電力会社をグランデータから
中部電力ミライズ(以下、ミライズ)に
乗り換えたことにより、
使用した電力の細かなデータを
知ることができるようになりました。
そうなると考えることはひとつ。
そう、電気代の節約です。
まずは本末転倒を防止する(目的確認)
具体的に電気代節約の案を考える前に、
目的をはっきりさせておきます。
そうしないと
「電気代を減らすことに集中するあまり、
他の出費や手間、快適性が犠牲になる」
みたいな迷走をしかねません。
...在職時代のボクに
聞かせてあげたい言葉ですね。
ということで目的は
「QOLを下げずに全体の出費を減らすこと」
とします。
要するに、
電気代が節約できたとしても
- 全体の出費が恒久的に増えたり
- 割の合わない労力が生じたり
するようであれば、
そんな節約はしないということです。
ちなみに
「QOLを下げずに幸せに暮らす」
というのが
当ブログ(というか退職後のボク)の
メインコンセプトだったりします。
家電の電力使用割合から、減らすべき家電を絞り込む → 冷蔵庫
ミライズのマイページでは、
月ごとの「家電の電力使用割合」を
見ることができます。
すごいですよね。
ちなみにミライズのマイページで
見ることのできる他の情報の一部は
こちらの記事に書きました。
ボクの7月の家電の電力使用状況は
以下の通りでした↓。
- 冷蔵庫 :73%
- 照明 :10%
- 待機電力:9%
- 調理家電:5%
- その他 :3%
・・・いろいろと
ボクの体感とは異なる値が
飛び交っているのですが、
この結果を疑っても仕方がないので
これを正として進めます。
なので
使用割合の大きな冷蔵庫から
節電方法を考えていきます。
冷蔵庫の節電方法
冷蔵庫の節電方法をググると
いろいろ細かなことが書かれていましたが、
大きく分けると
- 庫内の冷気を逃がさないこと
- 冷却機構が発する熱を逃がすこと
の2つでした。
言われてみれば当たり前ですね。
そんな中勉強になったのは、
- 冷蔵室はスカスカの方が良く
- 冷凍室はパンパンの方が良い
ということです。
冷蔵室は冷気の流れを
妨げないように間隔を空けて
入れた方が良く、
冷凍室は凍ったモノが
保冷剤としてはたらくため
詰めて入れた方が良いらしいです。
なるほど~。
ボクの現在の冷蔵庫は
冷蔵室のモノの配置がいい加減なため、
冷気の流れを意識して
配置し直そうと思います。
一方、冷凍室は
「空になったら買い出しに行って
満タンにする」という運用なので、
常時高充填率を保つのは難しいです。
それ以外はだいたい対策済みなので、
なんだか節約効果は低そうです。。。
稼働率を減らす方向でも対策したい
上述の冷蔵庫の節電は
電力効率改善策であり、
冷蔵庫が常時稼働していることには
変わりありません。
ひとつくらい稼働率を下げる対策を
立ててみたいので、
日ごと、時間ごとの電力使用量のグラフから
電気代節約できそうなものを見ていきます。
日ごと、時間ごとの電力使用量を確認する → 乾燥機
ミライズのマイページでは、
日ごと、時間ごとの電力使用量を
見ることができます。
すごいですよね。
日ごとの使用量のグラフを示します↓。
電力使用が多い日が3日ありますが、
これらはいずれも
洗濯乾燥機を動かした日です。
もう少し細かく見るために、
- 洗濯乾燥機を動かした日と
- 洗濯機だけを動かした日の
時間ごとの電力使用量を示します↓。
グラフより
- 洗濯乾燥の消費電力量:1.7kWh
- 洗濯の消費電力量 :0.3kWh
↓ - 乾燥の消費電力量 :1.4kWh
ということがわかります。
日ごとの使用量のグラフから、
洗濯乾燥機を使わない日の電力使用量は
だいたい2.5kWhくらいです。
つまり乾燥機の電力量は、
乾燥機を使わない日の1日の電力量の
半分以上を占めていることになります。
(1.4kWh/2.5kWh=0.56→56%)
これを減らしたら、
結構電気代減りますよね?
減らしましょう。
乾燥機の稼働率を下げる方法 → 普通に干す
Q:
乾燥機の稼働率を減らすには
どうすればよいか?
ただし洗濯頻度(週1回)は
変えないものとします。
A:
普通に干せばよい。
ということで普通に干すことを検討します。
普通に干すために必要なモノとその有無は
- 物干し竿 → ある
- ハンガー → ある
- 洗濯ばさみが沢山ついたやつ → ない
です。
なので、
洗濯ばさみが沢山ついたやつの値段
が
乾燥機をN回非稼働にした時の節約額
より安くなれば、
長い目で見たときに
全体の出費が減る
ことになります。
ここで出てきた「N回」については
後で触れます。
コスト試算してみる → 26回以上非稼働なら目的達成できる
まず
乾燥機を1回稼働するときにかかる
電気代を計算します。
現在の電気単価は28円/kWhです。
(燃料費調整額、再エネ発電促進賦課金を含む)
1回の乾燥に使う電力量は1.4kWhなので、
1回の乾燥にかかるコストは
1.4kWh/回×28円/kWh=39.2円/回
です。
次に
洗濯ばさみが沢山ついたやつの値段ですが、
これは適当に1,000円とします。
1000円÷39.2円/回=25.5回→26回
なので、
26回乾燥機を非稼働にすれば
洗濯ばさみが沢山ついたやつをペイできる
ことになります。
(上述のN回=26回ということ)
乾燥機の非稼働回数が27回目以降になると
全体の出費が現在よりも減っていき、
冒頭の目的を達成できることになります。
実際には洗濯ばさみが沢山ついたやつの
値段は1,000円ではないでしょうし、
電気単価は変動するので
計算通りとは行かないでしょうが、
少なくとも
乾燥機を非稼働にすることで総合的に損する
という事態にはならなさそうです。
なお、
洗濯物を干す手間はボクのQOLを下げない
という前提です。
過去数年間、
洗濯物を干していた経験があるので
この見立てが正しいものだと信じています。
おまけ:乾燥機の効率を上げる方法 → 乾いたバスタオルを入れる?
ググっていたら、
こんな記事を見つけました。
要するに
あらかじめ乾燥しているものを
洗濯物に混ぜることで水分密度を減らし
乾燥時間を短縮する(乾燥効率を上げる)
ということらしいです。
なるほど~
この記事にある本の著者の本が
図書館にあったら借りて読んでみようと
思いました。
→あったので近いうちに読みます。
まとめ
- 電力使用状況が細かくわかるようになったので、電気代を減らしたくなった
- まずは電力使用率70%超え?の冷蔵庫の節電対策を調査した
- 効果的な対策は無さそうだった
- 次に電力消費が大きい乾燥機の非稼動化を検討した
- 1回非稼働にすると39円節約できる計算だった
- これは干す手間や道具の費用を考慮しても、効果のある対策になりそう
来月のミライズのマイページを見るのが
今から楽しみになってきました。
こんな些細なことを楽しみにできる
今の生活が大好きです。
あー退職して良かった!
それでは~
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