今使っているキーボードは
汎用のデスクトップPCを
買った時に付属してきたもので、
2013年に購入した。
これまで9年間
ずっと不調とは無縁だったけど、
最近、”A”のキーが硬くなり
上手く押し込めずに
ミスタッチ(空タッチ)が
増えてきたので、
キーボードの分解&掃除を
してみることにした。
キーボードには種類があるらしい
分解するにあたって
ちょっと調べてみると、
どうやら
キーボードには主に4種類あるらしい。
詳細説明は
リンク先に譲るとして
(というかボクには説明できない)、
今のボクに必要な情報は
ざっくりと以下のような感じ。
- メンブレン式 :安い。広く普及している
- パンタグラフ式 :薄い。メンブレン式より構造が複雑
- メカニカル式 :高い。上級者向け
- 静電容量無接点式:高い。キーを押し込まずに触れるだけで反応する
前述の通り
ボクのキーボードは
汎用デスクトップPCの付属品。
つまり初心者用の安物。
当然、
触れるだけでは反応してくれない。
なので
メンブレン式か
パンタグラフ式のどちらか。
デスクトップPC用なので
メンブレン式だと思うけど、
薄いっちゃ薄いので
パンタグラフ式かもしれない。
うーん、どっちだろ?
いいや、分解しちゃえ!
分解&清掃
不使用キーを捧げ、キーボードの種類を把握
自分のキーボードの
種類を知るため、
使わない”Homeキー”を
生贄に捧げることにした。
結果、
幸運にも
キーを破壊することなく
「メンブレン式」
であることが判明。
メンブレン式キーの外し方
メンブレン式キーボードを
外した過程はこんな感じ↓。
- 初期状態。キーボードを電気的に切り離す
- 平らで細いモノをキーの隙間に入れる。ボクはカッターの背で実行。一般的にはマイナスドライバーとか?
- カッターを傾けて、キーを浮かせる
- 浮かんだキーを指でつまみ、キーが傾いている方向に持ち上げる
- キーが外れる
指で持ち上げなくても
カッターを思いっきり
傾けるだけで
キーは外れるけど、
その場合、
キーがどこかへ吹っ飛んでいく。
キーを吹っ飛ばすことに
快感を覚える人以外は
指で外した方が無難だと思う。
ボクは指で外した
全部外して掃除した
ついでなので、
全部のキーを外して
相似することにした。
キーを外した後は
こんな感じ↓。
- ホコリがたまっていて汚い
- 掃除機で吸引。エアダスター派もいるっぽい
- 綺麗になった(?)。ボクは目立つホコリを取り除ければ充分
- キーを戻す。戻すときはキーを真上から押し込むだけでOK
分解して
「なるほどなー」と思ったのが、
液体を少しこぼしたくらいでは
回路部分に液体が侵入しないように
設計されていること。
実際、
キーを外した後のキーボードには
醤油?が垂れて乾いたような跡
が数か所あったけど、
これまで問題なく動作してくれていた。
というか今でも電気的には問題なく動作してくれている
こういう
設計思想?に触れるの、好き。
注意と補足
ということで
分解&掃除を
無事に終えることが
できたんだけど、
未来の自分に
注意と補足を。
矢印(▲)キーの向き
注意点は、
キーの向きについて。
↑の写真は
キーの裏側を写したもの。
見ての通り
左右対称な形をしている。
つまり構造上、
180度ひっくり返して
キーを挿入しても問題ない。
でも
90度ではキーが挿入できず、
無理に挿入しようとすると
キーの爪が壊れてしまうリスクがある。
キーには文字が書いてあるので
90度間違えて挿入することは
そうそうないと思うけど、
矢印キー(▲キー)だけは話が別。
気をつけましょう。>自分
“Enter”, “Shift”, “Space”の針金
“Enter”, “Shift”, “Space”には
針金がついている
(↑写真は”Shift”キー)。
キーをはめ直すのが
大変そうだけど、
右図のように
キーボード側に
針金をセットした状態で
キーを押し込めばOK。
押し込むとき、
キーがキーボードにはまった感触と
キーが針金にはまった感触があるはず。
以上、
注意と補足おわり。
分解&掃除したら「なぜか」”A”キーの不調が直った!
見た目には
内部も含めて
“A”キーが汚れている
ということはなかったんだけど、
掃除したら
ちゃんとスムーズに
押し込めるようになった。
めでたしめでたし。
原因不明なのがちょっとモヤモヤ
“A”キーが硬いという問題は
解決できたんだけど、
上述の通り
なんで解決したのかは
わからないまま。
たぶん原因は
ゴミが詰まっていたのではなく、
- ”A”を押す頻度が高いこと
- 押すときに斜め外側に力が働いていること
あたりが原因で、
キーの内部が摩耗&変形
したことによって
突っかかるようになったのかな、
と想像。
今回
分解&清掃したことで
なんかいい感じに
変形具合が変わったのかな、と。
今度また
硬くなったら、
その時は
- 他のキーと入れ替える
- ”A”キーの向きを180度ひっくり返す
等の対策を試みようと思う。
余談:挿入ミスしてた
↑の写真は掃除前後の様子。
光の当たり方が違うので、
残念ながら
綺麗さの比較は
できなかったんだけど、
比較することで
OPKLが間違った位置に
挿入されていることに気付いた。
普段文字キーなんか
見ないから気づかなかった
まとめ
- “A”キーが押し込めないケースが頻出した
- キーボードを分解&掃除することにした
- キーの外し方を学んだ
- 全部のキーを外し、清掃した
- キーボードの調子が戻った
- ただ、キーが硬い原因は不明(内部の変形?)
掃除にかかった時間は、
調査も含めて1時間くらい。
次からは
30分あればできると思う。
今回の不調を機に
ワイヤレスキーボードへの
買い替えも検討したんだけど、
まだ今のままで行けそう。
余計な出費を
避けることができてよかった、
ということにしておこう。
それでは~
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