侵入リスクがある
上述の通り、
熱帯夜をできるだけ快適に過ごすには
風通しをよくするために
玄関ドアの開放が必要だけど、
就寝時にそれをしてしまうと
虫の侵入、不審者の侵入に対して
無防備になってしまう。
チェーンをした状態で
少しだけドアを開けることで
不審者の侵入は防げるけど、
虫の侵入はどうしようもない。
単純に睡眠の質が悪くなる
去年は虫の侵入を諦めた結果、
どうしても我慢できない4夜だけ
エアコンをつけて
残りはノーエアコンで寝てたんだけど、
そうやって過ごすと
こんな感じで生活の質が悪くなる↓。
- 鳥、セミがうるさくて睡眠が浅くなる
- カーテン開放で眩しくて睡眠が浅くなる
- 扇風機の風にあたりすぎて調子を崩す
- 耳栓をすると翌日ずっと頭痛がする
- アイマスクをすると圧迫感で睡眠が浅くなる
- 浅い睡眠のせいで昼間椅子でウトウトしてしまう
等々。
幸い今年は
自分に合う耳栓&アイマスクを
見つけることができたから
ひょっとしたらエアコン無しでも
生活の質を落とさずに
寝られるかもしれない。
でも
去年の経験を経て、
そこはあまり頑張らずに
エアコン代にお金を払ってもいいかな、
と思えるようになった。
市から3万円貰えることだしね↓。
まとめ
ボクが実践している
猛暑日もエアコン無しで過ごす方法
を7種類書いた。
まとめるとこんな感じ↓。
- 部屋への太陽光の侵入をシャットアウトする
- ベランダの窓と玄関ドアを開放して風通しをよくする
- 熱を発する家電を部屋から出す or 遠ざける
- 部屋での基本ポジションは、「濡れたシャツを着て冷感リングを首に巻き、真上に向けたサーキュレータにまたがって立つ(=スタンディングデスクで作業する)」
- 気分でベランダに打ち水をする
- 我慢できなくなったら水シャワーを浴びる
- 就寝時は素直にエアコンをつける
これらの対策(最後以外)を
実施してきた結果、
ボクは退職後1年半の間
エアコンを4回しか使っていない。
ただ今年からは
就寝時のエアコンについてのみ
仕様のハードルを
下げようと思っている。
根本的な注意点
以上の内容は
暑さ対策以外のことを
考慮していないので、
例えば
宅配便が届いた時に
なかなか面倒なことになったり、
廊下で物音や喋り声が
聞こえるだけで謎の緊張が
走ったりする
ということを
最後に付け加えておきたい。
それでは~
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