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納豆自作の方法とコスパ【2023ver.】

〇食費
〇食費

9か月前にも
同じような内容を書いたんだけど↓、
今回はそれの更新版。

更新点は、

  • 作り方を写真付きで丁寧に書いたこと
  • コスパを式で示したこと
  • 今の物価でのコスパを求めたこと

くらいで、
「ゴミ処理関連の手間が減るのが
納豆を自作する一番のメリット」

っていう結論は変わっていない。

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納豆の自作に必要な材料

材料は乾燥大豆と市販の納豆↓。

分量は乾燥大豆200g、
市販納豆1/8パックくらい。

乾燥大豆の量は
蒸すときの容器サイズで
制限された量。

蒸す装置、発酵させる装置の
サイズが許せばもっとたくさん作ってOK。

市販納豆は種菌としての利用が目的で、
量は適当。
もっと少なくてもいいかもしれない

市販納豆は
種菌目的以外には使わずに
冷蔵庫に保管(放置)してあるので、
賞味期限をぶっちぎっている。

材料と分量
  • 乾燥大豆:200g
  • 市販納豆:1/8パックくらい

納豆の自作に必要な機器

ボクの方法では

  • 豆を蒸せる機器
  • 40℃を20時間保てる機器

の2つが必須。

ボクは

  • 蒸すのはホットクック
  • 温度維持はヨーグルトメーカー

を使っている↓。

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ホットクックでも
温度維持はできるんだけど、
20時間も拘束されちゃうと
他のものが作れないので
ホットクックは”蒸し”にしか使っていない。

ちなみに
蒸し時間は1時間。

必要な機器
  • 豆を蒸せる機器
  • 40℃を20時間保てる機器

作り方

「計量→洗い→浸水→蒸し→菌混入→発酵」
の流れ。

以下それぞれ写真付きで説明する。

計量する

乾燥大豆を200g測る↓。

洗豆&浸水する

洗って12時間くらい放置する(=吸水させる)↓。

水を吸って
200g→480gに増量した(2.4倍)↓。

蒸す

蒸し器(ホットクック)にセット↓。
このとき容器に入るギリギリが乾燥大豆200g

水200ccを入れて、
蒸し豆モードでスイッチオン↓。

1時間後、蒸しあがり↓。

写真だとなにも変わってない...
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納豆菌と混ぜる

器に残った熱湯で
容器と長スプーンを煮沸↓。

ここ、個人的工夫ポイント。
煮沸のためにわざわざお湯を沸かすのは電気代がもったいない

長スプーンで納豆をすくって↓、
量はこのくらいでOK

冷蔵庫に長時間放置でカピカピ

納豆を容器に投入↓。

同時に
蒸すときに余った熱湯を少し入れて
(豆を潰す勢いで)混ぜる↓
菌が大豆と混ざりやすくするため(効果のほどは不明)

ちなみに
納豆の賞味期限は2か月前だけど(↓)
ボクは気にしていない。
(半年前でもお腹壊さなかった)

閑話休題。

種菌を入れた容器に
蒸した豆を少しずつ入れながら
菌が全体にいきわたるように混ぜる↓。

混ぜ終わったのがこちら↓。

蒸し工程の容器サイズが
ボトルネックになって
発酵用の容器に対して量が少ない。

発酵させて完成

ヨーグルトメーカー(恒温器)で
40℃20時間セット
↓。

発酵しやすいように(?)、
ボクは長スプーンごと
容器にセットしちゃって
途中混ぜたり混ぜなかったりする。
混ぜなくても問題なくできるので、ただの気分

発酵中は結構水分が飛ぶ
(ヨーグルトメーカーの蓋に水滴がつく)。

出来上がったものがこれ↓。

写真だと
粘り具合が上手く撮れていないけど、
ちゃんと糸を引いて”納豆”している↓。

出来上がりの重さは414g。

ケースを除いた重量

乾燥大豆200gに対して
だいたい倍くらいの納豆ができる。

蒸しあがり直後の478gより
重さが減ってるのは
発酵過程で水分が飛んだからかな?

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余談?:味、食感の評価

ボクは
「納豆の味=タレの味」だと
感じている
ので味の比較はできない。

ただ食感については
明確な違いがあって、
自作品は市販品より豆の粒が大きいので
市販品よりも”マメ感”を強く感じる。

もう少し具体的に言うと
市販品は“粒の中まで完全に納豆”
って感じなのに対して、
自作品は“表面は納豆で中は豆”って感じ。

なので
自作品は市販品より歯ごたえを強く感じる。

このような違いはあるけど、
優劣は無いので個人的に特に不満はない。

コスパ計算 → 市販:0.62(円/g)、自作:0.30(円/g)

先に結論を書くと、
現状の乾燥大豆代、納豆代では
自作の方がコスパが良く、
同じ値段で2倍の納豆を

得ることができる。

以下、詳細を書いていく。

コスパは正直
数字のマジックで如何様にも
見せることができてしまう。

それがボクはイヤなので、
公平を期して(?)文字式で表してみる。

変数、定数として

  • 市販納豆のグラム単価をX、
  • 乾燥大豆のグラム単価をY、
  • 電気代をZ、
  • 400gの納豆を作るための
    種菌(市販納豆)量を5g、
  • 浸水&発酵による重量増加率を2倍

とすると、
400gの納豆のコストはそれぞれ

  • 市販:400X(円)
  • 自作:(400Y/2)+5X+Z(円)

となる。

これが自作納豆のコスパ。

とはいっても
文字式ではイメージが全く湧かないので
現在の価格を代入してみる。

一例として

  • 市販品を40g×3パックで税込74円、
    (近所のスーパーの特売価格)
  • 乾燥大豆10kgで税込4,290円、
    (2023/1/29時点でのAmazon最安値)
  • 電気代を30.4円(導出過程は後述)

とすると、

  • X=74/120、
  • Y=4,290/10,000、
  • Z=30.4

になるから
上述の400gの納豆のコストの式のX, Y, Zに
これらをそれぞれ代入すると、
400gの納豆のコストはそれぞれ

  • 市販品:246.67(円)
  • 自作品:119.28(円)

になる。

グラム単価にすると

  • 市販品:0.62(円/g)
  • 自作品:0.30(円/g)

となって
自作の方が倍安いことになる。

9か月前は
自作と市販品のコスパは
ほぼ同じ
だったんだけど、
今回は圧倒的に
自作の方がコスパが良くなった。

その理由は
乾燥大豆10kgで税込4,290円
っていうのが安いから。

このように
(当たり前だけど)
物価でコスパの良し悪しは変わるので、
一時の良し悪しで
一喜一憂してはいけない>自分

補足:電気代の導出過程

「蒸し」と「発酵」の工程で
それぞれ調理機器の最大電力で調理する
と仮定する(過大見積)。

こちら(東京電力)のツールを使うと、
それぞれ

  • 蒸し:ホットクック350Wで1時間
    → 9.27円
  • 発酵:ヨーグルトメーカー40Wで20時間
    → 21.18円

となる。

よって
両者を足して電気代は30.4円。

実際は(特に保温で)
最大出力ということは無いから、
電気代はもっと安いはず。

電気代は
自作にしか関わらない値なので、
電気代が安くなるほど
自作のコスパが良くなる方向に動く。

自作納豆、コスパは物価で変わるけど、変わらないメリットがある

納豆代、乾燥大豆代が変動する以上、
いつでも自作の方が
コスパが良いわけではない
けど、
(今は幸い9か月前より自作のコスパが良くなってるが)

自作にすることで市販品の

  • 使わないタレとカラシがかさばる点
  • パックの水洗いが面倒な点
  • 水洗い後のパックもかさばる点

といった
ゴミ処理面の面倒が解消されるため、
仮にコスパが少しくらい悪くなっても
自作の方がいいかな、と思っている。

特に
「これから捨てるだけのパックを洗う」
っていう不毛な作業は
ボクに在職時代の仕事を
思い出させていたので、
これをしなくていいっていうのは
個人的にとっても嬉しい。

まとめ

自作納豆について
9か月ぶりに改めて書いた。

9か月前は
自作納豆と市販納豆のコスパは
ほぼ同じ
だったけど、
この記事を書いた時点での
納豆、乾燥大豆の値段では
自作納豆のコスパが

市販納豆の2倍優れていた。

ゴミ処理関連の手間が減るのが
納豆を自作する一番のメリット
だ、
という考えは9か月前も今も変わらない。

以上。

それでは~

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