暑いです。
幸い、室内はエアコンなしでも
問題ないのですが、外はダメです。
日差しが痛い。
最近は湿度も高いので、
まるでサウナみたい。
...と、ここでふと思いました。
「外をサウナなら、部屋で水風呂に入れば
『ととのえる』のでは?」と。
もし実現できたら、
夏は無料でいくらでも
『ととのえて』しまいます。
夢が膨らみますね。
「サウナ→水風呂→外気浴」の順で実施すると、外気浴のときになんだかとっても気持ちが良くなる現象のこと。
まだよくわかっていないことが多いが、体験すると「たしかにこれは『ととのってる』な」と感じる。
ということで、実際にやってみました。
結果、
帰宅後の水風呂は気持ち良かったですが、
『ととのう』ことはできませんでした。
日の入り前に散歩をして体温、心拍数を上げる(サウナ再現)
サウナに入ると、
深部体温と心拍数が上昇します。
これを炎天下で再現するには、
身体の表面を重点的に温める
日光浴(日焼け)ではなく、
身体の内部からも発熱して心拍数も上がる
軽い運動が適しているはずです。
というわけで、
気温が一番高くなる14時頃に部屋を出て、
日差しは防ぎつつ2時間程散歩しました。
暑いのはもちろんですが、
服が肌に張り付いて不快です。。。
帰宅後、水風呂を準備する
帰宅後、浴槽に水を張り始めます。
事前に張っておかなかったのは、
水温の上昇を防ぐためです。
遠隔で水張りができればよかったのですが、
家賃2.3万円の部屋の浴室に
そんなものを望んではいけません。
ということで、
水を張っている間、筋トレしてました。
上がった体温と心拍数をどちらも
維持できるしちょうどいいでしょ、
という安直な考えです。
ひとりでぜぇぜぇしていると、
水がいい感じに張られました。
いざ水風呂へ!…気持ちいいけど、思ってたのと違くね?
自宅なので、事前に汗を流すことなく
水風呂にダイレクトイン!
本物のサウナ後の水風呂では、
まず水が冷たくて
入ることに躊躇してしまうのですが、
全然そんなことは無く、
すんなり入れてしまいました。
また、本物では入浴中に
なんというか意識が体内に集中されて
「血液が体中をめぐっている感じ」
を強く感じることができるのですが、
今回は全然そんなことは感じませんでした。
せいぜい
「身体にたまった熱が逃げていく」
のを感じるくらいです。
さらに、
本物ではしばらく入っていると感じられる
「呼気がひんやりする感じ」も
全く感じることがありませんでした。
...水風呂の再現、失敗です。
おそらく水温が高かったのでしょう。
水風呂の時点で
再現失敗したので当然ですが、
本来ならば「ととのう」はずの
外気浴(扇風機の風を浴びる)でも、
全然「ととのった」感は
得られませんでした。
というわけで、
無料で『ととのい』作戦、
失敗です。
でも水風呂自体は
とても気持ちが良かったので、
ちょくちょくやろうと思います。
水道代は定額なので
気にすることないですし。
異常状態の安全な再現は施設利用が無難
「ととのい」のメカニズムは後述しますが、
簡単に言うと、
- 「サウナ→水風呂」で身体が緊張状態になって、
- 「外気浴」で緊張状態を継続しつつもリラックス状態になる
ことで、外気浴時に「ととのう」ようです。
体感的に、今回の失敗の原因は
「水風呂の水温が高く、水風呂で身体がリラックス状態になってしまったため」
だと考えています。
そうではなく
「炎天下の散歩2時間では身体が緊張状態にならなかった」
可能性もありますが。
いずれにせよ
自宅で「ととのう」ことは
できませんでした。
というか
自分でやっておいてアレですが、
「ととのい」に必須な
「異常状態」を自分のさじ加減で
再現するのって、
かなり危険行為だと思います。
やめましょう。
『36歳無職の男性が自宅で熱中症。
エアコン使わず』
みたいな見出しの地方ニュースで
地上波デビューしたいなら
挑戦し続ける価値は
あるかもしれませんが(ないです)。
やはり施設でちゃんと
「ととのう」のが良いですね。
おまけ:「ととのい」のメカニズム
参考文献:医者が教えるサウナの教科書
「ととのう」というのは、
「体内で緊張状態とリラックス状態が同時に存在する状態」
のことです。
もう少し具体的に言うと、
登場人物?は
- 血中アドレナリン
- 自律神経
の2つで、
- 血中アドレナリン:多いと緊張状態、無いと通常状態
- 自律神経:交感優位で緊張状態、副交感優位でリラックス状態
です。
「サウナ→水風呂」という
異常環境に身を置くことで、
- 血中アドレナリン:多く出る(緊張)
- 自律神経:交感優位になる(緊張)
となり、
その後の「外気浴」で
正常な環境に身を置くことで
- 血中アドレナリン:減り始めるが、まだたくさん残っている(緊張)
- 自律神経:副交感優位になる(リラックス)
となります。
外気浴時に前述の
「体内で緊張状態とリラックス状態が同時に存在する状態」
が発生し、
この状態が「ととのう」と呼ばれています。
以上が現在判明している
「ととのい」のメカニズムのようです。
まとめ
- 外がめちゃくちゃ暑いので、サウナみたいだと思った
- 日中の外出後、家で水風呂に入れば「ととのい」を再現できると思った
- 再現できなかった
- でも、水風呂はめちゃくちゃ気持ちが良かった
- 「ととのえ」なかった原因は、再現が不充分なこと
- 「ととのう」には施設を利用しましょう
久しぶりに「ととのい」たくなったので、
ちょっと近所のスーパー銭湯の値段を
調べてみようと思います。
それでは~
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