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【払う側に】更新保証料の謎【何の対価もない】

〇お金
〇お金

賃貸保証サービス会社からハガキが来た。

曰く「更新保証料1万円を払え」↓。

去年は
退職手続きや失業保険手続きの
優先順位が高かったから
疑問に思いつつも
ノールックで支払った
けど、
今回は真面目に疑問に感じたので
この更新保証料について少し調べてみた。

その結果、
更新保証料とは
「存在意義が不明であることに加え、
部屋を借りてる側に何の得もないのに
なぜか”借りてる側が支払うもの”として
定着してるっぽい謎料金」

という結論に至った。

これがまかり通っている理由は、
おそらく

  • 法が整備されていないっぽいことと
  • 借りる側と貸す側の不動産知識の偏り

によるものではないかと。

つまり
ごねたとしても
どうにもならなさそう
なことが
わかったので、
本記事は賃貸における
更新保証料についてのただの愚痴。

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賃貸保証サービスとは?

はじめに
“保証”の意味は以下の通り↓。

1 間違いがない、大丈夫であると認め、責任をもつこと。「品質を―する」「彼の人柄については―する」

2 債務者が債務を履行しない場合に、代わって債権者に債務を履行する義務を負うこと。「―責任」

デジタル大辞泉

今回の場合2番目の意味になるのかな。

  • 債務者=借りてる側
  • 債務を履行=家賃を支払う
  • 債権者=貸してる側

ってことだと思う。

つまり
賃貸保証サービスとは、
「借りてる側が家賃を払わなかったときに
代わりに家賃を支払ってくれるサービス」

のこと。

ただし、
あくまでも”一時的に支払う”だけなので、
その後賃貸保証サービス会社は
借りてる側に家賃を(利子付きで)請求する。

そう、
借りてる側は結局家賃を
支払わなければならず、
このサービスの恩恵を受けているのは
貸してる側なのである。

サービスの存在意義→わかる。更新料の存在意義→わからない

初期保証料を
契約時に借りる側が支払うのは
「将来自分が家賃を支払えなくなった
ときに備えた前払い(プール)」

として理解できるけど、
更新料も借りる側が支払うのが謎。

っていうかそもそも
更新料が発生すること自体が謎。

だって
仮に家賃滞納が発生したとして、
それが発覚した時点で
保証会社が動き出すわけだから、
家賃滞納期間
(=賃貸保証サービス会社が
一時的に支払う家賃の総額)って
借りてる側が住んでる期間と
無関係だよね?

それなのに
なんで更新料がいるの?

筋の通った理由が思い浮かばない。

思いつくのは
「保証会社の人件費
(というかランニングコスト)を
賄うために借りてる側からも定期的に
お金を回収してる」とか?
我ながら酷い理由だ...

ビジネスには「相手を騙す」成分が含まれるとはいえ、、、

ビジネスって
多かれ少なかれ
相手を騙してお金を貰うっていう
側面があるけど、
少なくとも
「お金を払う側が対価を受け取る」
っていう体は保ってると思っていた。

でも
この更新保証料に関しては
その体が保てていないように
ボクには思える。

借りてる側が
更新保証料を支払うことで
得られる対価 is 何?

仕組みに筋が通っていない気がする

事故や病気の保険だったら
「いつ起こるかわからないことに
対して毎月保険料を支払い続ける」
っていうのは納得できる。

でも家賃滞納の場合は違うよね?

「いつ起こるかわからない」と感じるのは
借りる側じゃなくて貸す側だよね?

そして
借りる側は契約時に
初期保証料を支払っているので、

賃貸保証サービス会社が
一時的に建て替える資金は前払い
(というかサービス会社にプール)済みでしょ?

だったら
更新保証料は
貸す側が払うのが筋なんじゃないの?

別の側面からもうひとつ。

そもそも借りる側が潜在的に
家賃を滞納するような人なら
(初期保証料はともかく)
更新保証料なんか払わないのでは?

極論すると
現状の更新保証料って
家賃を滞納する確率が低い人から
家賃滞納の可能性をダシに
お金を巻き上げているだけなのでは?
巻き上げるなら滞納可能性の高い人からにしてよ!
いや、そもそも更新保証料は貸す側が払えよ!

...ふぅ。

吐き出してスッキリした。

更新保証料、
しょうがないから明日振り込もう。

余談:そもそも”更新料”ってなんだよ

「更新保証料」から
少し拡張するんだけど、

そもそも”更新料”ってなんだよ

っていう話。

だって
ボクら借りる側は
毎月家賃を払ってるんだから
そこから更に数年ごとに
お金払う必要なくない?

そんなことするなら
更新料分を月割りにして
家賃に上乗せした方が
借りる側からしても
「損した感」がないし、
貸す側にとっても
更新料(相当)の取りこぼしが
無くなるから得じゃん。

にもかかわらず
更新料なるものが存在する
理由として考えられることは、

  • 貸す側が既得権益を失いたくないこと
  • 借りる側に算数が苦手な人が多いこと

くらいかなぁ。

貸す側が既得権益を失いたくない

「更新料」とは、
Google先生曰く

借家・借地などの契約更新の際に、借り主から貸し主に支払われる金銭。借家・借間の場合は家賃の1か月分から2か月分を支払うこともある。関東地方に多い慣習。

デジタル大辞泉

ということらしい。

知らなかったんだけど
この「更新料」という言葉、
不動産関係でしか
使わない言葉っぽい。

言われてみれば
たしかにそうかもしれない。

そして一層
ローカルルール感がプンプンしてきた。

実際、
Google先生も「慣習」であると言っている。

「慣習」っていうのは

1 ある社会で古くから受け継がれてきている生活上のならわし。しきたり。「古い―を破る」

2 慣れること。習慣となるようにすること。

「日本人民は未だ憲法国会に―せざる人民なり」〈小林雄七郎・薩長土肥〉

デジタル大辞泉

とのことで、
その慣習の対象が
現在意味をなしているかどうか
については言及していない。

昔は夜逃げ等に備えて
貸す側は一定期間ごとに
「家賃が払えなくなった時の保険」として
更新料を回収していたのかもしれないけど、

今はそれこそ
家賃保証サービスがあるから
「家賃が払えなくなった時の保険」
としての更新料は不要。

でも
仕組みを決めるのは貸す側なので、
意味があろうがなかろうが
貸す側にとって都合の良いことなら
「更新料」は仕組みとして残り続ける。

更新料が
現在も存在しているという事実から、
更新料は貸す側にとって
都合のいいモノなんだろう、
きっと。

借りる側に算数が苦手な人が多い

じゃあ
どうして更新料が貸す側にとって
都合がいいモノなんだろうと考えると、

それは
借りる側が「月々の家賃」だけで
部屋を選ぶ場合が多いからでは?

もしそうなら
月々の家賃の数字を
本当に回収したい額より下げて
不足分を更新料として
回収するほうが
入居率が増えるので
貸す側にとって都合がよくなる。

貸す側が
自分にとって都合の良いことを
わざわざ無くすことはないので、
更新料は存続し続ける、
ということかな。

今思ったけど、
更新保証料について
把握してなかったボクも
この「月々の家賃で選ぶ人」
に属するのかもしれない。
さすがに更新料は考慮してたけど

そもそも不動産が足元見られやすい構造

不動産って
借りる側と貸す側の経験値というか
知識差が半端ないにもかかわらず
法整備があまりできてないらしいから
(海外にも更新(保証)料ってあるのかな?)
”部屋を借りること”自体が
既に不利な立場ってことだよね。

それなら
「サービス会社側、貸す側は
もっといくらでも借りる側から
ぼったくれるにもかかわらず
更新保証料が年間1万円で済んでて
マシな方なんだ」
って感謝するほうが
いいのかもしれない(皮肉)。

さすがにひねくれすぎかな?

貸してる側の言い分が知りたい

今回ボクは借りる側の立場で
一方的に書きなぐっただけだから、
是非貸す側、
家賃保証サービス側の人の言い分を
聞いてみたいところ。
(なお本ブログの閲覧者数)

そっちの立場の人がコレを読んだら
ボクが頓珍漢なことを書いてるように
見えるのかな?

まとめ

  • 更新保証料の請求が来た(1万円/年)
  • 更新保証料とは、”家賃保証サービス”の更新料のこと
  • 家賃保証サービスとは、家賃滞納が起きたとき一時的に家賃を立て替えるサービス
  • 借りる側は部屋の契約時に保証料を払っているので、このお金がサービス業者にプールされて完結のはず
  • にもかかわらず、なぜか更新料を払わされる(今回来た請求)
  • 家賃保証サービス業者からサービスを提供されるのは貸す側なんだから、仕組みの構造的に更新保証料は貸す側が払うべきでは?
  • 不満しかないが、仕組みを作ってるのが貸す側だし、法が整備されてないっぽいのでどうしようもなさそう
  • 貸す側、家賃保証サービス側の言い分を聞いてみたい

それでは~

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