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森博嗣「情景の殺人者 Scene Killer」のテーマを予想して(させて)みた → 蜃気楼?

〇その他(本/映画)
〇その他(本/映画)

以前予想して
全然「これだ!」という回答に
辿り着くことができなかった、
森博嗣の10月の新刊
「情景の殺人者」の英題(↓)。

今作者の出版予定のページを見たら、
英題が更新されていた。
更新日は8/1っぽい

答え合わせができたと言えば
そうなんだけど、
同シリーズの過去2作の
タイトルと照らし合わせると
まだもやもやする点が残っている
ので、
もう少し考えてみる。

【追記】
読後の感想はこちら↓。

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過去のタイトルと作品テーマ(?)

おさらいとして、
XXシリーズにおける
作品タイトルの命名ルール
(のようなもの)を書いておく。

それは、

  • 英題が邦題の英訳(というか英単語化)
  • 英題の発音が作品テーマ(のようなもの)

であるということ。

以下に過去2作の例を示しておく。

ちなみに
「作品テーマ(?)」としているのは、
森博嗣氏が以前どこかで
「小説に”読者に伝えたいこと”なんかない。
読者が読み取ったものが全て」

的なことを(たしか)書いていて、
ボクはそれに賛同したから。

でも考えてみたら
「伝えたいこと≠テーマ」だから
別に(?)をつけなくてもいいような気がしてきた。

1作目:馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow → 風来坊

邦題:馬鹿と嘘の弓

英題:Fool Lie Bow

英題の読み:ふーらいぼう

作品のテーマ(?):風来坊

2作目:歌の終わりは海 Song End Sea → 尊厳死

邦題:歌の終わりは海

英題:Song End Sea

英題の読み:そんえんしー

作品のテーマ(?):尊厳死

歌の終わりは海 Song End Sea [ 森博嗣 ]

「情景の殺人者」の英題は”Scene Killer”

作者の出版予定のページによると、
情景の殺人者の英題は
Scene Killer
とのこと。

これは
ボクが何も考えずに挙げた
最初の候補が正解だった

ってことになるんだけど、
ボクにはScene Killerから
同シリーズ過去2作のような
作品テーマ(?)が導き出せなかった↓。

まずは何も考えずに
過去の2例を踏襲してみる。

つまり、
邦題を適当に英単語化したときに、
その読み方が作品テーマ
(社会問題?)っぽくなればいい。

邦題:情景の殺人者

英題:Scene Killer

英題の読み:シーンキラー

作品のテーマ(?):しんきら?

真(新)キラ → 森博嗣版夜神ライト?

真(新)吉良 → 森博嗣版吉良吉影?

絶対違う(笑)

森博嗣「情景の殺人者」の英題を予想してみる → ...マダオ?

今見ると
もっと真面目に考えろよ!(笑)
って感じだけど、
当時は英題が”Scene Killer”だと
わかっていなかったから
“Scene Killer”だけについて
深く考えられなかったのが敗因。

あと、
「森博嗣なら過去2作で
言葉遊びをしたからと言って
3作目も同様とは限らない」

っていうのも
深く考えることを邪魔してたかも。

ただ
英題が明らかになった今、
再度作品テーマ(?)について
真面目に考えてみたい。

「情景の殺人者 Scene Killer」の作品テーマ(?)は?

英題が確定したので、
考えるべきことは
Scene Killerの読み方
それに対応する日本語(テーマ?)
だけで良くなった。

英題:Scene Killer

英題の読み:???

作品のテーマ(?):???

Scene Killerの読み方 → しーんきらー

英題の読みはせいぜい

  • しーんきらー
  • しーんきら
  • しんきらー
  • しんきら

の4つで、
これらの違いは
長音符の有無だけなので
考える際に
特に場合分けする必要はないかと。

これら4つ以外だと、
「ん」と「き」の子音が
重なって「に」になるかも?
っていうくらい。

でも
これは美しくない(主観)ので
今は棚上げ。
“k”どこいった?ってなるし

ということで
「しーんきらー」と発音が似ていて
かつ作品テーマ(?)になり得そうな
日本語を探していく。

新記録?蜃気楼?

ちょっと考えてみた結果、
「きら」のままでは
何も思いつかなかったので
最後の子音の”a”を崩して
考えてみたところ、
それっぽい案が2つ出てきた。

新記録

連続殺人数の新記録が出るとか、
スポーツで新記録を出しそうな人が
被害者になるとか、
病気の患者数が過去最大になるとか?

とにかく
作品内に「過去最大の何か」が
登場することが考えられる。

蜃気楼

薬物を投与された人が
幻覚を見て犯行に及ぶとか、
SNSで誹謗中傷されたと
妄想した人が犯行に及ぶとか、

「ないものを見る」ことが
テーマになる
と考えられる。

Chat GPTさんにも聞いてみた

ボクの頭では
上記の2案を出すくらいが
せいぜいだったので、
最近(ちょっと前?)流行りの
ChatGPTを初めて使ってみた。

余談だけど、
在職中にこれが社内に導入されてたら
退職を踏みとどまったかもってくらい便利で
ビックリ。

でもたぶん「セキュリティ上の理由」とか言って
いつまでも導入されないんだろうな~、とも予想。

Chat GPTの回答 「死神吉良」は草

質問と回答はこんな感じ↓。

質問文にチグハグ感があるのは、これが過去の質問を踏襲した上での質問だから。

ChatGPTの回答は、

  • 詩人気質(しじんきしつ)
  • 死因判決(しじんはんけつ)
  • 四年記録(しにんきろく)
  • 歯磨き粉(はみがきこ)
  • 始終記(しじゅうき)
  • 死神吉良(しにがみきら)
  • 示唆的(しさてき)
  • 試験録(しけんろく)
  • 死因記録(しいんきろく)
  • 私信吉良(しじんきら)

って感じだった。

とりあえず
突っ込みどころとしては、

  • 「四年」って「しにん」って読むの?
  • 「歯磨き粉」は流石にないでしょ(笑)
  • 「死神吉良」が以前のボクの回答と似てて草

ってところ。

参考になりそうな点は
「シーン」を
「死因、死人」としている点。

死因記録、死人記録とかは
ありそうっちゃありそう。

おまけ:質問の仕方を変えてみた

Chat GPTへの質問のしかたを変えて、
より直接的に聞いてみた↓。

質問の質によって
回答の質も変わる
っていう
いい例が見れた。
「進化」はちょっとアリかもって思った。

今後もChat GPTを使っていこう

突っ込みどころは
色々あるけど、
Chat GPTは結構それっぽい回答を
出してきてくれた。

ChatGPTすごい。

ボクと同様
「キラー」を「記録」とする
回答があるあたり、
ChatGPTが人間(ボク)並で
すごいと喜べばいいのか
ボクにChatGPTが出力できる程度の
発想力しかないと嘆けばいいのか、、、

それにしても
「死神吉良」は思わず吹き出してしまった。

さすがに
Chat GPTの出力した「吉良」は
吉良吉影のことじゃないと思うけど、、、

まとめ:情景の殺人者のテーマ(?)、ボクの回答は「蜃気楼」

ってことで
情景の殺人者のテーマ
(というか前2作の風来坊、尊厳死に
対応する英題をもじった日本語)は何か?
に対するボクの回答候補を
まとめると、こんな感じ↓。

  • 新記録
  • 蜃気楼
  • 死因記録
  • 死人記録

ここから更に絞ると、

新記録は前2作の
「風来坊(無敵の人)」「尊厳死」
から考えるとあまりテーマっぽくない。

それに対して蜃気楼
「存在しないモノを存在していると錯覚する」、
「日本語は読めるけど文章が読めない人」
的な意味でテーマになり得る
し、
邦題「情景の殺人者」との相性も良い(主観)。

死因記録死人記録
ちょっとストレートすぎるというか、
やっぱり新記録と同様
前2作と比べてテーマっぽくない。

「死人記録」で九相図が出てきたら
ドンピシャって感じだけど、
マニアック感が否めない。

前2作の傾向から
テーマはシンプルというか
一般使用に耐えうる単語だと思う
から、
流石に死因記録、死人記録はないかな、と。

というわけで
「風来坊」「尊厳死」に続く
「情景の殺人者のテーマ(?)は何か?」
に対するボクの回答は

「蜃気楼」

内容の雰囲気としては、
「SNS上で文章が読めない人による犯罪」

ってことで
現時点でのファイナルアンサー。

また思いついたら
しれっと追記しようと思う。

【追記】
答え合わせを兼ねた
読後の感想はこちら↓。

それでは~

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