前提として、
ボクのマリオ歴は
- ブラザーズ(FC)
- ブラザーズ3(FC)
- USA(FC)
- ワールド(SFC)
- カート(SFC)
- ヨッシーアイランド(SFC)
- RPG(SFC)
- 64(64)
- カート64(64)
- パーティ(64)
って感じで
かれこれ20年以上
マリオのゲームは
やってない。
やってない作品の中には
タイトルと雰囲気は
なんとなく知ってる
ものもあるけど、
内容は知らない。
こんなボクが
マリオの映画を見た感想を、
ネタバレを気にせず書いていく。
結論:1.5時間ぶっ通しで見れるくらい良かった
この映画は
実家帰省中に
アマプラで視聴した。
家でスマホで見るとなると
映画館で観るのと違って
途中で別のアプリを見たり
本を読んだり
お菓子を食べたり
トイレに行ったりと
集中力が切れちゃう
ものなんだけど、
この映画はそんなこと無く
最初から終わりまで
ぶっ通しで見ることができた。
これは
ボクの中では
最上級に良かったということ。
良かった要素を並べると、
- 映像が綺麗
- お馴染み要素が楽しい
- 話がダレない
- 散りばめられた謎&突っ込み要素
って感じ。
以下、
それぞれ感想を書いていく。
映像が綺麗でびっくり
前述の通り
ボクのマリオ歴は
64で止まってる。
なので
ゲーム実況動画で
たまに見る機会は
あると言えども、
1.5時間ずっとぬるぬる動く
高解像度のマリオたちを
見るっていうのは感動した。
それと、
ちょっと話が飛ぶけど
ボクが幼稚園くらいのころ
友達から
「うちの親がマリオの映画見るんだって」
「見に来なよ」
と誘ってもらって、
当時マリオが大好きだったボクが
ウキウキして見に行った結果、
変な恰好したおっさんが
なんかごにょごにょしてる
よくわからない映像(↓)を見せられ、
友達と一緒に
ショックを受けた思い出がある。
もちろん途中で友達と共に退席した
それら(64マリオとクソ映画)
との対比ということもあって、
今回の映画は
映像が綺麗で
(ちゃんとマリオしてて)
感動したと言ってもいい。
お馴染み要素が懐かしさをくすぐる
もちろん
映像だけじゃなく、
マリオお馴染みの要素も
懐かしさをくすぐられて
とても良かった。
っていっても
ボクが今
思い出せる具体的要素は
- 唐突に始まる現実の街中での2Dアクション
- “Princess is another castle”
- 各種マリオ音楽(のアレンジ)
しかないんだけど、
見てて
「あ~マリオの世界だ~」
と思える要素が
散りばめられていて
思い出補正が効きまくった。
ボクの人生初期は
だいぶマリオが
染みついてたんだなぁ。。。
話がダレない
ざっくりした
起承転結の流れの中に
これでもかというほど
マリオ要素が
詰め込まれていたので、
後の盛り上がり前の
“タメ”のために
敢えて盛り下げる、
みたいなことが全くなくて
ダレることがなかったのが
良かった。
正に
「こういうのでいいんだよこういうので」
の連続って感じ。
まぁ
たまに
よくわかんないシーンが
入ってくるんだけど(後述)、
それもどちらかといえば
ダレる要素というか、
「????」
って感じで
興味を引き付ける要素として
働いてたと思う。
散りばめられた謎&突っ込み要素
正直、
見る前から
今の技術で
マリオの映画を作ったら
つまらなくする方が難しいだろ
と思っていたので、
これまで書いた感想は
「まぁそうだよね」って感じ。
ここからが感想の本題。
見てて
「なんだこれ?」
「そうきたか~」
って思った点を書いていく。
異世界方式でびっくり
映画の序盤は、
現実世界の配管工の
マリオブラザーズが
地下の土管?を通って
キノコ王国とかがある異世界に
迷い込むっていう流れ。
これが
イメージと違ってびっくりした。
さすがに
流行りの異世界ものに
乗っかったわけではなくて、
人間の配管工と
人間語を話すキノコ人間や
猿、カメ、ペンギンを
同じ舞台に立たせるための
手段として使ったんだろうな。
ってことで
納得してたんだけど、
最終盤で異世界が現実に
干渉、というか侵食してて
ちょっと訳が分からなかった(笑)
異世界が現実に浸食(笑)
最後、
現実世界の街、
結構めちゃくちゃに
なってたよね。
マリオたちは
現実世界の人から
敵を倒した英雄?みたいな
扱いを受けて
家族に認められて
めでたしめでたし
って感じだったけど、
そもそも敵を現実に招いたのが
彼らなんですけど、、、
どうしてあんな
大惨事が引き起こされたかとか、
追及されなかったのかな?
そこは
しらけるから
触れちゃいけない
ところだったり?
異世界永住?異世界移住の現実通い?
「現実と異世界」に関連して、
エピローグシーンが
よくわからなかった。
最後マリオたち、
異世界に住んでたよね?
現実と異世界を
自由に行き来できるように
なったのか、
それともできなくて
ずっと異世界にいることを
選んだのか?
すっごいモヤモヤした。
現実世界で
よくわかんない敵を倒して
ヒーローになった2人は、
それをキッカケに
現実世界で配管工として
成功して平和に暮らすのでした、
異世界とつながる土管は
無くなりました、
めでたしめでたし。
であれば
綺麗に終わったんだけど、
少なくとも
そうはならなかった。
この辺は
視聴者の想像にお任せって
ことなのかな。
それと同時に、
来るかもしれない
続編のために
異世界とのつながりは
残しておいたって
いうことなんだろう、
知らんけど。
あ、可能性としては
現実と異世界がくっついちゃったっていうのもあるのか
ちょいちょい挿入される”ノイズ”
映画の面白さには
影響を与えないんだけど、
見てる最中、
あるいは後に
「で、結局あれ(ら)は何なの?」
と思わせる要素がチラホラ。
具体的には、
- なんでペンギン?
- 青い炎?星?ヒトデ?のキャラは何?
- なんでマリオと関係ない懐メロ?
- キャラの扱いの差
- キャラ属性(性格)の改変
あたり。
ひとつずつ書いていく。
なんでペンギン?
冒頭、
悪役のクッパは
ピーチをさらうのではなく、
ペンギンの国への侵略?
をしようとしていた。
なんでペンギン?
いや、
64にペンギンは出てきたけど、
そんなにペンギンって
マリオ要素強かったっけ?
仮に彼らが
64のペンギンだとしたら、
ローポリゴンの
カクカクペンギンが
今回ハイポリゴンの
くねくねペンギン?になったので
「え、これがあのペンギン?」
「なんかイメージと違う!」
って感想。
まぁ
ペンギンは
完全に物語の
歯車としての役回りで
途中でスポットが当たるとか
そういうことも
全くなかったから
別にいいんだけど、
なんかもっと別の、、、
というか
「こういうのでいいんだよ」
路線で行くなら
クッパにピーチを
さらわせるのが
一番しっくり来るんだけど、
そうではなかった。
今のピーチはもうさらわれないのかな?
それについても後述。
青い炎?星?ヒトデ?のキャラは何?
さっきの
ペンギンとは違って、
このよくわからんキャラは
ちょいちょい出てきて
意味深な発言をしてるんだけど、
結局コイツが何なのか、
さっぱりわからなかった。
キャラだけじゃなく、セリフも意味不明
いや、
別にボクが知らない
キャラだというだけで
最近のマリオを
履修してる人には
わかるキャラなのであれば、
キャラについては
特に言うことはない。
でも
それだけじゃなく、
コイツが話すセリフは
意味深なだけで
ストーリーには全く
絡んでこない
っていうのが
すっごくモヤモヤした。
このセリフに対して
考えられる可能性としては、
- もう一回見たら意味が分かるようになる
- 続編を見たら意味が分かるようになる
- 本当にただの意味深なだけの無意味セリフ
あたりだけど、
ボクは3番な気がする。
今は1を確認する気はない
特にエンディングの
スタッフロールの前のセリフとか、
マジで意味が分からなかった。
繰り返しになるんだけど、
さっき書いた
エピローグにおける
マリオたちの
現実と異世界の位置づけ
みたいなことなら、
あとは視聴者に想像させる的な
話づくりの技法?として
理解できるんだけど、
コイツのセリフは
本当に意味が分からなくて、
視聴者(ボク)に解釈を任されても
解釈のしようがない。
意味が分からない。
モヤモヤ。
このモヤモヤを解消できる
今思いつく唯一の可能性は、
コイツはボクの知らない
マリオシリーズに登場する、
意味深なだけで
無意味なセリフしか言わないキャラ
だということ。
これなら
原作通りの振る舞いを
しただけだから、
知ってる人にとっては
何も違和感はない。
軽くググったら
ギャラクシーに出てくるキャラっぽい。
意味深発言をするかどうかは不明。
なんでマリオと関係ない懐メロ?
途中で
マリオと関係のない懐メロ
(ヒーロー?等)がいくつか流れて
「は?」ってなった。
正直、
これはボクにとって
ノイズにしかならなかった。
あれは何だったんだ?
ひょっとしてこれらの曲、
マリオと関係あるの?
それとも
「現実と異世界」が
この映画の隠れテーマになってて、
この曲は現実の象徴とか?
でも
懐メロが流れてるシーンは
がっつり異世界で、
現実を想起させる内容は
無かったと思うけど、、、
もしこれが
「ファミコン世代の視聴者には
懐メロ聞かせておけば
勝手にノスタルジーに
浸ってくれるから
とりあえず流しとけ」
みたいな思惑だったら
かなり幻滅。
考えすぎかな?
キャラの扱いの差(笑)
序盤が終わり、
マリオとルイージが
異世界に放り出されるシーン。
明るいところで
キノピオ?と出会うマリオと
暗い枯れた森に
一人放り出されたルイージ。
映画の構成上
常にマリオとルイージを
出しっぱなしにするのが
厳しいのはわかるけど、
もう少しルイージの待遇は
何とかならなかったのか(笑)
あれかな?
ルイージマンションで
「暗いところで一人
っていうシチュエーション
といえばルイージ」
みたいなイメージがあって、
それが緩衝材になるから
このくらいの待遇は
いいだろってことなのかな?
その後終盤までずっと檻の中だよね?
キャラ属性(性格)の改変
その一方で、
ピーチは
「クッパにさらわれて
助けを求めるキャラ」
じゃなくて、
やたら勇ましくなってた。
当初、
違和感が凄かった。
これはたぶん
ノイジーマイノリティへの
配慮なんだろうなぁ。
別に
それでいいんだけど、
ルイージにおける
ルイージマンションみたいな
緩衝材がないから
なんだかなぁ、って感じ。
それとも
最近のマリオでは
ピーチって
勇ましくなってたりするの?
そういえばマリオRPGでピーチは
フライパンで敵を殴ってたから
勇ましいっちゃ勇ましいのか…?
あ、でも
勇ましい性格の
理由付けとして、
赤ちゃんの頃に
異世界に紛れ込んで
キノピオに育てられたから
っていうのは
なんか納得できたな。
「ピーチ=勇ましい」のイメージ後付けが出てくる予感
これは予想だけど、
今後
後付けの緩衝材として
ピーチが主役で
勇ましい役回りをするゲームが
出てくる気がする。
既にあるのかもしれないけど
それが浸透すれば、
将来
この映画とそのゲームの
どっちが先に世に出たか
わからなくなるような頃には
「ピーチ=勇ましい」が
当たり前で、
雑学ネタとして
「ピーチって実は初期は
いつもクッパにさらわれてる
キャラだったんだよ」
って言われるように
なるのかもね。
まとめ
- マリオ歴が64で止まっているボクがマリオの映画を見た
- 映画館じゃないのに、全編ぶっ続けで見れるくらい良かった
- 一言感想:「こういうのでいいんだよ、こういうので」
- 引っ掛かるところもあったけど、それは僕のマリオ歴のせいということにしておこう
それでは~
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