※映画&小説のネタバレあり※
先日行った沖縄旅行で、
雨の那覇での暇つぶしで見た
プロジェクトヘイルメアリーの感想。
前提
ボクは映画を見る前に
小説を履修済み。
ただ、
読んだのが1年ちょっと前。
ついでに
映画を見たのも
約3週間前なので、
既に記憶はおぼろげ。
そんな記憶を
元にした感想なので、
見当違いなことを言っている
可能性が割とある。
あと、
小説を先に読んだので、
ストーリーについてよりも
小説をベースに
「映画はこうだった」という
感想になってしまうと思う。
予防線、ヨシ!
総括:よかった!
油断すると
細かい感想ばかりで
全体の感想を忘れそうなので、
最初に書いておく。
- 「おもしろかった」
- 「見て良かった」
- 「2,000円の価値はあった」
以上。
以下、
思ったことをだらだらと。
「the 映像化」って感じ
ボクなりに
この映画を表現すると、
「小説の内容から
動画映えするシーンを
ピックアップし、
それらがストーリーラインに
綺麗に乗るように
映画オリジナルシーンで繋いだ」
って感じ。
元々小説が
現在シーンの切り替わりに
過去シーンの挿入を
利用していたから、
「シーンの切り貼り」は
やりやすかったんだろうな。
文字中心の”サイエンス要素”はほぼカット
分厚い上下巻の小説を
3時間弱に
まとめなきゃいけないんだから
カットされるシーンが
ほとんどだということは
予想できていたけど、
実際見ると
「あ~こうなるのかぁ~」
「まぁそうなるよね~」
「仕方ないかぁ~」
って感じだった。
どういうことかと言うと、
「映画化するなら
カットされるだろうとは
思ってたけど、
小説既読者からしたら
あのシーンの感動は
映画視聴者にも
感じて欲しかったな~」
みたいなシーンが多々ある感じ。
後述するけど、
これは文句や不満ではなくて
「映像化ってそういうことだよね」
という確認に近い感じ。
一例を挙げると、
小説における
序章最初の衝撃である
「ペンが机から落ちる速度
(=重力加速度)の違和感から、
自分が宇宙にいることを認識する」
っていうシーンが、
映画では単に
「窓の外を見たらそこは宇宙だった」
っていうシーンになってた、
みたいな。
あとは
そもそも映画だけだと
「結局ヘイルメアリーって何?」
ってなるんじゃないかな?
キリスト教徒かアメフトに馴染みのない日本人は特に
なにか説明あったっけ?
「小説→映画」の順で
体験した人には
少しは共感して
もらえるんじゃないかな?
もらえたら幸い
小説の余韻の先を少しだけ示した映画版
エピローグについて。
小説では
終始ロッキーの星の視点で、
地球を覆っている
アストロファージが
晴れた(なくなった)ことで
地球の危機が救われたことが
示唆されていたけど、
映画では
バッチリ地球のシーン
(地球トップの女性が、
主人公がビートルズに紛れ込ませた
オマケを見てニヤリ、みたいなシーン)
が挿入されていた。
これは
小説を読んだ人へのサービス
なんだろうか?
余韻の先を少し見せてくれた、
みたいな。
あとエピローグでは、
小説では
主人公がロッキーの星の環境で
大きな重力の中で
何とかやっていく、
みたいな感じだったけど、
映画では
ロッキーの星に
地球の環境を再現して、
主人公はそこで生活している、
っていう風に変わっていた。
これは
そっちの方が
映像化が楽だからだろうな、
なんて余計なことを
考えてしまった。
繋ぎの謎シーン?
小説には無くて
映画にはあったシーンについて。
ボクが冒頭で書いた
「繋ぎのシーン」として
覚えているのが2つあって、
それは
- 宇宙船内のドームに地球の映像を流して2人で見るシーン(ダイジェスト)
- 過去シーンのパーティ?で女の偉い人が歌う一連のシーン
前者は
時間の経過を示すと共に
2人の関係性を映像で示す、
映画ならではの
秀逸なシーンだと感じた。
一方で後者は
ボクにはよくわからなかった。
何を伝えたかったんだろう?
小説の読者には既知のことを
映画で初見の人に
伝えるシーンだったのかな?
ボクには既知だからシーンの目的が分からなかった?
主人公とトップの女性の
プロジェクト内での立ち位置を
示してたとか?
うーん、わからない。。。
余談:ミーム汚染
どのシーンかは忘れたけど、
ロッキーが
「ハッピーハッピーハッピー」
と言うシーンがあった。
たぶん終盤の感動シーン
そのシーンで、
あろうことかボクの脳内には
猫ミーム(子猫が立った状態で前足を
パタパタさせながら飛び跳ねてるやつ)
が出てきて、
「これ監督絶対意識してるだろ!」
って思ってしまった。
小説では
「ハッピーハッピーハッピー」
っていう
ロッキーのセリフは
無かった気がするんだけど、
それは
ボクが猫ミームを知る前に
小説を読んだから
記憶のフックに引っ掛からなかった
だけかもしれない。
いやまぁ
どうでもいいんだけど。
漫画化、映像化について
プロジェクトヘイルメアリーとは
関係のない感想、というか分析?
映画化は、抽象度が下がる方向
基本的に○○化は、
具体度が高くなる方向
(抽象度が下がる方向)の方が
規模が大きくなる。
例えば
小説の漫画化や
漫画のアニメ化は
話題になるけど、
漫画の小説化、
映画の漫画化は
あくまでもサブ、みたいな。
無限の可能性が一意に定まるから、「イメージ通り」になる確率は低い
で、
具体度が上がる
(=主に見た目と声が一意に定まる)
ってことは、
「自分の思ってたのと違う!」
っていうのが
往々にして起こるわけで、
だからこそ
ファンから厳しい感想が
出てきやすい。
自分の中で
イメージが具体的に
固まっていて、
それとの比較で
文句を言うならまだしも、
漠然とした
イメージしかないのに、
具体的なものを見せられて
ただただびっくりして
反射的に
「思ってた(実際は何も思っていない)のと違う!」
と拒絶する人も
結構いるんじゃないかな?
映画化はビジネス
でも
作る側はビジネスで
やってるんだから、
目的は新規顧客に
見てもらうこと。
古参ファンの希望なんか
叶えてなんかいられない。
そもそも上述の通り、
(イメージは人それぞれ異なるので)
大多数の希望に沿うことがそもそもできない。
自分の成長を感じた
、、、っていう
「○○化」の仕組みを
理解できるようになったので、
以前のボクなら
「ここが小説と違う!」
「なんであのシーンを削除した!」
って文句ばっかり
言ってたと思うんだけど、
今回は
そういうネガティブを感じずに
感想を書くことができた。
違いは感じるけど、
そこにネガティブ要素が無かった、ということ
これは
成長したといっていい気がする。
まとめ
- 小説既読の映画、「プロジェクトヘイルメアリー」を見た
- 小説との違いについて色々考えるのが面白かった
- 当然映画の内容も面白かった
- 主人公と地球トップの女性の名前を今も思い出せないことは内緒
日常生活のなかで
映画を見ようなんて思わないから、
旅行中に雨が降って
むしろ良かったと思っている。
っていうか
そう思える映画でよかった。
以上、
それでは~



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