森博嗣が
「馬鹿と嘘の弓」と
「歌の終わりは海」の続刊、
XXシリーズの3作目として
「情景の殺人者」を
今年の10月に出すことを
知ったんだけど、
せっかくだから(?)
この新刊の英題を予想してみる。
※結論として
「これだ!」という案は
出なかったので、
以下はただの殴り書き※
【追記①】
なんか続いてしまった↓。
【追記②】
作者HPで英題が発表されてたので、
今度は作品テーマを予想してみた↓。
【追記③】
読後の感想はこちら↓。
XXシリーズ既刊2冊の英題のルール
既に出ている
XXシリーズのタイトルは、
- 馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow
- 歌の終わりは海 Song End Sea
これらの英題の共通点として、
- 邦題の英訳(というか英単語化)
- 発音が作品テーマ(のようなもの)
の2点が挙げられる。
英題ルールの実例
以下、
実際に既刊英題の例を挙げる。
1作目:馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow
邦題:馬鹿と嘘の弓
↓
英題:Fool Lie Bow
↓
英題の読み:ふーるらいぼう
↓
作品のテーマ(?):風来坊
風来坊って何だよって感じだけど、
読めば「たしかに」ってなると思う。
いわゆる「無敵の人」かと
2作目:歌の終わりは海 Song End Sea
邦題:歌の終わりは海
↓
英題:Song End Sea
↓
英題の読み:そんぐえんどしー
↓
作品のテーマ(?):尊厳死
尊厳死って何だよって(以下略)
「情景の殺人者」の英題を予想してみる
現時点で
作者HPの予定表に
「情景の殺人者」の英題は
書かれていない。
ということで
英題を予想してみる。
まずは何も考えずに踏襲
まずは何も考えずに
過去の2例を踏襲してみる。
つまり、
邦題を適当に英単語化したときに、
その読み方が作品テーマ
(社会問題?)っぽくなればいい。
邦題:情景の殺人者
↓
英題:Scene Killer
↓
英題の読み:シーンキラー
↓
作品のテーマ(?):しんきら?
真(新)キラ → 森博嗣版夜神ライト?
真(新)吉良 → 森博嗣版吉良吉影?
絶対違う(笑)
もう少し真面目に考えてみる
ってことで
もう少し細分化してみる。
単語の分け方
邦題の「情景の殺人者」は
前提条件として確定だから、
これの英単語化から考える。
過去2作を見ると、
単語の分け方は捻ってないので
「情景+殺人者」とする。
過去2作が単語3つっていうのがちょっと引っ掛かるけど
英単語化+それらの発音
次は英単語化。
情景は
「scene, scenery, sight, sightly, view」
とか?
読みはそれぞれ
「シーン、シーナリィ、サイト、
サイトリィ、ビュー」。
殺人者は
「killer, murder, murderer」とか?
読みはそれぞれ
「キラ、マーダ、マーダラ」。
homicider, slayerも殺人者だけど、
これらは読みが
「ホミサイダ、スレイヤ」と長くて
言葉遊びが難しそうなので除外かな?
組み合わせでそれっぽいのを探す
ってことで
情景:
「シーン、シーナリィ、サイト、
サイトリィ、ビュー」
殺人者:
「キラ、マーダ、マーダラ」
からの組み合わせてみる。
シンキラ
シナリキラ
サイトマダ
ビウマダラ
...
...
...
うん、ないな(笑)
前提条件を疑う
実は
上記のいずれかに正解があって、
ボクが上手く正解の日本語に
当てはめられてないだけ
かもしれないけど、
ここでは前提とした
「単語の分け方」を考え直してみる。
「殺人者」+「の」+「情景」だと考える
つまり、
単語の分け方を
「情景」+「殺人者」としてたけど、
「殺人者」+「の」+「情景」としてみる。
過去2作も単語3つだったしね。
そうすると、
殺人者:
「キラ、マーダ、マーダラ」
の:「オブ」
情景:
「シーン、シーナリィ、サイト、
サイトリィ、ビュー」
の組み合わせになるので
上手いこと作品テーマっぽくなる
ものを探してみると、
キラオブシン
マダオブシナリ
マダラオブビウ
...
...
...
...
...
...
マダオブシン?
マダオ武神?
くっそ強いマダオがテーマ
ってこと?(笑)
英題:murder of scene → 「マダオ武神」説
たしかに
ただのまるでだめなおっさん(マダオ)
ですら社会的に問題なのに、
それ(ら)が武神のごとく強かったら
もう手が付けられなくて
小説で扱うテーマとして
申し分ないかもしれない。
もしこれが正解だったら
ボクは森博嗣のファンを辞める。
余談:その他適当に考えた案
あとはルールを捻りつつ
社会問題的な何かと強引に結び付けて
- 情景 → jokeyで愉快犯とか?
- 情景 → JKで若年被害女性問題とか?
等々考えたんだけど、
結局英題と結びつかず
「これだ!」っていう案は
思いつかなかった。
残念。
日本語の発音が英単語になるとした場合、
「情景」は上記のように何とかなっても
「殺人者」がどうにもならない。。。
もっと前提条件を疑う
そもそも過去2作は
邦題に日本語としての
不自然さがあったけど、
今作「情景の殺人者」にはない(ないよね?)。
ってことは
これまでのパターンから
外してきてるとか?
森博嗣ならありそう。
むしろここで「外して」くるのが森博嗣では?
っていうか
森博嗣ファンならわかると思うけど、
森博嗣ってこういうところで
「外して」くる作家だから、
今回は言葉遊びをそもそもしない
っていう可能性も充分にある。
予定表に英題を載せないのも、
正にこの記事のボクみたいな読者を
踊らせるために
敢えてそうした可能性も、、、
考えすぎ?
単に
いい英題を思いつかなかった可能性や
まだ邦題が仮題である可能性もあるけど。
作者HP「小説にはテーマなど必要ない」
上の方で
「英題が作品のテーマっぽくなっている」
(風来坊と尊厳死)と書いたけど、
作者HPの
「歌の終わりは海」の作品紹介に
「小説にはテーマなど必要ないと考えている」
って書いてあるのを見つけてしまった。
これも
「情景の殺人者」の英題が
これまでの英題ルールから
外れる伏線なのでは?
考えすぎ?
考えることを放棄→自己正当化→おれがマダオだ!
読んだらわかると思うけど、
ボクは途中から(マダオ武神あたりから)
考えることを半ば放棄して
「作者も考えてない(正解がない)んだから
ボクが考えてもわかるわけない」
という着地点を目指しはじめてしまった。
こんなんでは
正解があったとしても
たどり着けるわけがない。
これは
まごうことなきマダオムーブ。
いや、
考え方どうこうってだけじゃなくって
アラフォーで独身で無職ってだけで
一般的に見たらマダオなのでは?
あ、
なんか考えが変な方向に
向かっちゃいそうだから
ここで切ろう。
まとめ:英題がどうなるか楽しみ
10月に出る
森博嗣のXXシリーズ3作目の新刊、
「情景の殺人者」の英題の予想を試みた。
過去2作の英題が割と単純だったから
それを踏襲すれば
3作目の英題はすんなり予想できるだろう
と思ったけど、
全然そんなことはなかった。
ボクの結論としては、
【本命】
過去2作と異なり、
英題が作品テーマにならない
(ので過去2作を踏襲した予想はできない)
【大穴】
murder of scene (マダオ武神)
作品テーマは
「武神のごとき強さのまるでダメなおっさん」
大穴が正解だったら
ボクは森博嗣ファンを辞める。
今回は
これといった解答が出てこなかったけど、
発売までまだ5か月あるから
(英題発表はもっと早いかもだけど)、
それまでにもう少し考えてみたい。
内容はもちろんだけど、
英題がどうなるのか楽しみだぁ~
以上。
それでは~
続き↓。
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